かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

私は色々随分遅れてから手を出す習性があるみたいです。

2008-09-15 22:55:00 | アニメ特撮
 今日は昼過ぎから雨模様の天気になりましたが、恐らくこの雨の遠因の一つであろう台風13号が、ようやく東に進路を変えたようです。予報では3日後には本土再接近と言うことですから、今週の天気は相当に荒れ模様となることを覚悟しといた方がよさそうですね。今週は何かと出歩くことも多そうな仕事の段取りなのですが、厄介なことにならなければよいのですが。それにしても、台湾で大雨降らせていったんは勢力が弱まったのが、東に進むにつれてまた盛り返してくるというのは、不謹慎ながら少し心踊るものがあります。今年の海は水温が高いため、東シナ海をやってくるうちにエネルギーの補給が出来るためらしいですが、台風シーズンに最も台風らしい台風がやって来るというのは、季節相応と言う感じがするのです。うまくいけば水不足で悩む四国も助かるでしょうし、一つ、被害の発生しない程度に暴れていただければありがたいと思います。

 さて、近々、奥田監督が、またインターネットラジオ「ハラショー」の番組、『談話室オヤカタ』http://www.harashow.net/index.php?f=/danwa/index.htmlに出演なさるそうです。具体的な放送日はお聞きできませんでしたが、週一で更新されてますので、時々観に行って確認するのが吉でしょう。

 ところで、今頃になって「ひぐらしのなく頃に」を少しずつ観ていたりするのですが、以前アニメがテレビ放送されていたときに断片的、と言うより本当にかけらくらいをたまたま観たりもしていましたが、今はようやく登場人物の見分けがついた程度な段階です。まだ現時点ではお話全体の構造がよく見えていないのですが、これって、子供の頃観た松竹映画「吸血鬼ゴケミドロ」みたいなものか、という理解で今のところ解釈しております。まあ観ていくうちにまた印象が変わるかもしれませんが、ほのぼのした日常が非現実的な惨劇に急転直下するお話の進め方など、なかなかに魅力的なものがあります。
 もともと同人デジタルノベルが出発点で、同人版の初めの方はもう入手困難だそうですが、講談社から本にもまとめられているみたいなので、できればいずれ読む方も試してみたいですね。
 それにしても、コミケ、そしてネットから、こうしてメジャーにのし上がっていく作品が生まれるというのは、本当に面白い時代になったものだとつくづく感じます。

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新作短編 その15 +お知らせも少し

2008-09-14 23:52:03 | 麗夢小説 短編集
 連載小説、今日からいよいよ麗夢ちゃん戦闘シーンに突入! なるべく盛り上げて行きたい訳ですが、あれもやりたい、これもやりたい、と結構考えることばかり先走って、書き込むのが大変です。話の流れから出来ないこともありますし、多少無理しても入れたいものもあれば、それ程こだわりの無いものもあり、まだまだ終盤のクライマックスは始まったばかりですので、これからそれらを整理整頓した上、きっちり話をつめて行きたいと思います。

 ところで、本編に入るまでに少しご紹介をば。
 「ドリームハンター麗夢」のDVD企画を実現された敏腕プロデューサーの松本竜欣様が、このたび、実写特撮に進出、素晴らしい企画を進行中です。
詳しくは「オフィス・ファンタム」ブログhttp://blog.livedoor.jp/kimidori1983/を参照願いたいのですが、その名も『ビットバレット』という、女子高生同士のバトルを描いた物語です。女優陣には今をときめくジュニアアイドル達を配し、監督は『時空警察ヴェッカーシグナ』の畑澤和也、 デザインワークスには我らが谷口守泰&毛利和昭 という豪華メンバーです。これから「オフィス・ファンタム」ブログを初め、ネットでも色々な仕掛けをされていかれるはずですので、今年後半は大変面白いことになりそうです。

詳報はまた改めて随時お知らせしていきたいと思います。
では、本編いきます!

