かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

香港情勢、まだまだ全く予断を許さない状況ですね。一体いつ人民軍が投入されることやら。

2019-08-07 20:09:32 | Weblog
 奈良市の今朝の最低気温は26.6℃、最高気温は35.2℃。五條市の今朝の最低気温は22.6℃、最高気温は35.2℃でした。今日も雲多めの一日でしたが、気温はかなり高いです。これだけ雲は多いのにまるで雨の気配がないほど大気の状態が安定しているというのは少しばかり納得いたしかねますが、夏真っ盛りの8月上旬と考えれば無理のない状況なのかもしれません。天気の変化があるとしたら、迷走している台風10号が接近してくるであろう来週後半でしょうか。お盆も過ぎればさすがに空気が変わってくるように思います。もう少しの辛抱、かもしれませんね。

 さて、香港で起こっている大規模なデモ活動、中国本国へ容疑者を移送できる、逃亡犯条例の改正をめぐっての抗議活動ですが、中国政府の出先機関である中国国務院香港マカオ事務弁公室の報道官が北京で記者会見し、「中央政府は香港政府が制御できない国家の統一・安全に危害を与える『動乱』を決して放置しない」、「(中国政府の)自制を弱さであると誤って判断してはならない」、「香港の繁栄と安定、国家の根本的な利益を守るという中国政府の揺るぎない決意と巨大な力を見くびってはならない」、と強くデモ参加者を牽制する発言をしました。特に、天安門事件のときと同じ「動乱」という言葉を使っているあたり、相当な決意を示しているようにも思えます。
 なんでも香港の統治に関する法律では、香港基本法の第18条で、中国の全国人民代表大会(全人代)常務委員会が「制御不能の動乱」と判断すれば「中央政府が全国の法律を実施できる」と規定しているのだそうです。もしそれが適用されたら、香港に解放軍が投入され、香港政府は凍結、一帯には戒厳令が敷かれ、もちろんデモなど絶対禁止、強権で持ってデモを主導していると思しき人々を片っ端からしょっぴいて拷問の上処分する、というような地獄絵図が実現するかもしれません。中国でも屈指の発展を遂げる大都市香港が地上からもみ潰され、完全に政府の管理下に置かれた中国の大都市が一つ生まれることになるのでしょう。欧米人も多く住む香港ではありますが、果たしてそうなった時アメリカを筆頭とする国々は香港の自由と経済のために中国と一戦交える気があるかどうか。中国の堪忍袋の緒がいつ切れるのかが当面の見ものかな、とも思いますが、案外あっさりかつ淡々として人民解放軍を投入し、一挙解決して極めて強引な平和維持活動に入る、なんていうことが明日にでも起きてしまうかもしれません。しばらくは注目必死ですが、今年も11月に仕事で香港に出かけねばならない可能性が高い私としては、高みの見物とは行きかねるのが少々業腹です。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 楽器を学ぶ子は勉強ができる... | トップ | 今日は朝から出張で遠出しま... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事