日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

平昌五輪メダリストは帰国後も忙しい!

2018年02月27日 | Sports

25日に閉幕した平昌五輪。史上最多13個のメダルを獲得した日本選手団は、帰国しても多忙を極めています。27日は解団式、帰国報告会、メダリストのテレビ出演や会見もありました。



午前9時過ぎに日本選手団解団式が行われ、今大会のメダリスト全員に五輪特別賞が授与された後、旗手を務めた葛西紀明選手が団旗が返還されました。

午前10時30分ごろからは六本木ヒルズ内で帰国報告会。選手団主将で女子500m金メダリストの小平奈緒選手が「平昌五輪では温かいご声援ありがとうございました。長野五輪を超えるメダル獲得数と入賞者は、日本代表選手全員が全力を尽くして戦い抜いた結果だと思う」と挨拶。
・女子スキージャンプ銅メダルの高梨沙羅選手は、「最後の最後でとても楽しめて飛べた。自分の思い出に残る試合となった。目標の金メダルに届かず悔しい思いもあるが、次の4年後に向けて頑張っていきたい」
・スノーボード男子ハーフパイプの平野歩夢選手 「今回の五輪は2回連続でメダルが取れたので、今までやってきてよかった。」
・男子モーグル銅メダル原大智選手 「初めての表彰台が五輪だったので、メダルの色関係なくうれしかった。」


姉妹で5つのメダルを獲得した高木姉妹。金銀銅コンプリートの妹・美帆選手は「楽しかったという一言でいうには、つらいことも多かったと思うけど、皆さんの笑顔を見られたし、自分でも出し切ったと思うので、幸せな大会になった」。パシュートとマススタートの2冠に輝いた姉の菜那選手は、マススタートのラスト1周で前に出たシーンについて「抜く前は『行くぞ』と思って待っていたので、前に出られてよかった。いつ出ようか考えながら自分も待って待ってよかった。」と振り返っていました。


フィギュアスケートで66年ぶりの連覇を連覇を果たした羽生結弦選手は、ファンの大歓声を受けながら登場。「五輪とはどういうものなのか」という質問には、「人生そのもの。スケート人生だけではなく、これからの人生も全てを懸けた結果が金メダルだと思う」と述べました。
午後1時過ぎに外国特派員協会、午後3時前には日本記者クラブの記者会見に出席。外国特派員の会見では「4回転半、5回転に挑戦したい」と話していましたが、日本記者クラブのときは「この50年間は4回転半が主流になることはないだろう」という持論を述べました。4回転半や5回転を飛ぶにはかなりの跳躍力と高さが必要になるし、ケガする危険性も非常に大きいでしょう。


カーリング女子チームは帰国報告会でも笑顔全開。いまや流行語となっている「そだねー」の件について、藤澤五月選手は「本当になまっていると思っていなかった」と告白。司会を務めた松岡修造さんが「一人ずつ『そだねー』と言ってくれないか?」というリクエストに、本橋麻里さんと吉田知那美&夕梨花姉妹、鈴木夕湖選手が「そだねー」と言ったのに対し、藤沢選手は「そーだねー!」。突然の無茶ぶりにも笑顔で応えてくれました。
報告会終了後、カーリング女子チームは、TBSの「ひるおび!」、フジテレビの「グッディ!」とお昼のワイドショー番組に連続出演。その夜に北海道に移動し、女満別空港で待ち受けた地元の人たちの声援にメンバー全員が感涙。10時過ぎには北見市で凱旋セレモニーが行われ、吉田知那美選手が「この町にいても夢はかなわないと思っていましたが、今は常呂町にいなかったら叶わなかったと思っています」と涙ながらに語りました。
この五輪で大活躍だったLS北見は今後、「日本混合ダブルス選手権」で、男子代表の軽井沢クラブの選手とコンビを結成。吉田夕梨花&両角友佑ペア、吉田知那美&清水徹郎ペア、藤澤五月&山口剛史ペアの3組が推薦枠で出場。優勝すれば世界選手権に出場できます。3位決定戦の瞬間最高視聴率が42.3%を記録したり、北見銘菓の「赤いサイロ」というチーズケーキが完売になったり、カーリング教室の申し込みが殺到するなど、「カーリングブーム」が来ていますね。

五輪は終わったけど、次の戦いに挑む選手もいて、高梨選手はヨーロッパ遠征に向けて出国し、小平選手は3月3日と4日に中国で行われる「世界スプリントスピードスケート選手権」に出場し、世界記録更新に挑みます。「世界スプリント」は500mと1000mを2本ずつ走り、得点の合計で順位を争います。小平選手は昨年の大会で総合優勝を果たし、今年は連覇がかかっています。平昌五輪フィーバーはまだまだ続きそうです。






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