------------------------------本編開始---------------------------------
「あなたは誰なの?」
 構えた銃口の先に佇立する白い塊。咄嗟に連想されるのは、そう、それはまさに、雪だるまであった。ただし、目も口もなく、バケツもかぶっていない。ただ白色の雪の塊が、人の背丈ほどに雪原の上へ積み重なっているに過ぎない。それでも、それが一つの意志を体現するかのように、強烈な殺気をまとう圧倒的な存在感が、その白い塊に凝集しているのは間違いない。
『百有余年前の約定、その成就を妨げる者は、その身を以て罪を購うがいい』
 言い分に耳を傾ける気など露ほどもなかったに違いない。その言葉が放たれた瞬間、雪の塊に凝集していた殺気が言葉と共に急激に膨れ上がったかと思うと、さきに倍する勢いの突風が、猛烈な吹雪となって麗夢に襲いかかってきたのである。
「きゃあっ!」
 麗夢は思わず前屈みになって風圧に耐えた。腰まで届く碧の黒髪が千路に乱れて風に巻かれ、ウィッグとスカートが引きちぎれんばかりにはためく。咄嗟に顔をかばった両腕や露出した太股にもたちまち雪が分厚くへばりつき、瞬く間に風上の半身が雪のオブジェへと変化していく。一点集中した吹雪が、瞬く間に麗夢の腰まで雪を積み上げ、更にそのけして大きくはない身体を呑み込んでいく。もちろん、今もこの夢の幻覚に対抗して、麗夢の力は全力を振り絞っている。それでも、恐らくは本体であろうこの白い脅威が吹き出してくる吹雪の姿、そしてその凍え切った冷気の強さは、麗夢の力をじわじわと押し返し、その肉体から確実に体温を奪っていくのだ。
「・・・っの! いい加減にして!」
 麗夢は目を開けるのさえ困難な正面をぐっとにらめ付けると、付着した雪ですっかり真っ白に変じた銃を構え直し、気力を振り絞って引き金を引いた。
 耳を聾する銃声が、正面から襲い来る吹雪を切り裂いた。両側を高い崖に挟まれた谷間に反響した炸裂音がどこまでも木霊し、満ち満ちた殺気さえ、一瞬で吹き飛ばす。まるで神の怒りを鎮める乙女の祈りが届いたかのように、辺りに再び静寂を取り戻した河原で、麗夢は原型を留めることなく崩れた雪の塊に目をやった。
「終わった・・・訳ないか!」
 麗夢は、きっと右手の崖を見上げると、その光景に思わず息を呑んだ。崖の稜線に、はるか彼方までずらりと並ぶ白い姿。振り返ってみれば向かいの崖上にも、いつの間にか無数の白い雪だるまが立ち並び、麗夢を見下ろしている。麗夢は銃を構えたまま、崖の上目がけて呼びかけた。
「あなた、何者なの?! どうして朝倉さんにこんな悪夢を見せるの? 答えて!」
『・・・我が雪に触れ、我が冷気に晒されて、何故凍らない。貴様、何者だ・・・』
 頭上から降り注ぐ強烈な怒りに、ほんの僅か、戸惑いと疑念が混じり込んだ。頭上をとられ、状況は圧倒的に不利ではあるが、少なくとも今度こそは話をすることができそうである。相手の正体も不明な今、このチャンスを逃しては、勝機を見いだすことすらできない。麗夢は一旦銃を降ろすと、改めて語りかけた。
「私は、ドリームハンター、綾小路麗夢! 私立探偵よ!」
『あやのこうじ・・・そうか貴様、夢守か・・・』
 どうやらこれ以上の自己紹介は不要らしい。麗夢は少しほっと息を付くと、改めて頭上の雪だるま達に語りかけた。
「どうやら私のことはご存知のようね。だったら次は、あなたのことを教えて頂戴! 朝倉さんを狙うのは何故? 約定って、何を約束したの!」
 だが、気を許すのはまだ早すぎた。
『何を約束したか、だと・・・。夢守風情が、出しゃばるでない!』 
 一段と怒りの気が高ぶったかと思うと、上から叩きつけるような大音声で、狼の咆哮のごとき声が谷全体に鳴り響いた。
『これ以上の邪魔は許さぬ! 早々にこの場から立ち去れい!』
 その途端、遠目にも、ぐらり、と雪だるまが一体、傾くのが見えた。更に一体、また一体と、雪の塊がその身を傾け、やがて次々に谷底目がけダイブを始めたのが見えた。大半は斜面を転げ落ちてくるが、中には途中で跳ね上がり、そのまま宙を飛んで直接河原目がけて落下してくる。更にその後を追って、陸続と落ちてくる多数の雪だるまが砕けながら一つになって、雪崩と化して谷底目がけ流れ落ちてきた。
「んもう! どうしてこっちの話は聞いてくれないのよ!」
 麗夢は改めて銃を構え、落下してきた雪玉を二つ撃ち崩した。だが、今度は何より数が多い。しかも、右からも左からも際限なく落ちてくる雪玉と雪を見れば、たとえ避け続けていたとしてもいずれこの谷その物が埋め尽くされるのは時間の問題のように思われた。
「朝倉さん! 危ない!」
 そんな最中、殺気の突風に尻餅をついたままだった朝倉の頭上に、一際大きな雪玉が転げ落ちてきた。朝倉も頭を抱えてその場に伏せたが、間一髪、雪玉は朝倉のすぐ右脇に落下して崩れた。その隙に麗夢が駆け寄って、朝倉に手を貸してともかくも立たせる。すると、周囲に充満した怒りが一段と沸き立ったように、谷全体が鳴動した。その怒りに身をすくめた朝倉は、狼狽も明らかに叫んだ。
「誤解だ! 私はちゃんと約束を果たしに来たじゃないか! 彼女は関係ない!」
 だが、その言葉は単に怒りを掻き立てただけだった。谷を走る雪崩が次々と麗夢達の足元に波のごとくうち寄せ、その動きを封じるや、少なく見ても十は下らない雪玉が次々と跳ねて、頭上から襲いかかってきた。
「こうなったら!」
 麗夢は拳銃をしまい込むと、最後の奥の手とばかりに両手をまっすぐ頭上に掲げた。
「はああああああぁっ!」

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汚染米、被害皆無な消費者よりも、被害甚大な部分にもっと光を当てるべきではないでしょうか。

2008-09-13 23:48:28 | Weblog
 VGAカードのトラブルもあってあまり意識していなかったのですが、どうもここ最近、ウィルスを添付したメールが増えているようです。といっても1日数通やってきて、ウィルス検知ソフトに引っかかって削除される、と言うだけの、実害はほとんど無い話なのですが。ただ気になるのは、それまであまり無かったこの種の迷惑メールが急に現れだしたことで、今はまだガードの方が上手なので無事に済んでいますが、そのうちそれをかいくぐるようなやつが出てきたりしないだろうか、ということです。何とも難儀な世の中になったものですが、もともと人間はインフルエンザなどのウィルスに何度も痛い目を見ながらも、いまだ特効薬が無い状況でそれでもそこそこに絶滅させられることなく続いているわけですし、コンピューターウィルスにも決定的な対抗策はないものの、何とか破滅的な状況だけは避けられるようになってもらいたいと思います。

 さて、農薬やカビ毒に汚染された米が食品として流通して大混乱が巻き起こっている、というよりも、またぞろマスコミがあおりにあおっている、と言う観があるやにも見えなくもないように感じるのですが、カビ毒の方は自然界最強の毒物、と聞いたこともありますので、それなりに警戒は必要だとは思います。ただ、片方で、農水大臣はじめ、健康被害はありえない、と言う話が出てはいますが、ではどれだけの量なら危険だといえるのか、というデータがどうも出てないみたいですし、大臣の話は胡散臭い、信用できない、と言うニュアンスの報道姿勢であるような気もして、なんとも不安ばかりあおっていやしないか、と思わずにはいられないのです。たとえば家庭用殺虫剤スプレーと比べてそのリスクはどれくらいか、とか、判りやすい比較例をもって話をしてもらえると判断もしやすいと思うのです。
 それよりも、酒造メーカーさんがこぞって回収に勤しんでいらっしゃるのを見ていますと、何とも同情を禁じえないものがあります。たとえば、お酒を自主的に検査して毒の混入がないことを確認したにもかかわらず、原料としてその汚染された米をいくばくか使用した、と言うだけで回収せざるをえなくなっている、と言うのは、どうも頷けない話です。また、醸造して絞っただけの清酒ならともかく、蒸留して作る焼酎まで回収、と言うのは、どこか間違っているような気がしてなりません。たとえ出自がどうあれ、安全が確認されたものを流通出来ない、と言うのはおかしな話ですし、何よりももったいないと思うのです。回収されたお酒は、塩を入れて飲めないようにしてから産業廃棄物として業者が引き取り、処分するという決まりが、酒税法によって定められているそうです。塩入のお酒をどうやって処分するのかは知りませんが、まさかそのまま川や海に流したりするはずも無く、何らかの脱塩処理をしたりしてから流すのでしょう。それだけでも環境への負担など考えると結構大変な気がしますし、もしそのお酒がかび毒に汚染されている危険性がある、と言うなら、その処分方法は更に極めて難しい話になるんじゃないかと危惧されます。汚染米を出荷した企業はもちろんでしょうが、そんな米の輸入や流通をチェックできなかった農水省は、この酒の処分について、酒造メーカー任せにしないで、もっと真剣に考えるべきなのではないか、と私は思います。アルコール濃度を高めて燃料化するなり、何らかの知恵と費用を出してやるべきではないのでしょうか。まあ私はめったにお酒は飲まないのである意味無責任な物言いではありますが、毒の検出は無く、安全だ、と評価されたお酒に関しては、左党の方々が率先して飲もう、という運動をされてはいかがかと思います。このままでは中小の酒造メーカーさんの中には、間違いなく経営の傾くところが出てきたりして、地酒の銘酒といわれるものがそのために滅びる可能性も無きにしも非ずなのですから。

