日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ディープを彷彿とさせる圧勝劇!ジェンティルドンナ牝馬2冠制覇!

2012年05月21日 | 競馬

3歳牝馬クラシック第2戦・第73回オークス(優駿牝馬)(GI・芝2400m 18頭立て)が20日、東京競馬場で行われました。「樫の女王」を決める今年のオークスは、桜花賞馬・⑭ジェンティルドンナ、⑨ヴィルシーナ、①アイムユアーズの桜花賞上位3頭に加え、「別路線組」からはフローラステークスを制した⑧ミッドサマーフェア、③アイスフォーリス、3連勝中の⑦ダイワズーム、忘れな草賞を勝った⑯キャトルフィーユが出走。他にもNHKマイルカップから中1週で挑んできた⑩ハナズゴール、桜花賞5着の⑤メイショウスザンナが参戦しました。


直前の単勝の上位人気は、1番人気がミッドサマーフェア(3.3倍)、ヴィルシーナが2番人気(3.6倍)、3番人気はジェンティルドンナ(5.6倍)。4番人気のアイムユアーズ(7.7倍)までが10倍を切り、5番人気以降はハナズゴール、メイショウスザンナ、キャトルフィーユと続きました。
揃ったスタートで始まったオークス、ヴィルシーナは好スタートを切り、ジェンティルドンナはすぐに後方に下げました。スタンド前での先行争いで、②マイネエポナが先手を取り、アイムユアーズ、④オメガハートランド、⑫エピセアロームの3頭が2番手争い。ヴィルシーナはほぼ中団、ミッドサマーフェアとルドンナは中団より後ろの位置でゴール板を通過。
1,2コーナーから向正面に入るところで早くも縦長状態となり、向正面でマイネエポナとエピセアロームの2頭が並びながらレースを引っ張り、オメガハートランドが3番手。アイムユアーズと⑰トーセンベニザクラが4,5番手争い、6番手に⑬サンシャイン、アイスフォーリスとキャトルフィーユが7番手で並ぶ。中団グループには、ヴィルシーナが9番手で控え、その内側に⑥ダイワデッセー、ミッドサマーは11番手。その後ろにメイショウスザンナとダイワズーム、ルドンナは中団より後ろの14,15番手。後続は⑮サンキューアスク、ハナズゴール、⑪チェリーメドゥーサと続き、⑱ココロチラリが大きく置かれて最後方。
3コーナーを回り、エポナが再び単独先頭になり、軽快に飛ばし続ける。アイムユアーズ5番手、まだ中団のヴィルシーナは手綱が動いていて、ミッドサマーフェアはじっと我慢。4コーナーから最後の直線コースに差し掛かり、ベニザクラとハートランドが逃げるエポナを捉え、真ん中からアイムユアーズ、アイスフォーリスが最内に入る。ヴィルシーナも懸命に追い上げ、ジェンティルドンナが大外から一気に襲いかかり、先頭争いは大混戦。残り200mでジェンティルドンナが先頭、ヴィルシーナが2番手に浮上したが、ルドンナが残り100mで一気に突き放し、圧勝でゴールイン!府中の長い直線を一気に駆け抜けたジェンティルドンナ、桜花賞に続いて牝馬クラシック2冠達成です!


全着順&払戻金
1着⑭ジェンティルドンナ  2分23秒6
2着⑨ヴィルシーナ     5馬身
3着③アイスフォーリス   3/4馬身
4着①アイムユアーズ    ハナ
5着⑮サンキューアスク   1馬身
6着⑦ダイワズーム     クビ
7着⑩ハナズゴール     クビ
8着⑬サンシャイン     1馬身1/4
9着⑤メイショウスザンナ   クビ
10着⑰トーセンベニザクラ  1馬身
11着⑥ダイワデッセー    1/2馬身
12着④オメガハートランド  クビ
13着⑧ミッドサマーフェア  2馬身
14着⑯キャトルフィーユ    クビ
15着⑪チェリーメドゥーサ  2馬身1/2
16着⑫エピセアローム    6馬身
17着②マイネエポナ     2馬身
18着⑱ココロチラリ     大差

単勝  14 560円
複勝  14 200円  9 150円  3 560円
枠連  5-7 740円
馬連  9-14 820円
馬単  14-9 1900円
ワイド  9-14 380円  3-14 2620円  3-9 1200円
3連複  3-9-14  6640円
3連単  14-9-3  30610円


なんという強さだ!桜花賞馬・ジェンティルドンナが2着に5馬身差の圧勝でオークスを制し、2010年のアパパネ以来となる牝馬2冠を達成しました。2着には「大魔神」佐々木主浩氏の持ち馬・ヴィルシーナが入り、桜花賞に続いてディープインパクト産駒の1,2決着となりました。3着争いはアイスフォーリスとアイムユアーズが並んで入線しましたが、フォーリスが僅差で3着。1番人気に推されていたミッドサマーフェアは13着という結果に終わりました。
ジェンティルドンナはこれでGI2勝目&3度目の重賞制覇、鞍上の川田将雅騎手はオークス初制覇で、2010年の菊花賞以来のJRA・GI勝利(通算3勝目)。騎乗停止の岩田康誠騎手の代役だったけど、大きな仕事をやってのけましたね。石坂正調教師もオークス初Vです。また、ディープインパクト産駒はマイルGI以外の距離でのGI勝利はこれが初めてとなります。
いや~本当ルドンナの強さに恐れ入りました。2400mの距離不安、初めての関東遠征、府中コース未経験、騎手変更といろんあ不安面が重なり、単勝では3番人気止まりでしたが、最後の直線で外から一気に突き抜け、最後は5馬身差をつけてゴールイン。末脚を爆発させ、ぶっちぎりで勝つ辺りは、お父さんを彷彿とさせましたね~。勝ちタイムの2分23秒6は、もちろんオークスレコード。3歳牝馬なのに牡馬クラスのタイムを叩き出すなんて凄い!
2冠を制し、秋には史上4頭目の牝馬3冠の期待も大きいかもしれませんが、凱旋門賞に挑戦するのもありだと思います。3歳牝馬の斤量が54.5Kgと軽いし、父の無念を晴らしてほしいという気持ちもあるんで…。オルフェーヴルより勝負できるかどうかわかんないけど。とにかく故障無く万全の状態で秋を迎え、もう一度圧巻の走りを見せてもらいたいです。


来週・5月27日は競馬の祭典・第79回日本ダービー!皐月賞馬のゴールドシップを始め、ワールドエース、ディープブリランテ、毎日杯を勝ったヒストリカル、トーセンホマレボシ、スピルバーグなどの「ディープ産駒組」、青葉賞の勝ち馬・フェノーメノ、2歳王者のアルフレード、コスモオオゾラ、グランデッツァ、トリップなどが出走登録しています。ゴールドシップの2冠か、ディープ産駒の馬達がダービーを勝つのか?2009年産のサラブレッド7572頭の頂点を決める一戦に期待しよう。



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