日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ディーマジェスティが3強を一捲り!皐月賞はディープインパクト産駒が上位独占!

2016年04月17日 | 競馬

3歳牡馬クラシック第1戦・第76回皐月賞(GI・芝2000m 18頭立て)が17日、中山競馬場で行われました。今年の3歳牡馬世代は「近年で最もハイレベル」といわれており、その中でもデビュー3戦3勝の⑪サトノダイヤモンド、弥生賞馬③マカヒキ、2歳王者⑯リオンディーズの「3強」に注目が集まりました。3強の他にも、共同通信杯を制した⑱ディーマジェスティ、スプリングステークスを勝った⑤マウントロブソン、若葉ステークス覇者④アドマイヤダイオウ、朝日杯FS2着⑮エアスピネル、巻き返しを図りたい⑭ロードクエスト、京成杯覇者⑬プロフェット、ヴィクトワールピサ産駒⑨ナムラシングンなどが参戦しました。



単勝のオッズは、1番人気サトノダイヤモンド(2.8倍)、2番人気リオンディーズ(2.8倍)、3番人気マカヒキ(3.7倍)。4番人気以降はエアスピネル、ロードクエスト、マウントロブソン、アドマイヤダイオウ、ディーマジェスティと続きました。
スタートで⑧ミッキーロケットとディーマジェスティがダッシュつかず。マカヒキ、サトノダイヤモンド、リオンディーズは良いスタートを切った。スタンド前での先行争いで、⑫リスペクトアースがハナを叩き、リオンが2番手につける。マウントロブソンとエアスピネル5,6番手、サトダイは中団に控え、ロードクエスト、ディーマジェスティ、マカヒキは後方でゴール板を通過した。
1,2コーナーを通過して、向正面に差し掛かったところで、リスペクトアースが単独で逃げ、リオンディーズが2番手。3番手に⑰アドマイヤモラール、4番手マウントロブソン、5番手に②ジョルジュサンク、その後ろの6番手にエアスピネルが追走する。7番手にアドマイヤダイオウ、8番手①ドレッドノータス、9番手のポジションにサトノダイヤモンドがいる。10番手にロードクエスト、ナムラシングンと⑦ウムブルフ11,12番手で並走し、プロフェット13番手、その外側の14番手にディーマジェスティ。後方グループには⑥ミライヘノツバサ、マカヒキ、ミッキーロケットが固まって、最後方に⑩トーアライジンという展開。
3コーナーを回るところで、リオンがリスペクトを抜いて早くも先頭に躍り出る。これは勝負に出たのか?ロブソンが2番手、スピネルが3番手に進出。サトダイも中団から徐々に上がってきている。そしてマカヒキも上昇。馬群の中にいるロークエも前に押し上げている。
4コーナーを回り、いよいよ最後の直線勝負!リオンディーズが先頭をキープし、エアスピネルとサトノダイヤモンドが接近するが、ゴール残り200mのところで、リオンディーズがヨレて、サトダイが不利を受けたか?残り100mのところで、外から襲い掛かったディーマジェスティが一気に前の馬をかわして先頭に立ち、大外からマカヒキも追い込んできたが、ディーマジェスティが先頭でゴールイン!強烈な末脚で差し切ったディーマジェスティ、3強を捻じ伏せて1冠奪取です!



皐月賞全着順&払戻金
1着⑱ディーマジェスティ  1分57秒9
2着②マカヒキ        1馬身1/4
3着⑪サトノダイヤモンド  1馬身1/4
4着⑮エアスピネル    1/2馬身+ハナ
5着⑯リオンディーズ    4位降着
6着⑤マウントロブソン
7着⑨ナムラシングン
8着⑭ロードクエスト
9着④アドマイヤダイオウ
10着⑦ウムブルフ
11着⑬プロフェット
12着⑥ミライヘノツバサ
13着⑧ミッキーロケット
14着⑩トーアライジン
15着①ドレッドノータス
16着②ジョルジュサンク
17着⑫リスペクトアース
18着⑰アドマイヤモラール

単勝 ⑱ 3090円        
複勝 ⑱ 530円 ③ 160円 ⑪ 150円
枠連 [2]-[8] 450円        
馬連 ③-⑱ 6220円
馬単 ⑱-③ 17680円       
ワイド ③-⑱ 1730円 ⑪-⑱ 1760円 ③-⑪ 320円
3連複 ③-⑪-⑧ 6000円        
3連単 ⑱-③-⑪ 70390円