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グラフィックアクセラレーター、無事治りました。

2008-09-12 22:56:21 | Weblog
 電解コンデンサが寿命で調子の悪かったグラフィックアクセラレーターカードですが、今日、交換用コンデンサが届いたので、帰宅早々作業に入りました。久々に基盤に半田ごて当てる作業に最初はぎこちなくてミス続出でしたが、何とか一本終えた後は比較的スムーズに作業を進め、およそ40分ほどで4本と差し替え完了しました。



ふと気づいたのですが、奥の2列だけプラスとマイナスが逆になっていましたので、付け間違えないよう気を使いましたが、何とかそれもこなし、早速PCの側を開けて、AGPスロットに差し込み、電源を入れてみました。
 コンデンサって、プラスとマイナスを間違えるとそれは見事に破裂するそうですが、注意を払った甲斐もあったか、PCは無事起動に成功、立ち上がった後は、今朝までとは明らかに操作全体が軽くなった手ごたえに感動しつつ、全く問題なく動作することを確かめました。
 最初に刺さっていたやつと比べて、注文したのが少し背高ノッポのコンデンサだったため、恐らく隣のスロットに挿す機能拡張カードがかなり制限が出てきそうですが、もうこれ以上必要となるカードも思いつきませんし、開けといたほうが熱がこもらなくてよさそうにも思えますので、問題はありません。
 さて、かかった費用は、部品代に送料を加えてざっと500円ほど。カード自体古いものですし、日本橋などで漁れば結構安く手に入ったりするんじゃないか、とは思います。それに自分で修理するなんて何より手間がかかりますし、繊細な基盤に高熱の半田ごてを当てるのですから、ふとした拍子にカード全体をぶち壊してしまうリスクもまた常に存在いたします。でも、そうした艱難辛苦を乗り越えて、いじり倒した部品がこうしてまた無事動き出すのを体験してみますと、一種病み付きになる快感が覚えられるのです。
 そういえば、職場のPCが電源が逝ったようで、スイッチを入れてもうんともすんとも言わず、動かなくて困っています。仕事で使うやつで古いわけでもないので、常道から行けばしかるべきところへ修理に出すべきなのですが、どうもこの間から中を開けてみたくてうずうずしてきます。これはそのうち、もう少し道具を揃えたり、ジャンクの基盤なんかを漁って半田ごて当てるのが楽しくなってきたりする予兆なのかもしれませんね。

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ようやく我が国でも内視鏡ロボットを飲める時が来たようです。

2008-09-11 22:20:21 | Weblog
 気がつくともう9月も1/3を過ぎ、夕方、暗くなるのもそれと気づくくらい早くなってきました。今日は山の中で一輪だけですけど早くも咲き始めた彼岸花を見ましたし、一気に秋めいてきたような気がします。といって、まだまだミンミンゼミががんばっていたりもするのですが。ようやく、1年で最も過ごしやすいと私が感じる季節に、なりつつあるようです。

 さて、今日は定期健康診断の日で、例によって血を抜かれたり血圧を測ったり超音波エコーでお腹をぬるぬるにされたり胃の透視検査でおいしくないバリウムを一気飲みさせられたりしたのですが、年に一回、身体の調子を評価する機会でもありますし、この年になると色々と数値も気になってもきますので、それなりの時間をとられる面倒はありますが、まあそれくらいは我慢する価値はあると思っています。ただ、やはりバリウムだけは苦手で、検査そのものは特に負担にも思わないのですが、その後始末において、胃腸がちと弱い私は大抵体調を崩すのが困りものなのです。と言って処方される下剤とかを飲まなかったりすると、最悪腸閉塞で命にもかかわりかねないことになりますので、たとえ数日調子がおかしくなっても背に腹はかえられないと言うことになるのですが、出来れば透視検査よりも、昔胃潰瘍やったせいで呑み慣れた内視鏡検査の方がありがたいと思ったりします。
 特に今の内視鏡はケーブルが細くなって呑みやすくなってきているということですし、中には鼻から入れることでより抵抗無く喉を通すタイプのものもあり、私が苦労して飲んでいた頃とは雲泥の技術的向上が認められるのですが、もうすぐ、そんな進化を一気に跳躍するような技術が、使えるようになるようです。
 オリンパスが開発しているカプセル型内視鏡がそれです。薬と同じ形をした、直径11ミリ、長さ26ミリと少し大きめのカプセルに、CCDカメラと無線装置が納めてあります。これを被験者が飲み込むと、小腸内部に達してその様子を外部モニターで観察できるそうで、長時間、まさしく触手のごとく喉を上り下りし、腹の中をまさぐるファイバーケーブルに身悶えることなく、らくらくと身体の内部が検査できてしまうというのです。この装置の日本での製造販売認可を、厚生労働省から取得したというニュースがありました。すでに3年前にはヨーロッパで、昨年にはアメリカで販売されているとのことで、何故に我が国の企業の開発した画期的な医療器具が国内で使えないのか、と毎度の事ながら厚労省の審査の遅さには血圧が上がりそうになりますが、ようやくその恩恵を我らも得られるようになるわけです。是非機会があれば一度試してみたいのですが、いつごろ一般にも使われるようになるんでしょうね。実に楽しみです。

