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暑すぎてつらい。

ミッキーロケット宝塚記念優勝!和田竜二は17年ぶりGⅠ制覇!

2018年06月24日 | 競馬

2018年上半期のグランプリレース・第59回宝塚記念(GⅠ・芝2200m 16頭立て)が24日、阪神競馬場で行われました。ファン投票第1位③サトノダイヤモンド、ドバイターフ2着⑩ヴィブロス、前回の勝ち馬⑨サトノクラウン、菊花賞馬⑯キセキのGⅠ馬4頭の他に、鳴尾記念を勝った⑤ストロングタイタン、重賞2勝⑮ゼーヴィント、ステイゴールド産駒⑦パフォーマプロミス、香港帰り⑧ダンビュライト、香港最強ホース⑬ワーザーも参戦しました。



単勝の人気は、1番人気がサトノダイヤモンド(3.9倍)、2番人気キセキ(5.7倍)、3番人気ヴィブロス(6.5倍)、4番人気のパフォーマプロミス(8.5倍)までが10倍以下。その後はダンビュライト、サトノクラウン、④ミッキーロケット、ストロングタイタン、ゼーヴィント、ワーザーと続きました。

スタートは16頭揃って飛び出し、スタンド前の最初の先行争いで、⑪サイモンラムセスが行くかと思いきや、⑫タツゴウゲキが並びかける。⑭スマートレイアーが3番手につけ、ストロングタイタン4番手、ダンビュライト5番手、ヴィブロス8番手、サトノクラウン9番手。パフォーマプロミスは中団より後ろに控え、ワーザーとサトノダイヤモンド、キセキは後方でスタンド前を通過していった。
1,2コーナー中間から、向正面に差し掛かり、サイモンラムセスが先頭、2番手にタツゴウゲキ、内側3番手にストロングタイタン、4番手スマートレイアー。5番手グループには、内側ミッキーロケット、真ん中ダンビュライト、外側にゼーヴィントと3頭が固まっている。最内の8番手から②ノーブルマーズがいて、9番手にサトノクラウン、後方2番手にいたサトノダイヤモンドが10番手まで押し上げてきた。11番手にヴィブロス、12番手①ステファノス、13番手パフォーマプロミス、14番手ワーザー、キセキと⑥アルバートが後方で並んでいる。
内回り3,4コーナー中間のところで、ラムセスが単騎で逃げるが、サトダイが捲り気味に馬なりで上がってきている。ミキロケ,レイアー,タイタンも接近し、ヴィブロス6番手、ダンビュラ・ワーザー・サトクラ・パフォーマは中団グループ、キセキはまだ最後方だ。
4コーナーを回り、最後の直線に入るところで、サトノダイヤモンドが早くも先頭だが、ミッキーロケットも内で頑張っている。大外からワーザーが凄い伸び脚で襲い掛かる!ゴール残り200mで、ミキロケが先頭、外からワーザー、内からマーズもやってきている。サトダイとヴィブロスは伸びてこない。ゴール前でワーザーがミッキーロケットに差を詰めるが、ミッキーロケットが先頭ゴールイン!ミッキーロケット&和田竜二、ワーザーの追撃を凌いで、悲願のGⅠ勝ち!


宝塚記念 全着順&払戻金
1着④ミッキーロケット  2分11秒6
2着⑬ワーザー       クビ差
3着②ノーブルマーズ    3馬身
4着⑩ヴィブロス       クビ
5着⑧ダンビュライト    1馬身1/4
6着③サトノダイヤモンド
7着①ステファノス
8着⑯キセキ
9着⑦パフォーマプロミス
10着⑭スマートレイアー
11着⑤ストロングタイタン
12着⑨サトノクラウン
13着⑥アルバート
14着⑮ゼーヴィント
15着⑫タツゴウゲキ
16着⑪サイモンラムセス


単勝 ④ 1,310円
複勝 ④ 390円 ⑬ 550円 ② 790円
枠連 2⃣-7⃣ 2,110円
馬連 ④-⑬ 9,200円
馬単 ④-⑬ 19,630円
ワイド ④-⑬ 3,450円
    ②-④ 3,540円
    ②-⑬ 7,160円
3連複 ②-④-⑬ 93,450円
3連単 ④-⑬-② 492,560円



今年の上半期の競馬界を締めくくる一戦は、最後の直線でサトノダイヤモンドが先頭に立つかと思ったら、内で粘るミッキーロケットが抜け出し、大外からワーザーがもの凄い脚を見せましたが、ミッキーロケットが振り切って優勝しました。香港馬のワーザーは、前走から-27キロと馬体重を大幅に減らしたのが影響して、単勝オッズが10番人気まで落ちました。それでもミキロケからクビ差の2着でしたから、負けてなお強しといった印象でした。3着のノーブルマーズは単勝で12番人気の伏兵。7番人気、10番人気、12番人気の馬が上位に入る波乱のレースとなりました。
3番人気のヴィブロスは4着。1番人気のサトノダイヤモンドは6着。3,4コーナーでじわっと押し上げ、4コーナーのところで先頭に立ちそうな勢いでしたが、残り200mで足が止まりました。前に出た時は勝つんじゃないかと思ったんですが…。昨年のフランス遠征以降、不本意なレースが続いているので、復活しないまま終わってしまうんじゃないかと心配です。2番人気のキセキは、全く見せ場なく8着。連覇を目指したサトノクラウンも12着という結果でした。
GⅠ初制覇のミッキーロケットは、昨年1月の日経新春杯以来の勝ち星で、重賞2勝目。鞍上の和田竜二騎手は、2001年の春の天皇賞以来、17年ぶりとなる中央GⅠでの勝利を挙げました。ゴールした直後には、久々のGⅠ勝ちに感極まる姿も見られました。今年に入ってからは、師匠だった岩元市三調教師が引退、今年5月にはGⅠで7勝を挙げた相棒のテイエムオペラオーが心臓麻痺で急死。さらに同期の福永祐一騎手が日本ダービーで優勝。様々な出来事がある中で、悲願のGⅠ勝ちを手にしました。

ミッキーロケットはおととしの神戸新聞杯でサトノダイヤモンドの2着に入り、翌年の日経新春杯で勝って以降は成績が頭打ちの状態でした。今年に入ってからは京都記念で7着、前走の春の天皇賞で4着。この日は道中5番手追走、4コーナーで先頭に立つと、最後まで粘り強い走りを見せました。馬場も展開も向いていたのかな?
秋のGⅠ戦線では、スワーヴリチャード、レイデオロといった4歳世代を相手に、GⅠ馬の意地を見せられるか注目です。


春のGⅠシリーズが終わり、来週からは夏のローカル開催が始まります。福島競馬場では3歳重賞のラジオNIKKEI賞、中京競馬場では短距離重賞のCBC賞が行われます。秋に向けて弾みをつける馬は現れるでしょうか?







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