3強対決と言われていた今年の皐月賞でしたが、8番人気の伏兵・ディーマジェスティが優勝しました。優勝タイム1分57秒9は皐月賞レコードです。2着には3番人気のマカヒキ、1番人気だったサトノダイヤモンドが3着。「久しぶりだった」とルメール騎手が話していましたが、直線で不利を受けたのが響いたと思います。ルメール騎手は先週の桜花賞に続き、1番人気で勝利できず。「サトノはGⅠで勝てない」のジンクスはいつ破られる?
2番人気だったリオンディーズは4位で入線しましたが、直線で斜行してエアスピネルとサトノダイヤモンドの進路を妨害。スピネルが4位に繰り上がり、リオンは5着に降着。鞍上のミルコ・デムーロ騎手は、4月23日から5月1日までの9日間騎乗停止。これにより、1日の春の天皇賞の騎乗がアウトとなりました。ミルコは昨年も騎乗停止処分を受けてましたね。
勝ったディーマジェスティは、前走の共同通信杯に続いての重賞連勝。未勝利から3連勝(ホープフルSは取消)でGⅠタイトルを獲得しました。鞍上の蛯名正義騎手は皐月賞2勝目、管理する二ノ宮敬宇調教師はクラシック初勝利。ディープインパクト産駒は同レース初勝利で、史上8組目の父子制覇を果たしました。
共同通信杯ではハートレーとスマートオーディンを破って重賞初制覇。今回は8番人気といま一つの評価でしたが、道中はサトノダイヤモンドより後ろ、マカヒキより前のポジションで待機。最後の直線では大外から追い上げ、サトノダイヤモンドらを一瞬でかわし、マカヒキの追撃を抑えました。前走と同じく素質馬たちを撃破、強い内容で勝ったので、共同通信杯の勝利がフロックじゃないことを証明。ここ最近の皐月賞は、共同通信杯組が勝ってますねぇ。
「大物キラー」のディーマジェスティは、次走の日本ダービーで2冠に挑戦。東京コースでは2戦2勝と相性は抜群。蛯名騎手と二ノ宮調教師ににダービー初制覇をもたらせるか?もしダービーを勝ったら、秋は凱旋門賞挑戦もあり得るかもしれないぞ…。


来週からは東京競馬場と京都競馬場の春開催がスタート。24日は東京でオークストライアル・フローラステークス、京都ではマイラーズカップが行われます。フローラステークスには、アネモネステークスを勝ったけど桜花賞を見送ったチェッキーノ、「フラワーカップ組」からゲッカコウとギモーヴ、クィーンズベスト、クロコスミア、パールコード、ビッシュなどが登録。
マイラーズカップは、グァンチャーレ、アルバートドック、ダノンシャーク、クラレント、フィエロ、レッドアリオン、ネオスターダム、ダノンリバティなどが出走を予定しています。
同じ日には、香港・シャティン競馬場で「クイーンエリザベスII世カップ(GⅠ)」が行われます。日本からはラブリーデイ、ヌーヴォレコルト、サトノクラウンの3頭が参戦。ヌーヴォは昨年の香港カップで2着、今回は武豊騎手との新コンビで挑みます。ラブリーデイには「香港№1ジョッキー」のジョアン・モレイラ騎手が騎乗します。昨年12月の香港カップの再現が実現できればいいが…。




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中山グランドジャンプ2016 オジュウチョウサンが春の障害王者に輝く!

2016年04月17日 | 競馬

2016年の春の№1ジャンパー決定戦・第18回中山グランドジャンプ(J・GⅠ 芝4250m 10頭立て)が16日、中山競馬場で行われました。阪神スプリングジャンプでアップトゥデイトを破った②サナシオン、ペガサスジャンプステークスを勝った⑤ワンダフルワールド、同レース2着⑥ブライトボーイ、⑦オジュウチョウサン、①ウォンテッド、⑧ティリアンパープルなどが参戦しました。