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PCの具合の悪い原因が判明。

2008-09-10 21:50:45 | Weblog
 どうも表示がおかしかったうちのPC。昨日まではそれでもまだ動いていたのですが、今朝、メールチェックを済ませてブラウザを立ち上げようとした段になって突然電源がダウン、リスタートを繰り返すようになってしまいました。朝の忙しいときだったのでそのまま電源落として仕事に出たのですが、帰ってから思い切って中を開けて調べてみました。
 当初、ほこりがたまってたり、虫が巣食っていたり、暑い夏を越したところなのでまたマザーボードの別の電解コンデンサが悪くなっていたり、と、色々疑っていたのですが、中は案外綺麗なもので、外観からは寿命なコンデンサの類はわかりませんでした。そういえば異常はモニタの表示から始まった、と思い出し、念のためと思ってグラフィックアクセラレーターを覗き込んでみましたら、奥のコンデンサの頭に、なにやら茶色いごみがついているように見えます。もしや、と思い取り外してみましたら、案の定、電解コンデンサが液漏れしているのを発見してしまいました。



 中央付近、黒い円筒が二つ並んでいるうちの右側の頭の右隅辺りが、茶色に変色しています。写真では判りにくいですが、左側も液漏れこそしていませんが、バッテン印様の頭が膨らんで、盛り上がっていて、もう寿命であることを訴えています。奥側の二本は見たところ正常のようですが、手前のおかしくなっているのと同じタイプなので、それなりに劣化してきているのかもしれません。
 結局原因はこれ、とほぼ断定できましたので、さくっとコンデンサをとっかえることにしました。まあ今となっては値段がつくかどうかも判らない古式なグラフィックカードですが、それでも買えばいくらかはかかるわけですし、無いと動画の再生などでかなり困ることになります。この部品交換だけですむなら、部品代だけなら1本せいぜい70円くらい。4本まとめて替えても300円そこそこですんでしまいます。むしろ送料の方が高い位で、こんなことなら早めに調べて、この間オフ会で日本橋行ったときに買えたのにな、と後悔しても後の祭り。ここはあきらめて、以前マザーボードのコンデンサを買った通販ショップで購入することにしました。
 多分連休までには着いてくれるでしょう。それまでは、オンボードのオマケ表示機能で、重くなった画面のまま我慢ですね。

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よく砂糖の○百倍の甘さ、とか言いますが、これってどうやって計測しているんでしょうね。

2008-09-09 22:33:29 | Weblog
 ようやく我が国土を脅かしそうな台風が出現したそうな。
 気象庁の台風情報http://www.jma.go.jp/jp/typh/ではフィリピン東方から台湾にかけてゆっくり移動するばかりで、これからどう動くのか、まだよく判らない感じがしますが、少なくとも、これから数日のうちに随分と成長する様子です。一方、米海軍の方http://www.nrlmry.navy.mil/は例によって随分と大胆な予報を展開していて、数日後には本土直撃間違いなし! てな秋台風の見本みたいなコースを辿る模様です。これからしばらくは、台風情報から目が離せそうに無いですね。被害が出るのは困りものですが、うまく当たってくれれば早明浦ダムも水位が回復するかもしれませんし。

 さて、理化学研究所などの共同研究チームが、甘草(カンゾウ)から抽出される天然の甘味成分「グリチルリチン」を合成する酵素遺伝子を発見したと発表したのだそうです。グリチルリチンは砂糖の150倍から300倍の甘味を持つ低カロリーな天然甘味料で、肝機能補強や抗ウイルス作用、抗がんなどの効果が知られ、甘草根は、漢方薬の原料として大抵のものに配合される薬でもあります。低カロリーで強い甘味を持つことからメタボリックシンドローム対策等で期待されている甘味料なのですが、「甘草根」の供給は、中国・中近東等乾燥地帯の野生種の採取でまかなわれています。どうやら栽培すると「グリチルリチン」の蓄積量が少なくなるらしく、「グリチルリチン」を合成する仕組みの解明が待たれていました。、今回解明された遺伝子の情報を利用することで、栽培に適したカンゾウの品種改良や、「グリチルリチン」を効率よく生産するための栽培条件の研究が可能になりますし、この遺伝子を遺伝子組換でほかの植物や酵母などに導入すれば、天然甘味成分の工業生産も可能になってきます。
 我が国は、かつて暴れん坊将軍が小石川薬草園や奈良県に現存する森野薬草園などを整備したりして、それなりにちゃんと自給していたのですが、今や、甘草に限らず、某大手入浴剤メーカーとかのなど、漢方薬の材料は大抵中国からの輸入です。最近では乱獲などもあるのか、中国産の価格が急騰したりして、輸入は先行き不透明なのだそうですので、このような研究成果を元に、是非国産を復活させ、少しでも国民の健康に寄与するような成果を上げてもらいたいですね。もっとも、遺伝子組み換えに生理的拒否反応を示す国民性を鑑みると、なかなか道は厳しいかもしれませんが。

