今日は休日だったんですが、諸々の用事が一気に済んだのですっきり。
やっぱりめんどくさがらずにやっていかないとなあ。
・餓沙羅幻想(折葉坂三番地)
去年の紅楼夢で手に入れた総集編上下巻を読んで一気に惚れ込んだサークルさんの新刊。
内容は、なんとまさかまさかの東方×ガサラキのクロスオーバー!
個人的にクロスオーバーものは、組み合わせを思いついた時点で半分勝ちだと思ってるんですが、こころというキャラのガサラキとの相性の良さに目をつけた時点で完全勝利だったと思いますこの作品は。
またクロスオーバーものでは、両者のネタの配分がその明暗を分かつポイントだと思っているんですが、この作品ではガサラキ側の要素をうまく東方世界に舞台装置として組み込んでいるので、いわゆる「片方が他方の引き立て役になってしまう」「両者の要素が競合して設定的に破綻してしまう」ということがなく、作品の強度が高いレベルで保たれているもすごいところ。
構成もうまいなーと感じます。
いきなり大事件を起こして目を引く冒頭、戦術甲冑の解析を少しずつ進めていくことで読者にもじわじわと少しずつ情報を与え、そして終盤に一気に怒涛のバトル展開!
総集編のときも思いましたが、後半のバトル描写はさすがの一言。
多数のキャラが入り乱れてのバトルは、しばしば誰が何をしているのかわかりづらくなってしまいがちですが、そのへんも描写が重厚なのにも関わらず引っかからずに読めました。
キャラ付けも各キャラの個性が出てていいですね。
特にこころのすっとぼけた感じのキャラが好き。
本編が非常にいい所で終わっているので、お預け食った犬の気分で続編を待たせていただきます。
今日はここまで。
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