ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

ドジ旅日記岩石風化の陰謀6

2017年11月29日 21時45分13秒 | ウォーキング

白洲正子は随筆「かくれ里」の
「金勝山をめぐって」の中で、



ここの摩崖仏を
「聞きしに優る傑作」といい
こんなに迫力のある
石仏は見たことがない。

と書いている。



バビさんも石仏の前に立ってはりましたね。

さて、では再び先ほど降りてきた道を
こんどは登っていきましょう。



湿り気のある道を
えっちらおっちらと登っていき、
風化した様々な岩の間も
くねくねと登っていきます。


まあ、この辺りはジダンも
バビさんも早いですねえ。



doironは体中を流れる血液状態を
確認しながら慎重にかつ大胆に
ついていきます。

岩石風化の陰謀どころではなく、
血管破損の陰謀とも戦って
行かなくてはなりません。

あ、これは往路では見逃したな。

まるでイースター島の
モアイの一部のようです。



本当に花崗岩の岩石風化の
陰謀は思わぬ造形を作りますねえ。

大きな石の中に仏像のような形に
固い部分があったら、
風化して仏像になっていくような
感じですねえ。

とまあ、そうしているうちに
先ほどの白石峰に戻ってきました。

さあではここで昼食です。



といっても簡単におにぎりと
doironは先ほどのコンビニで
買ったホットコーヒーで
済ませます。

食後のおにぎりは
カリント饅頭ですが
どうもジダンは苦手の
ようですからバビさんと分けました。

「へ~カリント饅頭なんて
あるんですねえ」
と驚いてはりましたな。

昼食をとってたら、
次から次と登山者が
登ってきはります。
気候のいい時の日曜日の
午後ですから、
絶好のハイキング日和
ということでしょう。

さあではここから耳岩、
天狗岩と金勝アルプスの
メインの尾根へと
降りていきましょう。

最初は気持ちよく尾根道を
降りてゆきます。

トレイルランの練習コースには
いいでしょうねえ。

でも、やはり岩場、トアの方に
近づいてきますと、
こんな岩の間の狭い道に
なったりしていきます。



ときには背中のリュックが
邪魔になるところもありましたよ。

道に転がっている岩はdoironが
持ち上げて重ね岩を作ったりしながら、
岩石風化の陰謀をやっつけていきます。


ああ、ここの岩はすごい。
さきほど思ったみたいに
岩の中に仏像の形の
硬い部分があったみたいに、
岩石風化の陰謀が石仏を
作っているようでした。



「仏岩」とでも名付けましょうか。

いろんな形の岩があるので、
名前を付けていったら
面白いかもしれませんね。

自分でかまぼこ板を持ってきて、
岩の名前を見ながら
つけて固定しておいていったら、
自分のつけた名前が
きっと地図に乗ったり
するでしょうねえ。

面白いかも~。

でも調べたらそういう人は
たくさんいましたね。



これがゴリラ岩だったりと
ネットに書いてありました。

え~ではここがもう地図に
書かれている耳岩です。



リュックをつけてたら
登れないような斜面を
登って行ったりします。

バビさんはさすがに強い。
メットをつけてバットレスや
ジャンダルムも簡単に超える人ですから、
こんな岩石風化の陰謀は
何でもないでしょうねえ。



風化の陰謀など
モノともいたしません。

そしてその後、ついにやってきました、
本日のメインの

「天狗岩」です。



形が別に天狗に似ているから
ではなく、かつては天狗が
住んでいたんじゃないか
といわれるような、
大きなトアです。



ここさえ超えれば、
我々は8000万年の岩石風化の
陰謀に打ち勝つでしょう。

こんなごつごつした岩を、



このやろこのやろと上っていき、
やった~無事に三人登頂です。



これで陰謀にも勝ちました。

ああ~景色もいいですねえ。
遠くには琵琶湖の湖面も見えています。

しかし、ここの登山は陰謀と
戦う気持ちじゃなかったら、
ちょっとしたコツがいりますねえ。

まあ頑張ればだれでも
行けるのでしょうが、
素人さんだと見守る方は
かなり勇気が必要ですねえ。

簡単な岩の登り方、
滑る登山道の歩き方
などを軽く知っておれば
簡単でしょうけど、
そうでない人には
かなり違和感のある
山でしょうねえ。

岩石風化との闘いは
かなり大変でした。
我々だから打ち勝てたのでしょう。

岩の上に普通の登山者が
何人か写っているけど・・・。



続く