かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

昨夜の将棋名人戦、終盤の大逆転劇を見逃すという痛恨のミスを犯してしまいました(泣)。

2024-04-12 20:35:34 | Weblog

 今朝の奈良市の最低気温は11.2℃、昼の最高気温は24.6℃、五條市の今朝の最低気温は8.4℃、昼の最高気温は23℃でした。今日も朝から良い天気で大変暑くなりました。月日が一ヶ月くらい先走っているような陽気ですが、明日の予想最高気温は26℃と更に上がってくる模様です。明日は夏を彷彿とさせるようなうだる暑さになりそうですね。

 さて、一昨日、昨日の将棋第82期名人戦の7番勝負第1局、その終盤戦の模様を観戦していたのですが、挑戦者の豊島将之九段が研究十分な巧妙な差し回しで藤井名人と一進一退で終始押し気味に互角に戦い、終盤でついに優位に立って7対3で豊島九段優位というAIの判定が出ていました。将棋は一瞬の失着で99%勝ちの判定が真逆にひっくり返ることもあるので予断は許さない状況ではありますが、相手はかつて頭角を表してきた藤井聡太棋士の挑戦をことごとく退け、藤井キラーと銘された将棋界きっての名手ですから、これはもう逆転は難しく、このまま行けばついにタイトル防衛戦で土がつくのか、と大山名人の記録更新は残念ながらならないものと半ば諦め、明日の仕事もあるので観戦を中断して風呂に入りに行ったのが間違いでした。風呂上がりに改めて決着を確認しようと観てみましたら、藤井名人勝利との表示が。目が点になってしまいましたが、その後なぜあそこで入浴してしまったのかと激しく後悔しました。あの段階からどんな逆転劇があったのか、後追いで解説を観ましたが、本当にたった1手、豊島九段がノータイムで打った44香車の手が痛恨の失着となり、それまでの優位があっという間に削られたかと思うと、最終盤まで特段の働きもなかった藤井名人の二九の桂馬が、ぴょんと三七に一つ跳ねただけで豊島九段に詰めろがかかるという、目にも鮮やかなというにはあまりに眩しすぎる一手で逆転、その後は一気の寄せで瞬く間に豊島九段が投了という運びになりました。あれよあれよと何がどうなったのか解説を聞いてすら頭がついていかず、どうしてそんな逆転方法が出てきてしまうのか、悩ましい手順でしたが、このようにどんなに作戦勝ちして終盤まで優位に立っても、その後にたった1つ失着を犯したらもう負け確定となると、もう強さの次元が一つ二つ違うくらいでは説明がつく気がしません。初めての戦法をぶつけられても的確に応手し、以前よりもはるかにたくみに持ち時間を管理して、かえって相手を焦らせ自滅させるという圧倒的な強さ。この怪物に果たして誰が土をつけ、そのタイトルを奪いえるのか? あまりの安定感にそんな日が来ることがまるで想像できないのですが、藤井八冠がデビューしたときのように、いずれ遥か下の世代から芽を出してきたりするのでしょうか? 

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 単なる疲れか本音がこぼれた... | トップ | 暑いほどの好天気な休日でし... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事