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昨日書けなかったコミトレやらオフ会やらの感想など

2008-09-08 22:44:10 | Weblog
 昨日は結局13時ごろ、インテックス大阪に到着。エントランスを延々奥へ奥へと進み、一番奥の6号館でようやく会場にたどり着きました。会場に着くまでは、唯一といっていい交通機関であるニューとラムの車内や会場周辺が閑散とした感じがしましたが、これは小さなイベントの特徴で、初めて大阪のイベントに参加したときは、会場に入るまでは本当に今日やっているのかいな? と随分不安を覚えたこともありました。参加サークル数ざっと1500、参加人数1万人強というイベントですから、桁一つ違うコミケとはヒトの混雑度が違うのも当然といえば当然です。それでも会場に入りますと中の熱気は同人誌即売会そのもの。知らず知らず心が浮き立つ「何か」が、この種の空間には満ちているようです。
 今回参加したコミックトレジャーは、以前サークル参加したときにも書いてますが、主催者の心配りが行き届いているためか、参加して気持ちのいい即売会です。とりあえずここまでは順調に育ってきているようで、参加サークル数や参加人数も緩やかな右肩上がりで少しずつ盛り上がってきているみたいに見えます。今後どういう風になるのか、東京でのコミケ開催が今後どういう展開を見せるかという点も鑑みると、色々考えたくなるところではあります。まあしばらくはこの調子で徐々に大きくなりつつ、関西の基幹イベントとして定着していくのでしょう。私も、次かその次位にはまたサークル参加してみてもいいな、と感じさせられました。
 ところでビッグサイトからコミケが追い出されたりしたら、ここインテックス大阪にきたりしないだろうか、と半ば期待していたりもするのですが、床面積で比べるとビッグサイトが8万平米ちょい、幕張メッセが7万5千にたいして、インテックスは7万3千とやや小ぶりですけど、まずまずの規模で出来るんじゃないでしょうか。少し不安なのは、ほぼ唯一の公共交通機関であるニュートラムの輸送能力や駅施設の貧弱さがコミケの大群衆をさばききれるかどうかという点ですが、モーターショウなどヒトの寄るイベントもやってたりしますし、案外やってみたら何とかなったりするのかもしれません。というわけで、オリンピック招致を控え、多分色々と締め付けがどんどん強くなる一方なはずの東京はここらで打ち止めとし、コミケはインテックス大阪で開催されるのがいいんじゃないでしょうか? 秋葉原の一角を妙におしゃれなオフィスビル街に仕立て上げた都知事サンと違って、府知事サンなら沈滞化著しい大阪経済の起爆剤として、きっと諸手を上げて歓迎してくださることでしょう。
 それはさておき、イベントの後は日本橋に出て発売されたばかりのスレイブヒロインズvol6http://ktcom.jp/book/sh/sh006.htmを捜し求めた後、日本橋3丁目、黒門市場の向かいにあるミニチャイナタウンな「上海新天地」なるビルの4階のバイキング中華レストランでオフ会をやり、今後の方針について侃々諤々丁々発止と意見を戦わせ、おおよその方向性が見えたところでお開きと相成りました。少し休息をとって英気を養いましたら、またしっかり議論を詰めて参りましょう、おのおの方(笑)。
 さて、料理の味は、本格中華ということで中にはちと口に合わないのもあるにはありましたが、久々に食べすぎで胸焼けを覚えるくらいお腹はいっぱいになりました。2時間とゆっくり出来ましたし、あれで2000円程度なら、まずまずリーズナブルだったといえるんじゃないでしょうか。
 というわけで、昨日の感想だけで今日は終わりです。何せ今日は一日もう眠くて眠くて。


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新作短編 その14

2008-09-07 10:39:19 | 麗夢小説 短編集
 どうやら今日の天気は残暑厳しい晴れ模様。特段の注意をせずとも安堵してインテックス大阪まで足を伸ばせそうです。コミトレ12参加の後は、日本橋に移動してオフ会ですので、今夜は大分遅くなる見込みです。時間と疲労度合いによっては更新もままならないかもしれませんので、忘れないうちに週一連載の小説をアップしておきましょう。

---------------------以下本文---------------------------

 「それ以上しゃべっちゃ駄目!」
 麗夢はその光景を見た瞬間、あらん限りの声を張り上げ、朝倉の動きを制止した。麗夢自身は、今朝倉を含む数人の男達が演じつつある光景が何を意味するのかは知る由もない。だが、この寒気森々と満ちた、一種荘厳ささえ感じられるこの夢の世界にうち寄せる、期待と歓喜の波を感じ取ったとき、何はともあれ、朝倉を制止なければ、という思いに駆られたのだ。そしてその判断はどうやら正しかった。満ち満ちた悦びの気が一瞬で萎み、代わりに、無理矢理留められた事に対する怒りと苛立ちの気が恐ろしいまでに急速に高ぶるのを麗夢は見逃さなかった。今の今まで、漠然としてその存在すら定かではなかったそこはかとない悪意の源が、今、まさにその気配を凝集し、目の前に現れようとしている。麗夢は思わず左脇のホルスターから、愛用の拳銃をとりだした。そして、鋭く左右に視線を配る。目の端に、呆然とこちらを見上げる朝倉の姿が映る。その向こうには、冷え冷えとした流れを刻む駒込川の水面。更にその先には、所々申し訳程度に雪をへばりつかせた切り立った崖が、何者も寄せ付けぬとばかりに黒々とそびえ立ち、麗夢の視界を遮っている。と、ふと気づくと、朝倉のすぐ側にいた男達の姿が、ない。他と比べて僅かに広い河原となったその谷底の窪地には、いまや朝倉ただ一人が佇むばかりである。麗夢は、意を決すると慎重に道を選び、ついに朝倉の立つ河原まで降り立った。
「朝倉さん! 大丈夫?」
 だが、朝倉は、さっき遠目で見たのと同じく、惚けた顔つきで此方を見返すばかりだ。
「朝倉さん! しっかりして!」
 麗夢は両手で銃を前に突き出しつつ、油断無く辺りを見渡した。朝倉に近づくにつれ、険悪な気配はどんどん強くなっていく。だが、まだその気配が発せられるポイントが特定できない。この、周囲を崖に取り囲まれた地形のせいだろうか。まるで、全身を圧するかのように、頭上の全方向から強烈な殺意が降り注いで来るかのようだ。
「朝倉さん目を覚まして! これは、貴方の夢なのよ! 貴方が目を覚ませば、この悪夢も消えて無くなるわ!」
 だが、麗夢が念を込めて必死に呼びかけたにもかかわらず、朝倉の反応はすこぶる鈍かった。これには麗夢も不審を覚えずにはいられなかった。幾らここが何者かの生み出した悪夢のただ中とはいえ、麗夢がその力の一端を解放して呼びかけたからには、何らかの影響が出てくるものだ。たとえば悪夢の映像が揺らいだり、悪夢に囚われる人が、一時的にせよ惑いから目を覚まし、麗夢に対して反応を示したり。しかし、今この悪夢は非常に安定した形で、麗夢の力を寄せ付けようとしなかった。
「朝倉さん?」
「君は、誰に声をかけているのかね?」
 初めて朝倉がしゃべった。麗夢は一瞬、ぽかんと気をとられ、すぐに目の前の青年に呼びかけた。
「だから、朝倉さん」
「私は、朝倉という名前ではない」
「は?」
 おかしい。見た目は確かに朝倉に見える。あの、人好きする甘めのマスクは、間違いなく朝倉その人の顔であり、格好こそあの幸畑の資料館で借りたと思われる明治時代の陸軍外套や軍帽をかぶっているが、それ以外は、ついさっき、資料館前で、自分をナンパした若者の姿その物にしか見えない。ただ、雰囲気が明らかに変わっていた。あの資料館前で見せた軽薄な姿は完全に影を潜め、まるでどっしりと地に据えられた巨岩のような落ち着きが、その口調や目の光に感じられる。
「じゃあ一体・・・」
「君こそ何者だね。ひょっとして、『彼女』の侍女か何かか?」
「え? 侍女って・・・」
「君は『彼女』に命じられて、私をこの八甲田山まで連れて来たんじゃないのかね?」
「私が、連れてきた?」
「そうだ。私と『彼女』との約束を果たさせるために。でもせっかく後一歩だったのに、邪魔しないでもらいたかったな。そんなに『彼女』はご立腹なのかね。そろそろ許してもらえるよう君からも口添えしてもらえないだろうか?」
 朝倉は、20そこそこの外見からは想像付かない、落ち着いた声とやや年寄りめいた話しぶりで麗夢に言った。どうやらすっかり麗夢をその『彼女』とやらの侍女か何かに勘違いしているようだ。
「『彼女』って誰? 約束って、何を約束したの!」
 麗夢は、拳銃を握ったまま、朝倉につかみかからぬばかりに迫った。落ち着き払っていた朝倉も、さすがにこれには少し慌てたようだった。
「おいおい! 『彼女』と言ったら、この山の・・・」
 朝倉が告げようとした瞬間だった。これまで崖に阻まれ、僅かにそよぐばかりだった風が、突如大量の雪を巻きながら、猛烈な勢いで二人に吹き付けた。正面からまともに受けた朝倉があっさり尻餅をつき、麗夢もはためくスカートを抑えながら、必死に身をかがめた。風が動いたせいだろうか。一段と凍える冷気が肌を斬りつけるように露出した太股やふくらはぎに襲いかかり、拳銃を握る手を凍えさせた。と同時に、そんな冷気などささやかな涼風にしか感じさせぬほどの殺気が、麗夢の背中に氷の刃となって突きつけられた。
「くっ!」
 麗夢は必死に振り返ると、銃口をその殺気の焦点に突きつけた。と同時に、ひとしきり谷を席巻した突風が過ぎ去り、再び落ち着きを取り戻した河原で、遂に麗夢は、相手の正体を知った。
『軽々に吾が名を口にするでない』
 白い、ただ白いだけの背景に溶け込むような白い姿が、麗夢の目に映った。
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おしらせ1件と監督情報を一つ。

