どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「アンディ・ウォーホル・ダイアリーズ」

2022年03月18日 | 映画
Netflixのドキュメンタリー・シリーズで「アンディ・ウォーホル・ダイアリーズ」を鑑賞。大学時代にハマって大好きだったウォーホルとその周辺の人達でしたが今ドキュメンタリーは後期の時代にスポットを当てた内容でした。今や同じような年齢になっているので興味深くも見れました。ゲイだった部分がやたらと強調された内容で結構知らなかった一面や人物との関係性が知れました。知らなかった作品も見れたり当時の映像なんかも沢山見れた。膨大な素材を素早い編集と音楽そしてA.I.で再現されたウォーホルの声のナレーションで紹介してくれます。
編集は見事だと思います。
ただ内容は昔買ったのは良いけど殆ど読まなかった彼の日記がメインなので全体的にグダグダと脈絡無く続く感じもありました。日記の内容の背景なんかが知れて興味深い部分もありましたが全体的には少々傍観するような感じもありました。
80年代の中期はエイズが流行り問題になってたのを思い出しました。怖かったですね。現在のコロナ禍とも似た面もあったかなと思ったり。
色々とウォーホルの知らなかった一面や背景が知れて興味深かったですが、個人的にはそういう事より芸術とは何でもありでモノの味方や視点を変えて見てみる事とか考え方とか楽しみ方とか作品や映画から彼にはとても影響を受けました。




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「東海道四谷怪談」

2022年03月17日 | 映画
子供の頃、怖がりで幽霊や怪談とかに怯えてましたが四谷怪談はお岩さんが可哀想で怖いんだけど感情移入もして…みたいな複雑な感覚で見て印象に残ってました。多分、仲代達矢が出てた映画を見たんだったと思う。
Netflixに「東海道四谷怪談」という中川信夫監督の天地茂と岩杉嘉津子主演の映画があり久しぶりに1959年の四谷怪談の映画を大画面にて鑑賞。
尺も短めでテンポ良く進みイメージ場面というか映像的に実験的な見せ方とか歌舞伎のような流れが今見ても新鮮に見れました。主人公の伊右衛門って男はとにかく沢山人を殺すし最低な奴でしたね。その割に弱い所や後悔の念を見せる所もあったけど。因果応報というか最後は当然の報いを受けて終わります。お岩さんの醜くなった顔とか髪と共に皮膚まで剥がれて血が出てる描写とかゾッとする怖さがちゃんとありました。哀しいけれど恐ろしい映画でした。最後は綺麗な姿のお岩さんの姿に少し救いも感じられました。
日本の有名過ぎる怪談物語を久しぶりに見直せて良かったです。


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「ザ・バットマン」

2022年03月15日 | 映画
劇場でレイトショーにて「ザ・バットマン」を鑑賞。劇場チケット売場とかリニューアルされてました。友人の間で賛否両論のようですが内容とか殆ど知らないまま見ました。個人的には「バットマン」は昔のポップで明るいテレビ版が好きだったりするのですが今作は暗い方向みたいですね。しかも3時間もあるとか!なかなか映像も音楽もしっかりした作りで飽きずに見れましたがイマイチ感情移入は出来ないまま展開を追っていたような見方でした。謎解き要素もありスリラー映画というか「セブン」に似た印象も受けたりもしました。キャットウーマンにペンギンにリドラーというキャラクターが次々に出てきてそんなに出るとは知らなかったのでワクワク出来ました。
今作のキャットウーマンも魅力的でした。全体的に面白く見れたし楽しめたんだけど感動や衝撃みたいなものは無かったような気もします。長いだけあって見応えはあり、ちゃんと物語も完結するのは良かったです。


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「ワイルド・スピード ジェットブレイク」

2022年03月15日 | 映画
中古レンタル落ちブルーレイを購入して劇場で観て以来に「ワイルド・スピード ジェットブレイク」を鑑賞。
沢山シリーズあるから忘れてたり混ざったりしてますが普通に見始めると勢いに呑まれてアッという間に時間が過ぎているような感覚でした。カーアクションと登場人物のキャラクターの魅力が良いですね。ド派手でアホみたいに無茶苦茶なカーアクションは見ていて爽快!
劇場版より少し長いディレクターズ・カット版というので初めて見たのですが、何処が長くなってたのかは分かりませんでした。
特典映像も沢山収録されてて興味深く見れました。監督は睡眠3時間の生活だったんだね。色々凄いなぁ。
CGじゃない実写のカースタントは迫力がありますね。かなりCGで後処理はされてますが。
次で10作目になりますが2部作になるとか?監督は同じという事で楽しみです。


