金沢でも菜七子フィーバー！１着２回・２着２回と大健闘。

10日の福島９レースで念願のJRA初勝利を挙げた藤田菜七子騎手。12日は金沢競馬場に参戦。自身４度目の地方遠征でも、「菜七子スマイル」が飛び出しました。



この日の金沢競馬場は、藤田騎手関連の冠レースが３競走も実施。藤田騎手も７鞍に騎乗しました。
まず第１レースの「ようこそ藤田菜七子騎手杯」には、２番人気の⑧ネオジェネラルに騎乗。スタートから４番手を追走し、４コーナー手前で前の２頭に迫って、先頭に立つかと思われましたが、直線伸びず４着に終わります。
続く２レース、③スガノデュランダルに乗った藤田騎手。好スタートを決めると、持ったまま先手を奪います。向正面に入っても先頭をキープし、３コーナーで④ジョウテンホープと⑥エーティーショパンに並ばれそうになる。そして最後の直線コースで、スガノデュランダルが突き放し、そのまま逃げ切ってゴールイン。スタンドからも歓声が上がり、藤田騎手がこの日最初の勝ち星を挙げました。
第３レースでは圧倒的１番人気の③スリーナイトダリアに騎乗。またもや先行争いを制し、単騎の逃げを打ちます。スリーナイトダリアも快調にひた走り、直線で後続にリードを拡げ、最後は２馬身差の快勝。藤田騎手が２レースに続いての連勝を飾ります！
絶好調の藤田騎手、第５レースでは⑦メインアクトとのコンビで３連勝を狙います。スタートで馬がちょっと躓きそうになるも、３番手に控える。向正面でも３番手をキープし、３,４コーナーで⑥ベニノラフィカをかわして２番手に浮上。直線で逃げる②アッパーデックに差を詰め、外から並びかけるが、わずかに及ばずアタマ差の２着惜敗。菜七子も懸命にムチを入れたが、自身３連勝とはならなかった…。
第６レースは「藤田菜七子騎手来場記念」。このレースでは②サラゴールドに騎乗。自らの名前が付けられた冠レースで勝利を挙げたいところ。スタートを完璧に決めると、すぐさま先頭でレースを進めます。向正面～３コーナーでも先頭を守り、このまま逃げ切るかと思われましたが、直線で⑦クラセイジョにかわされて２着でゴール。前のレースに続き、またも２着…。惜しい。
第９レースは「がんばれ菜七子さん！」。ここでは③ハーベストブルーに騎乗する菜七子さん。スタート後の先行争いで①マダムヤッコと競り合い、道中は２番手を追走。しかーし、３コーナー手前からズルズルと後退し、９頭中ブービーの８着…。ファンの声援には応えられませんでした…。
この日最後の騎乗となった第11レース「能登金剛賞（JRA交流競走）」は、⑪キングヘラクレスに乗りましたが、スタートでの出遅れが大きく響き11着に終わりました。


この日の藤田騎手の成績は、１着２回・２着２回。１日に２勝を挙げたのは、３月24日の浦和競馬に次いで２回目。７レース中、馬券圏内に入ったのが４回、掲示板圏内が５回もあり、連対率で57％と大健闘を見せました。２連勝は単純にすごいよなあ。「２着に負けたレースは悔いが残る」と言ってたけど、騎乗ぶりは悪く無かったです。５レースは外から追い上げ、勝ち馬にアタマ差まで詰めました。あれは本当に惜しかった。でも、自らの名前がついた冠レースでは３戦未勝利でしたなぁ…。
藤田騎手は13日に船橋競馬に参戦し、５鞍騎乗予定。メインの交流重賞「マリーンカップ」では、ブチコとの「アイドル対決」が実現します。長距離の移動で大変だろうけど、船橋でも勝利を挙げられるように頑張ってもらいたいです。