ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

嵐山神社巡り2

2017年11月05日 22時12分29秒 | ウォーキング

前に賀茂神社を歩いたときに勉強した
「賀茂氏」は京都において
「東の厳神」として、
京都の根底にかかわっていた
という話を勉強しましたねえ。

そう賀茂氏というのは
葛城の葛城古道のあたりに
本貫を置く「鴨氏」のことでしたね。

「東の・・」というからには
「西の・・」もあるんではないか
と思いますよねえ。
そう、あるんです。

「西の猛者」と称される「秦氏」です。

もともと京都には「賀茂氏」がいたのですが、
のちに大陸出身の「秦氏」がやってきました。
秦王朝の始皇帝の後裔とする
弓月君の子孫を称したことから
「秦」を名乗った氏族ですね。

まあいわば渡来系一族だったわけです。

で、渡来系一族というと
もう一つ「漢族」とうのがいますが、
漢族は工作などの技術者集団で、
秦氏は農民集団であった
といわれています。

そんな秦氏が古代から奉斎していたのが、
こん回2つ目にやってきた松尾大社です。

電車を降りて桂川と反対方向を見ますと、



松尾大社の看板や石標の間が
白い布でおおわれています。



工事中なんやあ。

中はどうなっているかなあと
思いつつ進んでいきますと、
ああ中は大丈夫でしたね。



本殿の後ろも少し工事をしていましたが、
前はそのままです。
お参りをしておきましょう。

この神社の背後にある
松尾山山頂付近に大きな磐座があり、
そこで行っていた神霊を
同地に移したものが
この神社の創建だそうです。

なので背後の松尾山は大切な山で、
登るのにはお祓いを受けたうえで、
有料で登っていくことになります。

本殿の横に案内があり、
登り口がありました。



どれくらいの山なんでしょうかねえ。

でねえ、こんな山には
かなり興味があるんだよね。

山としても登ってみたいけど、
なんか人の思いがこもった
山って興味あるなあ。

桜井にある大神神社も
同様の取り組みがあるんだよね。
あの神社は背後の三輪山が
ご神体となっているところ。

ここにも絶対近いうちに
登ってみなくてはと思っているのです。

あとこの神社は「酒」の神として
信仰されています。

神社で酒の神というのも
ちょっと違和感がありますが、
お神酒とかいうのもあるしなあ。

先ほど行ってきた長岡京の
天満宮のそばには、
境内向いて酒屋もあったもんなあ。



この神社には「亀の井」という
松尾山からの湧水の泉があります。



この泉の水を持ち帰り、
酒に入れておくと酒が腐らない
といういわれがあり、
今もそういう風習は続いているそうで、
それが「酒の神」信仰に
つながったんだといわれています。

境内の隅には、大きな酒だるを
100樽並べたこんな神輿庫が
置かれています。



下戸の人がみたら酔いそうな感じですな。

あ、ここには七五三の
子供たちもきているのかなあ。



そして朱印帳を記入するところもありました。

今回持ってくるのを忘れた
朱印帳なんですが、
この世界も入り込んだら
いろいろと奥が深いようです。

ネットで見ていると、
この朱印帳は各神社なんかでも
いろんなおしゃれなものを
売り出しているようです。

京都でも竜が描かれた、
東福寺や建仁寺のものや
あの鳥獣戯画のウサギやカエルが
描かれた高山寺のものもあります。

北野天満宮なんか梅の花満開の
朱印帳だったりします。

ではこの松尾大社のものも
あるかというと、あるんです。
この酒を並べた神輿庫を
バックに描いたものです。
こんな感じ。



これから、朱印帳を買って
集めようと思う人なら
ネットでこんなサイトを見てみたら、
人気10作品とか
そんなページもあるようです。

さあ、では朱印帳を忘れたdoironは
貴重をあきらめて、
次の神社に向かいます。

つぎはここから歩いて桂川を超え
1キロほど離れた梅宮大社を目指します。

続く