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「トム・ホランドの世にも恐怖な物語」

2022年03月13日 | 映画
トム・ホランド監督のホラー系短編のオムニバス映画「トム・ホランドの世にも恐怖な物語」のDVDを衝動買いして早速鑑賞。ちょっと期待してたんですが作りは自主映画みたいでCGの出来も酷かった。トム・ホランドが「ミステリーゾーン」のようにホストとして各話の紹介をしたりして進みます。
各話短いので多少つまらなくてもさぁ次はどうかな?と見れました。不倫ネタが多かった印象で何気に有名俳優も出てたりしました。つまらないのもあったけど脚本が面白くて楽しいものや憎めない作品があり案外楽しめました。
簡単に各話を感想を以下に。

1話 不倫に怒り妻を殺した男が逃亡しつつカーナビと会話して…みたいな話、車内とカーナビ画面だけで展開します。最後に出てきたMel's drive inというロケ地は行った事ある場所で看板が懐かしいと思った。
2話 彼氏に浮気された女に怪しい死神か悪魔の使いみたいな男が現れてある提案を受けるという話。CGや合成は酷いけど話としては案外よく纏まった内容でした。
3話 爆弾もの。ほぼ密室劇。また不倫絡みもの。脚本が面白くて意外な展開見せたり楽しめた。主演がノア・ハサウェイだったようだが子役時代しか知らなかったので全然分からなかった。
4話 鏡の世界に入るという内容で主演はレイ・ワイズ。今作のCGは他のエピソードよりはマシな仕上がりだったと思う。話には惹かれましたがオチはまぁまぁ。
5話 バイトという未来の見えるというドラッグの話。何でか狼男や狼女に変身しちゃうという変テコで憎めない内容。低予算だから色々とチープ。
6話 電磁パルス攻撃で死が迫る中、ひとつしか無いシェルターを巡っての醜い争いが描かれていた。結局は…というオチも含めて短編としてなかなか面白くみれた。
7話 発想が面白いタブレットに宿る殺人鬼の話。殺人鬼の殺気に満ちた表情や奇想天外な設定というか描き方が良かった。なかなか楽しめた。
8話 悪魔召喚の呪文を唱えて現れたのはピザの配達人。何章にも渡って展開する長めの先が読めるけど流れには起伏や変な可笑しさと意外性のあるもので面白かった。
9話 ヴァンパイアもの。MTVというかイメージ映像みたいな感じで物語的には大したものが無く正直つまらない。これが最終話とは!



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「スウィート・ヒアアフター」

2022年03月13日 | 映画
題名だけホラーの映画祭だったかで知り気になっていた映画「スウィート・ヒアアフター」を鑑賞。ホラー映画では無かったです。だけどミステリー仕立て的な展開で興味深く見れました。
スクールバスの事故について徐々に明らかになってゆきますが最終的には何かスッキリしない微妙な終わり方をします。登場人物それぞれが抱える過去や償いみたいな心情が地味に伝わり一筋縄ではいかない複雑な想いが重く気持ちの悪い感覚を残しました。
だけど何かちゃんとこの映画が描きたかったものというのは理解出来ていない気がします。
97年のカンヌ映画祭のグランプリ作だとの事。




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「サラブレッド」

2022年03月12日 | 映画
少し見て止めたままだった映画「サラブレッド」を鑑賞。猫達のお世話で留守番しつつ見たので途中で猫のトイレとか面白行動に目が行きあまり集中しては見れなかったのはあるけれど、展開が怠くて感情移入も出来ない変な空気感の映画だと思いました。主演女優の2人の存在感ある顔付きとか不気味で先が読めそうで読めない気持ち悪さと可笑しさがあった。印象的なのは長い1カットで描く肝心な所を見せないで音や動きで見せる場面でした。
エグい内容の部分もあるのですが直接的に見せない演出が想像力を刺激して一層凄いものにしていたと思います。
だけど全体的には何かイマイチ全貌が掴みにくく最終的にも何かすっきりしない映画でした。独特の雰囲気はありました。




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「ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ、自由への闘い」

