さてこないだEpic Gamesのゲームを1つクリアしたのでひとつインストールしました。積みゲーが無限になくならないんですが……。
まあ実績機能が実装されたものから順番にプレイしていきましょうかね。
今回インストールしたのは「The Fiest Tree」。
一匹のキツネの旅に合わせてジョセフという一人の男の内省を描いたゲームです。
プレイした感想としては、ゲームというよりは詩に近い作品だった印象です。ゲーム中には収集アイテムやちょっとしたアクション要素はあるものの、一大スペクタクルや派手なアクションがあるわけではありません。
キツネが旅の中で地面に埋められたさまざまな品を掘り返すのに合わせて、ジョセフがその品々にまつわる思い出を語っていきます。
この語り方がなんとも味わい深く、文字通り過去の思い出を「掘り返す」ことで自分のこれまでの人生を振り返っていくという構成がうまくできていると感じました。
また、グラフィックに関しても上手いなーと思いました。キツネを操作するパートでのグラフィックは、いわゆるリアル寄りのグラフィックではなく、抽象的・簡略化されたグラフィック。
そしてキツネの旅が終わったあとに始まるジョセフを操作するパートでは、グラフィックはリアル寄りになっているという差別化がされているのが、ふたつの異なる世界をうまく差別化していました。
あと、ラストパートも上手い仕掛けがありました。ラストでジョセフは、かつて父親が自分の名前を刻みつけてくれた木を見つけるんですが、この木にゲーム中で集めた収集アイテムの個数分の文字数だけメッセージを残すことができるんですね。同時に、エンディングではおそらくほかのプレイヤーがクリア時にこの木に残したメッセージが表示されるという仕掛けがあります。
こういう仕掛け、どっかで見たと思ったらアレだ、「風ノ旅ビト」だわとか思ってたら案の定本作は風ノ旅ビトに影響を受けて制作されたゲームのようですね。
これもまた無料配布で手に入れてたゲームだったんですが、おそらく無料配布でなければ自分から探すタイプのゲームではないので、無料配布されていなかったら出くわさなかったでしょう。
こういうふうに無料配布されてるゲームをとりあえず入手しておくと思わぬ出会いがあるのでなかなか楽しいです。もう今の段階でEpic Gamesのライブラリにはとんでもない数のゲームを抱えてるのでもう一生ゲームには困らない気がします……。
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