今朝の奈良市の最低気温は27℃、昼の最高気温は34.4℃、五條市の今朝の最低気温は25.4℃、昼の最高気温は34.3℃でした。今日は雲が多く日差しが陰りがちで、戸外でも案外過ごしやすさを覚える一日でした。もちろん暑いのは暑いですが、最高気温で35℃を割り込んだのも、過ごしやすさに影響したのではないかという気がします。それだけ身体が暑さに慣れてきたのなら良いのですが、今日は昼食後、ふと気がつくといつの間にか自席で眠り込んでいました。20分ほどの短時間ですが、空調が心地よかったのか完全に意識が落ちていました。午後3時ころ無性に眠くなるのはこれまでにもなどかありましたが、昼間眠くなるのは久しぶりで、昨日は寝苦しかったですしそれだけ身体が疲れているのかもしれないなと感じました。今日は意識的に早めに寝て回復に努めたいところで、夕方には今にも降りそうな雲も出てきたのに期待して、一雨あれば過ごしやすい夜になるのですが。
さて、そんな暑さが続く中、学校の部活や地域のスポーツクラブで、日本スポーツ協会が策定した「熱中症予防運動指針」との兼ね合いで苦悩する事例が増えているとのことです。曰く、指針ではガイドラインとして暑さ指数31以上で特別な場合以外の運動を中止、特に子供は運動を中止すべき、と強い表現で原則運動中止を訴えています。「暑さ指数」は、「気温」、「湿度」、「地面や建物、人体から出る放射熱」などをもとに算出するもので、「暑さ指数31」の目安になる気温は35℃になります。しかし、この夏は地域によっては午前中の早い段階で気温35℃に達し指数31を超えることも珍しくありません。そこで各地の教育委員会などで練習、試合などの運動中止を決めているところも多く出ているようですが、夏休みシーズンに練習や試合ができないことに不満を持つ児童・生徒もいるとかで、対応に苦慮する事例が増えているのだそうです。
私の個人的考えでは、暑さ指数がどれほど熱中症予防に役立つ数値なのかよくわからないのではありますが、それが示すこの未曾有の暑さの中であえて運動をするなどまさに狂気の沙汰で、即刻中止するのは至極当然であろうと思います。運動できない不満も命あっての物種というもので、それはもうワガママとさえ思えます。いい加減、10年、20年、更にもっと前とは違う気候風土になっていることの影響力と脅威とを、もっと関係者は認識すべきで、夏に戸外で運動などもってのほか、空調の効いた室内以外は、原則全ての運動を禁止すべきなんじゃないでしょうか? 最たるものは高校野球で、夏の大会が中止になれば、他のスポーツも中止しても仕方ない、中止するのが現実的だという判断になるのではないでしょうか?