かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

テレビカーという昭和の名残がまたひとつ消えるのですが、正直な所まだ頑張っていたのか、と驚きました。

2013-02-25 21:24:20 | Weblog
 今日は13夜の満月間近な月が、夜空に冴え冴えと輝いていました。寒さのせいもありますが、その冷たい光が一段と身にこたえたような気がします。満月はヒトを狂わせるそうですが、いくら狂騒をかきたてても、こう寒くては縮こまるよりありませんね。

 さて、京阪電車のテレビカーがついに姿を消すのだそうです、というニュースを観て、まだ走っていたのか、と返って驚かされました。京阪のテレビカーといえば京阪の特急電車にテレビが備え付けられた車体で、ベンチシートの濃い緑と若草色な通勤車両と違って、二人掛けでオレンジと赤のツートンカラーが独特の、京都ー大阪間をノンストップで走る車両でした。確か車体横にスピード感を表現しているような傾けたフォントで白く「テレビカー」と書いてあった記憶が有ります。京阪電車の特急は今も無料で乗車出来ますが、それが当たり前に思っていた私は、近鉄や南海が特急料金を取ることに驚いたことがありました。それはともかく、お世辞にも見やすいテレビではなく、走りながら電波を受信しているためかやたらとノイズが多くて歪んだり流れたりする映像が映っていたのを観た記憶があります。まあそれも、幼少時大阪に住んでいた頃に極くまれに乗る位で、その後は枚方に引越したため、結局ほとんど乗る機会はありませんでした。先日来、2度ほど続けて枚方に電車で行く機会があって久々に京阪京橋駅から乗ったのですが、いつの間にか特急が枚方市駅に停まるは、緑とオレンジ以外の妙にカラフルな電車が増えているわでもう別世界の感がありました。途中通過した駅も全然見覚えない形に変わっていますし、よく自転車で遊びに行っていた香里園とか駅前が見事に再開発されて、車窓から見る限り全然面影がありませんでした。もっとも、枚方市駅自体私が学校を卒業してからしばらくして高架化され、周辺も再開発で大きく様変わりしていますから、他も変化していて当然ではあります。枚方市駅は実家に帰るたび見ていましたから全然違和感ありませんが、知らないままいきなり駅前に放り出されたら、駅から歩いて3分の実家に到底辿りつけないと観念してしまうくらい変化していることは間違いありません。
 さて、59年に渡り、テレビ映像を流し続けていたテレビカーも、今や携帯端末に押されてその役目を終えます。ひょっとして引退セレモニーなんて開かれるのかもしれませんが、この所その所業があまりに痛々しいマナーの悪い鉄道ファンが沿線に溢れかえらないように祈りたいです。

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