2008-09-06 22:54:26 | ドリームハンター麗夢
 いや本当に猫の目ですね、天気予報。昨日までは今日と明日はしっかり雨マークがついていたのに、今日は一滴も降らず、明日もいつの間にか晴れに変わっているではありませんか。これはもう、今の予報は信じるに足りないと割り切って、当日の空模様を見ながら、万一に備えて折りたたみ傘くらいは忍ばせておく、というのが正解のようです。まあ雨は降らないに越したことはないので、とりあえず希望を持って明日に備えましょう。

 さて、すでに何度か書いております通り、明日はインテックス大阪で『コミックトレジャー12』http://www.aoboo.jp/が開催され、我らが同志 綾野こうじ様とかいかい様が新刊引っさげて出展なさいます。その名も「AK-Factory」、ブースは「H-51b」だそうですので、皆様おさそいあわせの上、大阪南港まで遊びに行かれるのがよさそうです。不肖私めも拙作を一枚描かせていただきましたが、両氏の素晴らしい絵に加え、東西の同志が投稿した力作の数々をご覧いただけるはずです。久々にオフセット印刷された麗夢(+なのは)の本というだけでも、貴重な一冊と言えるでしょう。

 ところでご存知の方もおられるでしょうが、奥田監督が今、インターネットラジオ『ハラショー』http://www.harashow.net/のコラムに、『奥田誠治のMOVIEざんまい』という題の文章で、ご覧になった実写映画の紹介と感想を連載されています。我が国で製作されたアニメの大半に足跡を残す偉大なる職人の目から見た映画評が結構楽しいです。およそ2週間に1本程度のペースでの更新ですので、のんびり楽しめるところも、私のようなものぐさ者にはありがたいといえます。
 監督によると、これからも色々と露出していく、とのことですので、また情報入り次第このブログなどで紹介して参りましょう。

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総裁選戦国乱世な趣ですが、民主党もせめて一人くらい対抗馬出しとけばよかったのに、と切に思います。

2008-09-05 22:48:04 | Weblog
 どうやらやっぱり日曜日は雨模様の天気みたいですね。昨今の天気予報はまだまだ猫の目に変わる可能性もありますから一概に雨とも言い切れないわけですが、少なくともそのつもりでいた方がよさそうなくらいは、信用できる予報のようです。
 さて、体調、回復した、と思い込んでおりましたら、今日昼過ぎに急に寒気がして背筋にゾクゾクとした悪寒が走り、軽い頭痛がやってきました。典型的な風邪の症状と見えたので、あわてて薬を口にしましたが、少々気を抜きすぎてしまったのかもしれません。でも、何でこんなに長引くのでしょうね。悪化するならするでとっとと熱でも出てくれた方がまだ回復も早かったのではなかろうか、などと思わないでもないのですが、それが日曜日にきたりしたら元も子もないわけで、とりあえず明日は一日休みですし無理せずのんびり過ごすつもりでいます。必要な仕事はせいぜい明後日の軍資金をATMから引き出すくらいのことですし。
 そういえば自民党総裁選が随分面白いというか、傍目には絢爛を通り越して混乱に変わりつつあるんじゃないか、というくらい候補乱立状態になっているみたいですが、まあそれだけ与党に元気がある、というのは、悪くないのかもしれません。でも、今にして思えば、その元気さを一つ前の総裁選のときに発揮すべきだったようにも感じます。そうであれば、やおら1年の貴重な時間を無駄にすることも無かったんじゃないか、と思います。でも、今回の雨後のたけのこ状態もこの1年に積み重なった危機感がきっかけだったともいえるのでしょうし、この1年はそんな生みの苦しみだった、と振り返るときがいずれくるのかもしれません。
 対照的に民主党はふがいなく感じてしまいます。偉い人たちは党首含めてかつての与党の一員だったり、大臣やったヒトもいるというのに、早々と現党首の続投が決まるというのはちと情けない。形だけでも出来レースでもいいから、党首選をやっとけばよかったんですよ。そうすればマスコミだってもう少し取り上げたことでしょうし、場合によっては与野党入り乱れての党首候補討論会なんてのも企画されたりしたかもしれません。まあそんなことをやるかどうかなんて知りませんが、恐らくそう遠くない時期に行われる衆院選で与野党が入れ替わる可能性もあるわけですから、そういう風なバラエティ企画があってもいいんじゃないか、見てみたいじゃないの、と私は思いました。
 まあいずれにしても私には選挙権がありませんからお気楽に眺めているしかないわけですが、こうなるといっそ我が国も大統領制にして、直接我が国の頭を決められるような制度にならないか、と思ってしまいますね。

