かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

蚕でコロナウイルスワクチンを産生させようという研究が九州で進められているのだとか。

2020-06-27 21:13:54 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は24.7℃、昼の最高気温は29.9℃、五條市アメダスの最低気温は21.3℃、最高気温は29.5℃でした。今日は昼間に少し日差しがあったほかは大体くもり空の一日でした。ただ昨日よりは蒸し暑さも和らぎ、少し過ごしやすかったように感じます。ただ西から梅雨の雨が近づいてきていて、21時現在、既にその先端が和歌山県に差し掛かりつつあります。程なくこちらでも降り出して、明日一日雨の天気となるのでしょう。休日の雨は色々と困るのですが、梅雨の時期は致し方ありませんね。

 さて、新型コロナウイルス、東京では新規感染者が57人で緊急事態宣言解除後最多、とかニュースになっていましたが、アメリカやブラジルの万人単位の患者発生と比較すると少々騒ぎ過ぎではなかろうか、という気も致します。気をつけるに越したことはありませんが、宣言解除で朝夕の通勤通学ラッシュも復活している中、その程度で済んでいるのはむしろ僥倖ではないでしょうか? 最多と言っても2人増えただけでほぼ誤差と言っても良い数字ですし、わざわざ「最多」と強い単語を使う必要があるとも思えません。そんな些末なことよりも、その程度で済んでいるファクターXとは結局何なのかいまだに不明というほうがよほど問題ではなかろうかと思います。
 されはさておき、九州大農学研究院の日下部宜宏教授らと九州大発のベンチャー企業「KAIKO」が、昆虫の蚕にコロナワクチン候補となるタンパク質を効率よく大量生産することができる種を発見したと発表しました。九大では昔から蚕の活用について研究を重ねている伝統があるとのことで、保有する450種もの蚕からその種を発見したとのことです。方法は、コロナウイルスの表面にあって人体への侵入に利用されているスパイクタンパク質の遺伝子情報を蚕に感染するウイルスに組み込み、注射器で蚕の体内に注入するのだとか。これで蚕体内でスパイクタンパク質が生成できるのだそうです。この蚕由来スパイクタンパク質をヒトが摂取すればコロナウイルスに感染しなくても抗体ができ、いざウイルス侵入の際にはブロックすることができるようになるかもしれない、とのこと。ヒト体内への投与は注射を考えているそうですが、なんと、蚕の蛹を食べることで腸からスパイクタンパク質を吸収させることも期待できるのだそうです。
 蚕の蛹を食べる、というのは人によってはかなり抵抗があるかもしれませんし、そもそもどれだけ食べればよいのか、とかもまだよくわかっていない話です。それにこれから動物実験を実施し、効果や安全性を評価しながらいずれは臨床へ、となるためまだまだ先の話ではあります。ただ、注射や天敵とかではなく、食べるワクチン、という考え方がお手軽で面白いと思いました。実験がうまくいって、いずれのど飴感覚くらいで手軽にスーパーやコンビニでコロナウイルスワクチンを買って食する時代が来れば良いなと思います。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 真夏のごときうだる暑さの中... | トップ | 新型コロナ感染者1千万人突... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事