2022年03月08日 | 映画
Netflixのドキュメンタリー映画「ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ、自由への闘い」を5.1ch 大画面で鑑賞。ウクライナとロシアが現在戦争状態ですが、その背景が少しでも分かると良いなと見たのですが凄まじい内容でした。それも数年前の出来事であり同じ国の人間同士がぶつかり合い戦争のような酷い状態になってしまっているという過激なものでした。
信じられないような展開を見せる映像だけ見てると居た堪れない気持ちになりました。その背景を深くは理解出来ていないから何とも言えないのですが西側諸国側に付くかロシア側に付くかという対立と政治が深く絡んでいて難しい問題だと考えさせられました。
国と自由の為と一方の側の視点だけで描かれている為、何が正しいのか分からなくなる部分もありました。
現在の戦争もそうですが最終的に暴力や破壊に走って抑え込もうとする方が酷いと感じます。そんな圧力に屈せず抵抗する人々の勇気と力には感服させられました。国民の声という事ですが西側とロシアが裏で絡んでいるのが想像出来てどちらにも主張や行動があるので嘘や揺動も多くて真実が見えにくいですね。
現在の戦争も同じような構造が感じられます。力の差や破壊が更に酷い事になってますが自由と平和な生活が早く戻ると良いですね。戦争反対!


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「闇はささやく」

2022年03月07日 | 映画
Netflixでアマンダ・セイフライド主演のホラーっぽい映画「闇はささやく」を5.1ch 大画面で鑑賞。昨日見た「チェンジリング」のように静かに展開するしっかりとした映像のドラマでしたがなかなか全貌が見えて来ずで集中力や興味の持続がちょっと続かない感じもありました。何となく先も薄らと読めたりで突然そんな流れに突入して安易に展開してゆきました。ある意味ショックではあったけど。段々と旦那の最低な面が明らかになってゆき、どんどんドン引きする方向に向かい嘘付く奴って本当にムカつくなぁ。というイライラみたいなものを感じました。
幽霊とか意味深に出て来ますが結局は最低な旦那の正体が判明して最悪の結末を迎えるという後味悪いだけの映画だったようにも思いました。
脇役でカレン・アレンやF・マリー・エイブラハムが出てました。


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「チェンジリング」

2022年03月06日 | 映画
今度ブルーレイで再発売されるという映画「チェンジリング」の広告を見て見直したくなり前に発売された時に買った画質がイマイチだったブルーレイソフトで久しぶりに鑑賞。字幕版で。
とても静かに淡々と展開してゆくのですがジョージ・C・スコットの芝居や佇まいや建物の美術に惹きつけられて不思議な緊張感の積み重ねでゾクゾクする恐怖感が盛り上がる幽霊物語となってます。冷たく哀しい感覚と娘を亡くして失意の中、幽霊の波長に同化して救ってやりたいと謎に向かう主人公の姿や姿勢に感情移入も出来ました。
オチは知っているのですが、そこに向かう過程がとても恐ろしくも興味深く描かれてます。ポスターにある少女の表情や水中の幽霊の姿や火事の屋敷の場面は当時のテレビCMでのインパクトも大で恐ろしくも記憶に強く残る場面でした。短くもやっぱり凄く印象に残る今や好きな場面です。
再発売されるブルーレイの画質が良いならストレス無く見れるだろうし好きな映画だから欲しいけれど今日見れたし暫くは良いかな。中古で安く手に入れば買っても良いかもですが。
日本版のテレビCMとか収録されてたら見直したいなぁ。


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「悪魔の毒々モンスター」

2022年03月05日 | 映画
久しぶりに見たくなって緊急猛毒エディションという3種のバージョンの収録されたDVDで「悪魔の毒々モンスター」日本公開版を鑑賞。公開時に大阪松竹座の大スクリーンで見た事をよく覚えてます。記憶している日本公開版とは印象が違ってる箇所が結構ありました。残酷場面はネガポジ反転したような青いフィルター加工がされてた筈で盲目の娘とのモンタージュ場面や戦車の出動場面の編集ってあんなにしつこい繰り返しになってたっけ?って思った。後でディレクターズ・カット版みたいな方も確認してみたらスムーズな編集になってた。
DVDの画質はイマイチでしたね。
VHSで日本公開版の印象に近いのも持ってた筈だけど確認まではしませんでした。
ホラー映画と思いきや最後は温かい気持ちにもなれちゃうヒーロー映画でもある何ともユニークな愛すべき作品です。結構型破りだけど好みの映画の要素が沢山詰め込まれた映画だったと再認識しました。「フランケンシュタイン」「狼の挽歌」「デスレース2000年」「グレムリン 」なんかの要素があったと感じました。
ヒロインの女優もセクシーで可愛い。
大袈裟な芝居のキャラやエキストラ達が素人臭いけど生き生きとした姿を見せてくれてます。編集もテンポが良くて見始めたらあっという間に最後まで見てしまったという感じでした。
後のトロマの映画のような無茶苦茶さや勢いというものに比べると案外普通に纏まった娯楽作という印象も受けましたが初めて見た時のインパクトと予想外の面白さは不思議な衝撃でした。


