少し前ですか、風邪を引いたかな
と思えるほど、のどがイガイガしていました。
しかしどうも体調はさほど悪くなりません。
のどが痛くなるほど
いっぱいしゃべったり、
大きな声でカラオケを歌ったり
したわけでもないしなあ。
まあ、たまに訪れる加齢による
疲れなのかなあと思ったりしていたのです。
で、そんな疲れのある日に、
「シャック!」と一発シャックリが出たのです。
ああ、横隔膜がけいれんしているぞ
と最初は優しく思っていたのですが、
10分続き、20分続きとなってくると
「うっとおしいなあ」となってきます。
30分続くともうこれは
維持でも止めてやる、
と力が入ってきます。
息を止めてみたり、
手の甲のツボをもんでみたりします。
でも結局止まらず、
2時間くらいしてようやく
止まったという感じでした。
あー苦しかった。とほっとしました。
以前、萩を走った時は30時間くらい
シャックリがとまらなかったことが
ありますからねえ。
あの時に、ランナーで走っていた
お医者さんに、こんなのって
治す薬あるの?てきいたら
「あるよ」といってはりました。
ま、そんなことを思い出しながら、
その日の晩飯を食べてみると、
「シャック」とまた出てきました。
あ~まただ。
で、またいろいろやってみたのですが
止まりません。
湯呑のコップを向こう側に
口をつけて飲む、とかいう説も
試そうとしましたがあきません。
萩のエイドでこれをやった時は、
眠気で意識もうろうとしてるように
思われたなあ。
で、今回もあ~仕方ないかと
あきらめつつ止まるのを待ちましたが、
この時はさすがに止まりません。
う~ん、このままの状態で
寝れるのかなあと心配しつつ
寝床に入りましたが、これがねえ、
寝れるのです。
ヒックといいながら寝ている
doironをミセスは目撃して
どえりゃー驚いたそうです。
ま、そりゃそうですよねえ、
世界中じゃ何十年もシャックリが
続いている人もいるくらいやからねえ。
寝れることは明らかです。
で翌朝、起きてみたら
ちゃんと止まってました。
ホッとしましたが、
あ~でも朝飯食ったら
出るかなあと不安でした。
でも大丈夫、今度は出ませんでしたね。
で、その日は別の健診日だったので、
医者に行ったときに、
シャックリ止める薬あったらほしいなあ
といいますと、
「わかりました」とのことでした。
で、手に入れたのが頓服的に飲む
「セレネース」
という薬です。
あ~これでもう僕は残りの人生を
シャックリと過ごすなんていう
不幸なことにはならなくて済みます。
どれどれと薬の説明を見てみると、
「この薬は、脳に働いて神経の高まりを抑え、
幻覚、妄想などの精神症状を改善するお薬です」
と書かれているではないですか。
あれ~、僕のしゃっくりは幻覚?
話をしているのは妄想?
「めまいやふらつき、眠くなる」
などとも書かれています。
あ~どうやら気分を穏やかにして
シャックリを止めるという、
副交感神経に作用するのかいな。
不安や緊張を抑える薬やね。
こりゃあ、気持ちをゆっくりさせて
眠るのにちょうどいいぞ、
とミセスに説明していると
「そんなどこでも寝るような
のんびりしたあんたに
こんな薬はかえって毒やで」
といいよるのです。
む~なんてことを言うんだって感じですな。
まあ、そんな作用は別にして、
とにかくこれでシャックリしたまま
布団に入ることもないでしょう。
最近は、止められない長いしゃっくりが
早く出ないかなあ、
などと考えているdoironなのでした。