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最近PCの画面表示がおかしいのですが、どうせ替えるのならなるべく楽しめるものにしたいです。

2008-09-04 22:27:34 | Weblog
 このところ、バイクで走るのはかなりスリリングですね。進行方向や背後に真っ黒な積乱雲が沸き立っていたり、雷が閃いているのが見えたりして、雨に追いつかないように、あるいは追いつかれないように、その動きを信号に止まるたびに空を見上げて確かめたり。そんな警戒が功を奏しているのか、今のところ、途中であわてて合羽を取り出して、内側も濡れるのを我慢して着込む、なんていう風な醜態を、何とかさらさずにすんでおります。それでも、明らかに大雨で増水し、濁った水が逆巻く川のほとりを走るときや、今さっきまで確かに降っていました、といわぬばかりに濡れそぼった路を走るときには、ただ単に運がいいだけなんだろうな、と思わずにはいられません。できればこの幸運を、週末の日曜日まで維持したいものですね。
 幸運といえば、8月の東京帰りからこっち、今ひとつ優れなかった体調が、ぼちぼち回復に転じたのを覚えるようになったのもありがたい話です。ずっと風邪気味でひどくもならない代わりに良くもならない、という煮えきらぬ状況が続いていたのですが、ようやく夜も普通に涼しくなってきたのを鑑み、マスクをして寝るようにしましたところ、気管支の乾燥が抑制されるのか、今朝はすこぶる調子がよいように感じました。さすがに真夏の間はマスクして寝るなど正気の沙汰ではありませんでしたが、これでどうやら日曜日までには体調を万全に近づけられそうです。
 さて、復興しつつある体調に比べ、PCの方は、最近どうもディスプレイの表示がおかしく、ブラウザでスクロールしたりすると文字がにじんで読めなくなったりすることがあります。グラフィックアクセラレーターのせいか、と思い、ドライバの最新バージョンを落としてきて入れてみましたところ、とりあえずそのときはましになりましたが、またしばらくすると駄目だったり、と思うと問題なかったり、どうももう一つ性向がつかめません。メモリ周りが原因じゃないか、と勝手に考えているのですが、フリーズや起動失敗なども時折見られますし、あんまり頻発するようなら、そろそろ本気で新調を検討した方がいいのかもしれないと、最近思うようになってきました。どうせならディスプレイもブラウン管から液晶に代えたいとも思いますし、何か手ごろなものは、なんて軽く見ておりましたら、こんなものを見つけました。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0809/04/news076.html
これは、これまでの小さなスクリーンを目の前に展開するタイプではなく、直接網膜に映像の光を当て、あたかも目の前に画面があるかのように感じさせることができる装置だそうです。試作機の重さは25グラム、液晶ディスプレイやCRTディスプレイよりも広い色域が再現でき、高画質な映像を表現できるんだそうです。2010年、業務用として発売予定だそうですが、久々に「欲しい!」と思う機械を見つけた気がします。一体幾ら位で出るんでしょうね。他のメーカーでも同じような機能のものを研究していたりしないのでしょうか。そうやって競争が起きてくれれば、機能も上がるしお値段も手の届くところまできてくれるんじゃないか、と期待するのですが。なんにせよ、楽しみな未来がまた一つ出てきた気がします。

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人生の一大事も遺伝子が左右しているのかもしれない、というのは、なかなかに衝撃的な話ではあります。

2008-09-03 22:14:45 | Weblog
 ここ3日ほど、通勤途上大抵停車することになる信号がある交差点で、いつものようにとまっておりますと、それは見事なミンミンゼミの張り上げる元気いっぱい夏真っ盛り、とでも言いたいような声が毎朝聞こえています。月も改まり、学校も2学期が始まってはや3日を経過してはいるのですが、そんなことは当然ながらお構いなしです。おそらく、この声が聞こえなくなったら夏も終わるんじゃないか、という気にさせられる、晩夏の輝かしき残照です。
 さて、とりあえず今週末のオフ会の準備であるお店との予約交渉もようやく片付き、あとは当日を待つばかりになっております。残念ながら、週間予報ではいまひとつな天気になりそうですが、気象庁もまだ自信が無いのか、予報精度はC判定にしていますから、このところの予報の猫の目状態を見ても、当日の朝になるまではあきらめてはなりません。きっとお天気回復することを祈利他いと思います。ただ、あんまり快晴なお天気になると暑くてしょうがないので、曇り位でいいです。どうか神様、この微妙なさじ加減でお天気を差配くださいますよう、お願い申し上げます。
 ところで、ネットでニュースを見てましたら、離婚を左右する遺伝子が見つかった、とか言う話が目に入り、仰天してしまいました。なんでも スエーデンとアメリカの研究グループが発見したとのことなのですが、ハタネズミという動物には、一夫一婦制の固定した夫婦関係を好むかどうかを左右する遺伝子があるのだそうで、それと同じものがヒトにもあり、ヒトの男性において、この遺伝子がある特定のタイプだった場合、そうでない場合に比べると、離婚や別離の危機を経験する確率が2倍高くなるのだそうです。
 ネズミとヒトは遺伝子セットや代謝機構がよく似ており、生体実験の定番の動物だったりしますが、そもそもそんな遺伝子が動物で存在しているということにまず驚かされたのでした。まあ、何でも遺伝子に還元してしまうような短絡的な見方もどうかとは思いますが、どうもこれまでの心理学とか精神分析学というのは、こういう遺伝的な解析は家系などで少し試みられているだけで、あまり省みられなかったんではなかったか、と素人考えながら感じられるのです。これまでは分子生物学がそれ程進んでおらず、わからないことが多かったために、致し方なかった部分も多々あったでしょうが、これからは、遺伝と環境のかかわりや、個を構成する要素のうちでどれだけが遺伝子によって決定されているのか、などを精査した、新しい心理学、精神分析学が出てきてくれるんじゃないか、と期待しています。その過程で、恐らく「夢」の話にももっと科学的なメスが入ってくることでしょうし、ひょっとしたら「集合無意識」などの概念も、より明確な背景が浮かび上がってくるやも知れません。遺伝子の世界は、これからもいろいろな意味で楽しみな研究が続々と出てくるのでしょうね。なるべく長生きして、それらの行く末を見ていきたい気がします。

