日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

山口母子殺害事件の差し戻し控訴審で元少年に死刑判決

2008年04月23日 | Weblog

1999年4月14日に山口県光市で、本村弥生さん(当時23歳)と夕夏さん(当時11ヶ月)の母子を殺害したとして、殺人罪などに問われていた当時18歳の元少年(現在27歳)に対する差し戻し控訴審判決が22日、広島高等裁判所で行われました。この日の開廷前、26枚の一般傍聴席を求めて約3800人が列を作り、午前9時30分過ぎに本村洋さんが広島高裁に出廷。そして午後12時30分、原告側の求刑通り元少年に死刑判決が言い渡されました。

広島高裁の楢崎康英裁判長は、「死刑を回避する事情を見いだすすべもなくなった」、「何ら落ち度のない2名の生命と尊厳を踏みにじり、冷酷、残虐で非人間的だ」と述べ、殺意の否定については「起訴後6年半以上も話していないことを新しく供述し、不自然で不合理だ」と判断したそうです。
弥生さんの夫である本村洋さんは会見で、遺族が求めていた死刑判決を下していただいた広島高裁に感謝している。裁判所の見解は極めてまっとうだと思う、正しい判決が下されたと思うと感謝の意を述べ、死刑判決については厳粛に受け止めたいと語りました。また、5月11日の夕夏さんの誕生日には墓前報告する予定です。
一方元少年の弁護側は会見で、「最高裁の判決に忠実に従った極めて不当な判決だ」、「今日の判決はわれわれの言っていることを理解していない」と反論し、即日上告申し立てを行いました。

弁護側が色々反論めいた言い訳をしていましたが、この死刑判決は極めて妥当だと思います。「奥さんとセックスがしたい」と思い強姦、弥生さんが抵抗しているところを暴行し、頚部を両手で強く絞めつけて窒息死させたこと、泣き喚く子供を床に叩きつけたのは非常に残虐的で冷酷非道なものだと感じました。2人も殺害したのだから、死刑判決は当然の結果でしょう。それに「魔界転生という小説に死者がよみがえる復活の儀式が出ていたから、弥生さんが生き返ると思った」、「遺体を押し入れに入れればドラえもんが何とかしてくれると思った」と元少年が供述をしたことは、ドラえもんが存在するなんて正直あり得ないし、「何言ってんの?考えられない。あんたバカでしょ」と思いました。フィクションと現実の使い分けができない人は犯罪に手を染めてしまうのだろうか?極めつけは「無期はほぼキマリでして、7年そこそこで地上にひょっこり芽を出す」という手紙。あんたはもう2度と地上に芽が出ませんよ。裁判所と執行人がその芽を摘み取っちゃいますから。
これで未成年者に死刑が言い渡されたのは戦後4例目。弁護側の上告が棄却されれば、元少年の死刑は確定。仮に上告が認めらた場合は最高裁に持ち込みます。本村さん9年に渡る長き戦いはまだ終わりません。いや必ず終わることを信じたい…。


にほんブログ村 音楽ブログ パンク・ハードコアへ にほんブログ村 サッカーブログへ にほんブログ村 サッカーブログ 日本代表へ
にほんブログ村 野球ブログへ にほんブログ村 野球ブログ 福岡ソフトバンクホークスへ

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 麺かたコッテリ! 2008.4.17 | トップ | 競馬界は残念なニュースが続く »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事