かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

30年以上も無職って、一体普段は何をして過ごしているんでしょうか?

2015-11-07 22:48:33 | Weblog
 やはり最近は眠気が強いのか、今朝も起きたのは9時を回っていました。まあその分前夜は少々夜更かしもしてしまったのではありますが、朝が遅いと時間が少なくなったように感じられて、一日が過ぎるのが早いです。それだけ寝ても昼食後や夕食後にはウトウトして、半身浴などしようものなら15分ほどで意識が落ちるような状況ですから、一体どれだけ眠たいのか、と自分でも不思議に思ってしまいます。これも冬になる前の一時的な生理現象なら良いのですが、どうも最近は、寝付きが悪くて睡眠不足になったり逆にやたらと睡眠過多になったり、眠りの質の件で悩みが多い感じです。

 さて、栃木県の県境から少し北に進んだところにある福島県西白河郡西郷村というところで、80歳の父親と92歳の母親が亡くなったのを自宅でそのまま放置し続けていた48歳の男性が逮捕される事件がありました。男性は48歳、中学卒業後から就職もせずずっと家に引きこもり、父親の年金で暮らしていたそうで、遺体を放置したのも、「どうしていいか判らなかった」と取り調べで答えているのだそうです。
 中卒後ですから、普通に学校行っていたとしたら33年間仕事もせずに引きこもっていたことになりますが、そんなことってにわかには信じがたい話です。若いころ就職したけれど病気とか色々あって仕事を辞め、自宅に引きこもって、とかいうのならまだしも分からないでもないのですが、この男性に何があったのか、また、その間何をしていたのか、大変不思議です。今ならネットにずっぷり浸りこむような生活もありうるのでしょうが、33年前にはまだパソコンもちらほら出だした頃でネットなどありませんし、仕事をしない代わりに何をして時間を過ごしてきたのか、逆にそのことに興味が湧きます。
 それに、「遺体をどうしたらいいか判らなかった」というあたり、ひょっとして少々知的障害が入っていたりするんじゃないのか? と疑わしくなりますが、ニュースの記事を見る限りではそういうような話は全く現れていませんでした。
 親の死去を隠してその年金を受け取り続ける、というような事例は時折聞きますが、いったい今、全国でそのような事になりかねないような引きこもり中高年がどれくらい居るものなのでしょうか? 一説には30歳以上の引きこもりが全国で80万人以上居るとか、40代が最も多いという東京都はじめ幾つかの県での調査があったりとか、徐々にその実態が明らかとなり、厚労省も大きな社会問題として取り上げつつあるようですが、それでもなお、まだまだその存在や生態はヴェールに包まれていると言えそうで、その解決策も全くの五里霧中のようです。
 つまり、今後もこの手の事件が発覚して問題が顕在化する事例が相次ぎそうですが、仮にこの48歳男性が実刑を食らってたとえ1年でも刑務所暮らしをすることができるのか、また、出所後は自立した生活を送れるのか、執行猶予が付いてしまったらその日からの生活はどうするのか、とか色々別の面での心配も湧いてきそうで、果たしてこれは警察が取り上げるべき事件なのか? という点にも疑問が湧いてきそうです。80万人もの貴重な労働力が活かせないでいるなんて言うのももったいない限りですし、このまま時間が立てば引きこもり高齢者なんて言うものになってしまってより一層対応困難になりかねませんし、なにか無理矢理でも知恵を絞って行く必要を感じる、そんな事件でした。

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