今朝の奈良市の最低気温は10.3℃、昼の最高気温は22.5℃、五條市の今朝の最低気温は9.7℃、昼の最高気温は20.5℃でした。今日は朝のうち雲が多かったですが、それでも日差しはあまり陰ることなく届き続け、時間とともに雲は晴れて、午後からはほぼ快晴の青空になりました。朝は少々肌寒かったですが、よく日差しが届いたこともあり、気温よりは暖かめに感じられました。明日からGW後半で3日間は晴れですが、最終日6日は雨の予報が出ています。土日は日中かなり気温が上がりそうですが、その後は今日と同じくらいの予報値で、相変わらず上下変動が激しい状況が続くようです。一方、どうやらそろそろ花粉も気にならなくなりつつあるので、また黄砂でも来ない限り、マスクや抗アレルギー薬も不要になるでしょう。一つ枷が外れて、過ごしやすくなりそうですね。
さて、昔は新社会人がGW明けにやる気を失ったりする現象を5月病としていましたが、今は4月に仕事を辞める新社会人の退職ラッシュが起こっているそうです。SNSには初日から「辞めたい!」という悲鳴が溢れ、希望と違う部署に配属されることを「配属ガチャ」という言葉が、SNSのトレンド入りしたりしているのだとか。まあ雑誌発のニュースなのでセンセーショナルに取り上げている部分を割り引いて読む必要がありそうですが、その内容を見る限り、この令和の時代に昭和の悪しき風習がまだ根強く残っていることに、驚かざるをえませんでした。いわく、新人研修の内容が駅で見ず知らずの人に名刺を毎日100枚配りまくり、次に大企業の社員の電話番号リストに1週間毎日300件の営業電話をかけること。無意味なことを強要して忍耐力や上司への従順さを培うというようなものなのでしょうか? また他の事例では、会社主催の「歓迎会」で先輩から「一発ギャグ」の強要や女性社員の前で女性経験の執拗な聞き取りなどの、各種ハラスメントも吹き飛ぶ酒に飲まれた飲みニケーション文化。私自身就職活動も企業への就職経験もないので世代こそ昭和ながらあまりそのような昭和的企業文化は実際には知らないのですが、話には聞いたことがあります。ところがそれらが40年近くたった今もまだ残っているというのがさすがに信じがたく、雑誌記事特有の針小棒大なデフォルメ記事なのかと思いました。とはいえ、実際に早々に辞めてしまう新入社員が増えているようではありますし、「配属ガチャ」や「上司ガチャ」なる言葉が盛んに使われるようになっているのも事実のようで、それに該当する事例が実際の現場でも発生しているのでしょう。大事に残して継承していかねばならない文化もあると思いますが、その一方で皆が不幸になるだけのものは早急に無くして行くべきだと私などは思います。まあそんな価値観を持つ我々の世代がもうあと少しで最前線から引退しますから、少しはこの手の古い文化も廃れてくるんじゃないでしょうか?