A Day in The Life

主に映画、ゲーム、同人誌の感想などをコンクリートミキサーにかけてブチまけた、ここはいいトシしたおっさんのブログ。

東方二次創作についてものおもふ。

2008-11-22 23:34:30 | ゲームな話
昨今のあまり望ましくない方向に進みつつある東方二次創作。
色んな作品を見ていると、違和感というか、「これ東方(本家)分かってて書いてるのか?」と思うことがある。
例えばマリアリ、マリパチュといった定番カップリング。
バリエーションがない。全部どこかで見たことのある内容ばかり。
ネタが出尽くしてるってわけじゃなく、テンプレをそのまま書いてるだけに見える。
他にも、どうにもキャラが「らしく」ない作品が多いように思う。
なんというか、「東方キャラ」じゃなく、「東方キャラの皮をかぶった何か」どころか、「東方キャラの皮」になってるというか。
外面だけ東方キャラで、あとはそのキャラの本来の設定や性格よりも作者のやらせたいことを優先しすぎているものが多い気がする。
東方に限らず二次創作をする上でのキャラ描写は、原作とかけ離れてはいけないし、だからといって原作での描写以外のものを許さないとなれば、必然的に描写のバリエーションが激減してしまう、というか二次創作の意味がなくなる。
東方は原作がSTGという特性上、どうしてもアニメや小説、マンガに比べてキャラの露出が少ないので二次創作者側の解釈が必要になってくるんだが、この解釈すら既存の二次創作、二次設定に追従しているだけのものが確実に増えている気がするんだ。
思うに二次創作におけるキャラの作り方は大きく分けて2種類あって、一つは本来のキャラを把握した上で、このキャラならこういうときはどう行動するだろう?というシミュレート型。
もう一つはギャグなんかで有効だと思うんだが、キャラの特徴をデフォルメする手法。
前述したとおり、他のジャンルに比べてキャラの露出が少ない東方のキャラを読者に分かりやすく印象付けるためには有効な手段だと思う。
「えだ橙」や「いぬさくや」なんかがこれの素晴らしい成功例だと思うな。
原作の橙や咲夜さんとはまったくかけ離れているのにも関わらず、あれらのキャラを見て強い違和感を覚える人はいないんじゃないだろうか。
はらぺこキャラのゆゆ様なんかもコレに当てはまるな。

つまり何が言いたいかというと、二次創作と呼べないような三次創作レベルのもの(特にニコ東方の大半がそれだ)がもうこれ以上氾濫するのはマジ勘弁。
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