ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

2015春の御坊

2015年03月26日 21時48分17秒 | 最近の出来事

東北大震災以降、災害対策関係の事案が色々と見直されている。

津波関連のハザードマップもそうだ。

先日テレビで、かつて義父母が住んでいた
実家のある御坊市のそれも見直されたと報じられていた。

津波の想定高さを高く想定し直すと、
浸水エリアが一気に広がったそうだ。

実家の周辺も、海からはかなり距離はあるものの、
平坦であることと、
遠くに煙樹海岸の松並木が見通せるほど
障害物も少ないことからエリアの中に入った模様である。

ただでさえ、42号線沿いのこのあたりは
イメージ的に海のそばなので、
住宅地としての人気が少ないのに、
その不人気に輪をかけてしまった。

御坊市全体としても、
さらなる防災対策を迫られるとともに、
地価の下落を招いたりして
さぞかし大きな痛手であろう。

しかし人命の尊さを思えば仕方のない所である。

実家は現在売りには出しているものの、
これでますます買い手がつきにくくなるだろう。

そろそろ、新たな活用方法を考えねばならない
かもしれないと思い始めた先日、
春先の点検と春の収穫物を兼ねて
実家に行ってきた。

御坊は熊野古道歩きで
最近は頻繁に行っているので
慣れたものである。

1時間半で到着し、早速点検を始めた。

まず空き地の草刈りは先日依頼してあったので、
まだあまり伸びていないのはありがたい。
ではどんな収穫ができるか
先ずはチェックである。

この時期はいつも南の隅に
フキノトウがたくさん顔を出しているはずだ。

しかし、

ガビーン

草刈りがきつかったのか
今年のフキノトウはなんとひと株だけしか出ていなかった。

まあ、こんな年もあるだろうと
あきらめるほかはない。

しかし代わりと言ってはなんだが、
今年はツクシが豊作だった。

空き地の北側に、
採っても採ってもきりがないほど
びっしりと顔を出している。

この収穫物は、佃煮や炒め物に混ぜていただく予定。

(実際、後日こんな佃煮や炒め物をした。)



ただし、事前のはかま取りが面倒なので、
採る量も限りなくというわけにもいかない。

手間を見越して、
今年の収穫はこれだけにした。



実家に来ると、役割分担としては、
ミセスは家の中の掃除や点検、
doironは外回りの樹木の剪定のほか、
除草剤を撒くことになっている。

今回も除草剤を撒いた。

いつもは液体の薬を噴霧器で撒いたりしていたのだが、
さほど効果を感じていなかったので、
今年は固形(顆粒状)の除草剤を
撒いてみることにした。

これ。



さて夏の前にまた点検に来たときには
どうなっているか楽しみである。

お昼のチャイムが、
あちこちの有線放送スピーカーから聞こえてくる。
それぞれがこだましたり、
音の到着時間がずれたりして
ぐちゃぐちゃに聴こえてくるのでわかりづらいのだが、
まあとにかくお昼ということだ。

持参したお弁当を、
荷物がほとんどなくなった実家の居間でいただきながら、
この家の将来についていろいろと考えてみた。

「ちょっと改造して、僕のアトリエにしようかな」
というつぶやきはミセスに全く無視されたわ~。

結局は今のまま売りに出しておいて、
売れたら売れたでそれでいいし、
売れなかったら息子の将来のありかたによっては、
僕らがこちらに住むことになってもまあいいか。

というあたりに落ち着いた。

まあ改造はしなくても、
現状のままで時々絵の道具を引っ提げてきて、
お絵描き一人合宿をしてもいいかなんて今は思っている。