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「エビータ」

2022年03月05日 | 映画
DVDで「エビータ」を鑑賞。マドンナの主題歌が好きで映画も気になっていた。撮影が美しく音楽と編集の流れが良くてなかなか見応えありました。
物凄く良かったとか感動したという訳でも無いけど音楽と歌が盛り上がる瞬間が映像的にも壮大で良かった。
詳しくは知らなかったのですがエビータという人がどんな人だったのかをいくつかの視点で描いてあり曖昧ではあるけど良き部分と悪き部分と色々とあって人間味と強さも感じられました。
元はブロードウェイのミュージカルという事ですがエキストラの数や陰影の美しい撮影のロケーションとか衣装とか映画ならではの良さもありました。
マドンナの歌も良く好きだった曲が幾つものアレンジで何度も登場して歌詞と音楽で惹きつけてくれました。


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「レッド・ノーティス」

2022年03月04日 | 映画
Netflixの過去最高の製作費だというドゥエイン・ジョンソンにライアン・レイノルズにガル・ガドットという旬なスターが出演している映画「レッド・ノーティス」を鑑賞。それぞれのキャラを活かしたアクション・コメディ娯楽大作でした。飽きる事無くテンポ良く物語も意外な展開もあったりして楽しく見れました。劇場のスクリーンで見るともっと良かったとは思います。
だけど暫くすると内容忘れちゃうような面白いけど後に残るような印象的で新しいものというのは無かった気もします。深い事考えず楽しむのに良いポップコーン・ムービー。


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「史上最悪のルームメイト」

2022年03月03日 | 映画
Netflixのドキュメンタリー・シリーズ「史上最悪のルームメイト」を鑑賞。
ルームメイトという慣習にあまり馴染みが無いですが色々と恐ろしいですね。酷い嘘付きやゾッとする内容で怒りと恐怖を感じました。サイコパスですね。今作の製作はブラムハウスTVとの事。アニメの再現映像とインタビューで構成されたシリーズでした。
各話の荒筋と感想を以下に記す。

1.おばあちゃんが薬を盛って住人を殺して7人も庭に埋めていたという内容。まさかの展開でした。

2.ルームメイトとなった孤独な男が一方的に女性に恋して叶わないと殺害。
無関係だと嘘付きまくってたが、ある行動から遺体の発見に至り逮捕された。女性がルームメイトに男をという選択は危ないと思った。嘘付きの太々しい行動に怒りが込み上げた。

3.マラソンマンの詐欺師の内容。被害者は沢山いて殺人未遂も起こしているのだが現在も逃げたままだというのがゾッとする内容。
嘘付きは治らないサイコパスの怖さ。
殺されそうになった女性の話が怖い。

4.不法住居占領男の話。法律を楯に病的に恐ろしい迷惑行為を繰り返して最後は殺人まで犯した上に自殺という最低最悪の結末。
頭の良い詐欺師はとてもやっかい。人生を狂わされた人達の今後が少しでも良い方向に向かうと良いですね。





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「ニードフル・シングス」

2022年03月02日 | 映画
スティーブン・キング原作の映画「ニードフル・シングス」を鑑賞。昔見たかなぁと思ったりしたけど多分初めての作品でした。キングらしい内容の物語で舞台はキャッスル・ロックで最後には大規模な火災に爆発もありました。映画はとても丁寧に作られていて細かいディテールの積み重ねが効いていた。役者陣の深みのある芝居や表情があり複数の展開が編集で上手く進行する流れがありました。監督は何とチャールトン・ヘストンの息子さんだったとか。最終的には都合の良過ぎる展開も少し気にもなりますが興味深く面白く見れました。




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