A Day in The Life

主に映画、ゲーム、同人誌の感想などをコンクリートミキサーにかけてブチまけた、ここはいいトシしたおっさんのブログ。

塚口サンサン劇場「マガディーラ勇者転生」&「太陽の牙ダグラムドキュメント」観てきました!

2018-10-25 23:36:56 | 映画感想

 えー、昨今のサンサン劇場の上映スケジュールを見るにつけ、こりゃ1日1本じゃ足りないよなと判断したわたくし、今日は無理して2本見ることにしました。
 まあこのあともカウボーイビバップとかイデオンとかバーフバリ2連続マサラとかあるんですけどね……ほんとに何考えてんだこの映画館は……。
 というわけで感想です。今回も別にネタバレが致命的な作品でもないのでネタバレ反転はなしで。
 まずマガディーラ、今回が初見です。
 本作はタイトルにあるとおりいわゆる転生モノで、400年前に恋人を失った勇者が現代に転生したというもの。
 かつての恋人、そして宿敵までもが現代に転生し、400年前の妄執が現代に蘇る!
 バーフバリが親子三代に渡る物語であったのに対し、今回は転生という形でやはり愛と憎しみが継続されているという点がいかにもインドの世界観といった感じです。
 あとどうでもいいんですが、マサラ上映のせいでTWINのロゴ見ると脊髄反射で絶叫しそうになるんですがそのうちほんとに絶叫しそうで怖い。
 タイトルがあまりにもダサかっこよくて一撃でハートを持っていかれました。
 さて今回はバーフバリと違って現代も描かれているのが印象的。
 しかしながら今回の敵役・軍司令官ラナデーヴの生まれ変わりであるラグヴィールは、主人公・ハルシャの正体を知るために祈祷師であるゴーラの力を借りるなど、現代であってもやはりそういう文化が根強く残っている描写があったのが印象的でした。
 わたくしバーフバリを何回も観たせいでなんかいろいろマヒしてきたのか、冒頭で突然ダンスバトルが始まっても「まあ、インドだからな!」で納得できました。
 というか劇中での超常現象(例:ダンスで石化、ダンスで石化解除、ダンス中に空を飛ぶなど)はぜんぶ「インドだから」で片付きます。
 前半部分の現代パートはダンスシーンも含めてコミカルなシーンが多くて笑えました。
 特にヒロイン・インドゥへの仕返しパートは本編中でもいちばんの笑いどころかと。
 対して後半部分の前世パートはシリアス。
 特にラナデーヴのあまりにも強く濃密な妄執が印象的でした。
 そして前世パートのハイライトである100人切りのシーンは壮絶!
 激しいアクションで魅せるシーンがここなら、その前のミトラヴィンダ王女が壁にバイラヴァの絵を描くシーンがまた良い。
 そこから続く現代でのクライマックスで、かつての決戦の場でラナデーヴの首を刎ねた剣を、今再びハルシャが地面から取り出すのがすげー好き。
 バーフバリでもデーヴァセーナ王女を拘束していた鎖をバーフバリが最後の武器として用いるシーンがありましたが、こうした「因縁のある道具をクライマックスで使う」シチュエーションは、清く正しい男の子としては燃えるものがありますね。
 また、シャール・カーンの生まれ変わりである漁師ソロモンも非常にいいキャラだったのでもっと出番が欲しかったところ。
 まあでもいずれ完全版が出るんでしょ? わかってるわかってる。
 本作は随所でダンスシーンが入るんですが、エンドロールまでダンスとは恐れ入った。
 さて次、ダグラムです。
 こちらは本編の方は未見ですが、ストーリーはある程度知ってます。あと例のえらく暗い雰囲気のOP。
 今回のはTV版の総集編ということでかなり端折った構成になっている感じ。
 しかしまあなんというか、ここまで政治色の強い作品だとは思いませんでした。
 総集編ということもあって、カメラは主人公であるクリンではなく時代の流れを追っていく形になっていたせいもあるでしょうが、もう泥沼の独立戦争って感じで、これ当時のちびっこたちはわかって観てたんだろうか……。
 そしてダグラムと言えばあの印象的な砂漠の中で擱座した姿ですが、あれがああいうシーンだったとは……。
 さて、11月もいろいろ上映されるので、またサンサン劇場に通い詰めになりそうです。

コメント
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