スタートでティリアンパープルが出遅れ、それ以外はほぼ揃ったスタート。まず最初の5号障害(生垣)をサナシオンが先頭で飛越。ほかの9頭もクリア。サナシオンがいきなり先頭に立ち、ブライトボーイが2番手、3番手にワンダフルワールド、4番手オジュウチョウサン、5番手⑨ビコーピリラニ。6番手にダンツメガヒット、③メイショウアラワシ・ティリアンパープル・ウォンテッドが7番手集団を形成し、④マイネルフィエスタが最後方。
先頭を行くサナシオンは、正面スタンド前の連続障害、1,2コーナー中間の3号障害~バンケットをクリア。後続の9頭を引き連れて、最初の大障害コースへと向かう。バンケットを登り、最初の難関・大竹柵障害をサナシオンが先頭で飛越すると、後続も続々と飛越するが、ウォンテッドが落馬してしまった…。
逆回りになっても、サナシオンの先頭は変わらないが、2番手のブライトが差を詰める。3コーナーのバンケットでオジュウが3番手、ティリアン4番手、アラワシ5番手に浮上。9頭は再び大障害コースに入り、2つ目の難所・大生垣(赤レンガ)をサナシオンが先頭で飛び越えると、他の馬たちも無事クリア。
順回りに戻り、サナシオンとブライトボーイの2頭が後続を引き離し、オジュウチョウサンが3番手で控える。その後ろの4番手にビリラニがいる。3号障害~バンケットを通過し、いよいよ勝負は芝コースへ。外回り向正面に入っても、サナシオンが先頭、ブライトボーイが2番手、オジュウチョウサンはまだ3番手。3コーナーのところで、オジュウが前の2頭との差を縮める。3コーナーの9号障害を飛越したところで、ブライトが後退し、オジュウが2番手に上がり、サナシオンに接近。優勝争いはこの2頭の一騎打ち。直線コースに入り、スタンド前のハードル障害を飛んだ後、サナシオンがラストスパートをかけるが、外からオジュウチョウサンが鋭い脚でサナシオンをかわし、最後は突き放してゴールイン!春のジャンプ王者はオジュウチョウサンに輝きました。



中山グランドジャンプ 全着順&払戻金
1着⑦オジュウチョウサン  4分49秒4
2着②サナシオン       3馬身1/2
3着③メイショウアラワシ   9馬身
4着⑨ビコーピリラニ     1/2馬身
5着⑤ワンダフルワールド   クビ
6着⑩ダンツメガヒット
7着④マイネルフィエスタ
8着⑧ティリアンパープル
9着⑥ブライトボーイ
中止①ウォンテッド

単勝 ⑦ 650円        
複勝 ⑦ 150円 ② 110円 ③ 440円
枠連 [2]-[7] 300円        
馬連 ②-⑦ 340円
馬単 ⑦-② 1630円
ワイド ②-⑦ 190円 ③-⑦ 1860円 ②-③ 770円  
3連複 ②-③-⑦ 3300円
3連単 ⑦-②-③ 26490円


春の№1ジャンパーを決める一戦は、単勝2番人気のオジュウチョウサンが、最後の直線で差し切って優勝。単勝1.3倍と断然の1番人気だったサナシオンは、スタートから先行したんですが、ゴール前で力尽きて2着。3着には7番人気の伏兵・メイショウアラワシが入りました。3番人気のワンダフルワールドは5着でした。今年は9頭が完走し、ウォンテッドが大竹柵障害で落馬競走中止。馬は異常なしでしたが、高田潤騎手は脳震盪、左大腿屈筋損傷、左大腿部擦過創、左肘打撲のケガを負いました。大竹柵障害での落馬は久しぶりですね。
勝ったオジュウチョウサンは、障害転向12戦目で障害GⅠ初制覇。重賞もこれが初勝利。鞍上の石神深一騎手は、デビュー16年目で初めてのGⅠ勝ちです。管理する和田正一郎調教師は、平地&障害を通じて重賞初勝利を果たしました。
オジュウチョウサンは道中3番手につけ、前で逃げるサナシオンとブライトボーイを見続けていました。終盤になり、前の2頭に差を詰めると、3,4コーナーで2番手に立つと、弾けるような末脚で逃げるサナシオンを捕らえ、最後は3馬身半の差の圧勝でした。末脚の切れ味も凄かったけど、飛越も上手かったし、スタミナもありましたね。石神騎手の騎乗ぶりも見事でした。暮れの中山大障害では、今回出走を回避したアップトゥデイトとの直接対決が見られるかな?


中山GJの翌日は、3歳牡馬クラシック第1戦・皐月賞が行われます。前日オッズでは、⑪サトノダイヤモンドが単勝2.9倍で1番人気。⑯リオンディーズが3.1倍で2番人気。③マカヒキが3.9倍で3番人気となっています。
今年の皐月賞は、サトノダイヤモンド、マカヒキ、リオンディーズの3強対決とも言われておりますが、「3強」以外にも⑮エアスピネル、⑭ロードクエスト、⑤マウントロブソン、④アドマイヤダイオウ、⑱ディーマジェスティも参戦。レース当日は雨が降り、馬場状態が「やや重」か「重」になった場合は、3強以外の馬が勝ち、大波乱の結果もあるかもしれません。手に汗握るような熱戦なってほしいですね。




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