かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

トリュフだとかぶどうだとかで済んでいるうちに、全面的に食糧生産方法を考え無いと将来詰むかもしれませんね。

2019-08-11 21:20:59 | Weblog
 奈良市の今朝の最低気温は25.8℃、最高気温は37.3℃。五條市の今朝の最低気温は23.9℃、最高気温は36.9℃でした。体感では昨日より少しマシな感じがしましたが、数字の上では変化は特にありません。8月も1/3が過ぎましたが、まだまだ暑い日が続きます。台風10号はようやく進路が安定して、15日頃、まっすぐ九州から四国に向けて進んで来るようです。とりあえずこちらに直撃は無くなりそうですが、大型の台風ですし、なんの影響もないという事もないでしょう。予想進路の東の端を通れば何かとありそうですし、少なくともある程度の雨は避けられないのではないでしょうか? そういえば、天気図の列島北側に、秋雨前線らしき停滞前線が描かれています。あの北側は秋の空気なのでしょうか? 早く南下してきて欲しいものですが、台風との共演は避けて欲しいですし、悩ましい季節が始まりそうです。

 さて、この暑さは日本だけではなく、世界各地で尋常じゃない気温が記録されていたりしますが、そのような気候になるといろいろな生物にも影響が出てくるのは、当たり前といえば当たり前な話です。ヨーロッパでは、トリュフが年々見つけにくくなっている、という話があるようで、単に今年去年という短期の話ではなく、数十年単位の気候変動が何らかの影響を及ぼしている可能性があるのだとか。日本でも、ぶどうの色づきが悪くなったりする例が既に指摘されていますが、今後ますますそのような話は増加し、顕著になってくるものと思われます。りんごとか柿とかも影響を受けるでしょうし、野菜のたぐいも、何らかの変化が出てくるでしょう。それ以上に、害虫が増えたり病気が蔓延したり、というようなことも、気候次第で顕在化してくるはずです。世代交代が早く、農薬への抵抗性が急激に高まりやすいダニとかアザミウマ類が難防除害虫になってそれなりの期間になりますが、今後ますます面倒な対策が必要になってくることは間違いないでしょう。だいたい我が国は、土地は狭いし夏は温度湿度が高いし、虫や病気が多くてあまり農業に向いているとは言い難い土地柄であるにも関わらず、人口だけはやたら多いですから、自給率を上げるというのは至難の業です。それが気象変動で更に厳しくなるという未来が見えている以上、自然環境から隔離した植物工場でできるものは全部作ってしまうくらいの事をやらないと、日本の食糧事情は先行き怪しいんじゃないでしょうか。今なら結構色々なものが水耕栽培でできますし、上手にやれば土耕では考えられない規模の収穫量がえられて、しかも農薬もあまり使わなくてすむという、日本に向いた農業ができると思います。

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