A Day in The Life

主に映画、ゲーム、同人誌の感想などをコンクリートミキサーにかけてブチまけた、ここはいいトシしたおっさんのブログ。

冬コミ戦利品レビュー・同人ゲーム編その1

2020-01-07 16:49:26 | 同人誌感想

 今回同人ゲームは買い控えたのでちょっと少なめ。64bitOSじゃないと動かないゲームも増えてきたしなー……。
 さっさとPC買い替えたい。

・Rolling Gunner OverPower(Project Rolling Gunner)
 以前頒布されていた「Rolling Gunner」のアペンドディスクで、新モードである「Over Power」が追加されます。
 本作は自機のオプションであるローリングガンをうまく操作して、画面のあらゆる場所から現れる敵をなぎ倒す爽快感が特徴となっていますが、今回の「Over Power」では操作形態をパッドの左右スティックを用いて自機とローリングガンを同時に操作できるようになっています。
 この操作変更は本作のコンセプトにガッチリ合っており、直感的な操作が可能になりました。
 さらに敵弾消去効果のあるバスタービームに加え、ローリングガンに全敵弾消去効果、シールド+ライフ制といったかたちで、システム面からの難易度低下がなされています。
 このシステム面からの難易度低下はすごくいいと思います。ゲームの難易度自体を下げすぎるとヌルゲーになりますし、難易度選択もあるので実質的に難易度の幅が非常に広くなった気がします。
 特に、敵弾消去可能な兵装がバスタービームとローリングガンのふたつもあるので一見相当なヌルゲーになった感がありますが、実際にはバスタービームの発射にはある程度の間隔がある、自機からはショットが発射されない、自機とローリングガンの間にはある程度の距離があるという弱点もあります。そのため、いつの間にか自機の至近距離に来てる敵弾でミスすることもあり割と気が抜けません。
 本作は一見弾幕ゲーですが、精緻な弾避けを要求されるのではなく、「弾幕の要所に穴をあける」という攻略法が要求されるゲームといった感じ。
 弾幕STGでは弾除け一辺倒になってしまいがちなのを避けるというアプローチが多くの作品でなされてきましたが、本作も独自のアプローチをしていると思います。
 また、本作の楽しみのひとつである稼ぎですが、思い切ってボムを廃してパワーアップのみにしたのも大英断だったと思います。
 STGの稼ぎには視覚でわかる稼いでる感が必要不可欠だと思いますが、本作では前述のパワーアップシステムのおかげでアイテムが画面を埋め尽くすほどのアイテムジャラジャラ感が楽しめます。
 実際PCが火ィ吹くんじゃないかってくらい大量のアイテムが出るので、稼ぎ感が味わいたい人には病みつきになるんじゃないでしょうかねこれ。
 まだカジュアルモードを1回しかプレイしてませんが、マニュアルを読む限り難易度ごとに大幅に攻略と稼ぎ方が違ってきそうなので長く楽しめそう。

・夕暮れの楽園と赤く染まる天使たち 終焉のアーキタイプ体験版(あきら小屋)
 なんか当日いきなり新作の製品版が並んでてびっくりした。
 「夕暮れの~」は今回急遽作った小規模の縦STG。
 敵弾と干渉しない通常ショットと、チャージ1秒であらゆる敵弾を消去できるものの敵弾と干渉する溜め撃ちを1ボタンで使い分けるシステムとなっています。
 弾幕STGにおける敵弾に対するアプローチは今までたくさん出てきましたが、本作における「実質的に敵弾は敵が防御手段として用いている」という、敵側にフィーチャーしたアプローチは大げさでなくSTGの弾幕概念に革新をもたらすものなんじゃないでしょうか。いやマジで。
 このサークルさんの作るところのSTGは、なんというかすごく大胆で好きです。
 同梱されている「終焉のアーキタイプ」の体験版も、やはり敵弾に対するアプローチを全面に出した作品となっています。
 こちらは敵弾にレーザーを照射することでシールドを補修しつつ敵弾を消去するというもの。
 このサークルさんのSTG全般に言えることなんですが、被弾上等というか被弾からのリカバリー手段があるのでミスしてもモチベーションを切られずにプレイを継続できるようにするというものがあると思います。
 そのため、総じて攻めの姿勢に出られるのがこのサークルさんの作品が持つ爽快感と迫力の秘密なのかも。
 システム面だけでなく、自機を思い切り大きくして爆発やアイテムも思い切り大きくするという画面構成もそうしたコンセプトをしっかりと全面に出していると感じます。
 一見二郎系ラーメンみたいな大味に見えて、中身はすごく繊細に細部に渡って気を使って作られてる作品ですね。

 今日はここまで。

コメント
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