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せっかくの誕生日で終戦記念日ですが、世間はそれどころじゃないみたいです。

2008-09-02 21:57:35 | Weblog
 今日はン十回目の生誕記念日。そして、63年目の大東亜戦争終戦記念日。私が生まれた日がどうとかいうことは知るヒトがほとんどいないのは当然として、この日降伏文書に調印したことを知らない人や報じないマスコミがたくさんいることはどうにも不思議な感がしてなりません。ですが、今日に限ってはしょうがないのかもしれません。一国の宰相が辞任したのですから、そちらの方が大きなニュースになるのは致し方ないことでしょう。ですが、総じて「なぜなぜ?」と謎解きに興じ、まことしやかな憶測をたくましくしているのはどうしたことでしょう。理由はどうあれやめた人のことをとやかく言ってみたところで今更どうなるというものでも無し、そんなことに現を抜かす暇があったら色々いいたいこともあるんじゃないかと思うのです。たとえば私は、次の総裁選が22日と聞いて、どうしてこんなに時間をかけるのか、もっと速やかに決めて政治の空白期間を短縮することを考えられないのだろうか、と疑問に思ったのですが、総裁選というのはそういうものだ、という常識でもあるのでしょうか。
 おかしいといえば公営放送のニュースもそうで、漁師、酪農家、農家、中小企業の人、などと一言ずつインタビューしていたのですが、一人、二人のこの人たちをそれぞれの代表のごとく取り扱うのはどうも違和感があります。海外の声、ということで流れていたのは、1番に中国、2番にアメリカ、3番に韓国、で終わりって、え? それで終わり? と呆気にとられました。なんで中国が1番か、というのは辞めた人が辞めた人なのでしょうがないにしても、欧州やロシアやインドやブラジル、台湾や東南アジア諸国等々、といった諸国の声が無いのはどうしてなのでしょう? それぞれの国のメディアや政府が取り上げていないから報じないのか、あまりに取り扱いが小さいからなのか、どちらにしても、そのこと自体がニュースになりうると思いますし、どんな反応あるいは無反応ぶりだったかは大いに興味をそそられるのですが、公営放送はこの3国を報じればそれでよし、という判断なようです。
 政治家の方々のコメントも流れていましたが、これも皆一言ずつで、物足りない感じがしました。映像を見る限り他にも色々しゃべっていたようでしたし続きを聞きたかったりしたものもありましたが、ぶつ切りで切り上げてお構いなしです。あと、次期総裁候補に挙がっているヒトのコメントが無かったり、そもそも今の政治状況を生み出した張本人というべき小泉元首相のコメントが無かったりしたのも奇異な感じがしてなりませんでした。探したけれど見つけられなかったんでしょうか? もし積極的にメディアから姿を隠しているんだとしたら、それはそれで「事件」な気がするのですが、どうも痒いところにぜんぜん手が届かないフラストレーションを覚えさせる報道が続くようです。

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いよいよ今年も残るところ3分の1。やりたいこと色々ですが、まずは一つずつ片付けませんと

2008-09-01 22:17:42 | Weblog
 とうとう8月も終わり、ということは1年の3分の2が過ぎたということであり、残り3分の1は、秋の日と同じくどんどん加速して過ぎていくように感じられることを思えば、今は中盤を過ぎた、というより、ほぼ最終コーナーを回りつつある、と思った方がいいのかもしれません。今日から9月1日。一年を締めくくるための今年の収穫を占う、最後のひと踏ん張りをやるべき頃合のようです。
 近々の課題としては、週末の関西オフ会を無事に迎えること。インテックス大阪で開催のこみっくトレジャーとその後の2次会の準備を進めないといけません。当面、これが最重要課題ということになりましょう。
 次に、色々とあるとは思うのですが、とりあえずまずは連載小説を早く終えないといけません。そもそもの計画では夏コミ前に終わるはずだったんですが、微妙に延び延びになっていて、この分だとこれからクライマックスに入って終了は10月にかかりそうな情勢です。少しピッチを上げて何とか9月中にと思いますが、公私ともども忙しくなる季節を控え、時間のやりくりをいかにこなすかが勝負となりそうです。まあとにかくこれを片付けないと「次」の行動に移れないので、早々に片付けたいところです。といって荒っぽく無理矢理けりをつけるわけにもいきませんので、そのあたりは苦心と工夫が必要です。
 それと私側の「お仕事」として、年末にかけて動きがあるはずなので、また何かと忙しくなるかもしれません。御大の方でも色々とあるみたいですし、年の暮れまで目が離せません。
 公的なお仕事の方も、私が中心になって画策していた事業にお上からの研究費がついたので、色々と動かしていく必要が出てきました。私が人選してお仲間を集めて応募しただけに、お金が入る上はまた集まりを仕切って仕事を進めないとなりません。まあ大変には違いないですが、こういう異なる立場の方々を集めて一仕事する、というような呼吸といいますか、運営ノウハウなどは、同人活動を通じて培ってきたのではないか、とこの頃つとに感じるようになりました。分野や内容こそ違え、やっていることは、テーマを決めて優秀な人材を集め、日程を定めてそれぞれ仕事してもらい、それを取りまとめて目的を達成する、という動きであり、それは、まさに同人誌作りとなんら変わらないと思うのです。プレゼンテーションのための資料作りや応募書類等の文書作成なども、お絵かきや小説を書いてそれなりに磨いてきたスキルがモノをいっているような気がしますし。世の大学や企業、公的機関の研究者達も、象牙の塔に閉じこもっていないで、同人活動でもしてみればきっともっとスムーズに共同研究事業を立ち上げ、一つの成果を目指して働くことができるんじゃないでしょうか。いや、政治家や官僚なども、霞ヶ関にたむろしてないで夏と冬は有明まで出向いてみてはいかがでしょう? 全国から50万人も集まる一大イベントなのですから、これにサークル参加して政策や施策を同人誌にして皆に訴えればいいんですよ(笑)そうすれば、もっと判りやすく、国民に理解を求めるノウハウなんかも手にできるんじゃないでしょうか。

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