かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

郵政民営化に思うこと。

2005-06-29 21:26:40 | Weblog
夏コミ新作はROM同盟コラボレーション企画に?! 結果は見てのお楽しみです。

今日は久々に雨になりました。と言っても、夕立の出来損ないが瞬く間に通り過ぎたという感じ。集中豪雨で浸水する程ふっているところもあるのに、この狭い日本でどうしてそこまで天気が違うのか、文句を言う筋合いは全然ないのですが、天気予報を見るたび、無性に気象庁に一言言ってやりたくなるのが難儀なところです。

郵政民営化、いよいよ決まりそうですね。まだ与党内にも抵抗がある中、よくここまでがんばれるなと思うのですが、それだけ総理の思い入れもまた大きいのでしょう。
私はこの方針はまあいいんじゃないか、と個人的に思っております。
竹中大臣の必要性を訴える理屈は良く判りますし、猪瀬直樹のメルマガなどを読んでみても、
この問題は避けて通れないなと感じます。一方、反対する側の理屈がよく判らないのが困りものです。
私が不勉強なためか、何で反対しているのか分かりやすく解説してくれるのを見たことがないのですが、日本の金融市場をいびつにねじ曲げ、色んな癒着の温床となり、簡保の宿やゆうぽうとなど官僚の無駄遣いを奨励する現行郵政制度を、反対派はどう改革しようとしてくれているのでしょうか?
おかしくなってきた制度は、小手先に修正するより思い切って元からやりかえた方が長持ちすると私などは思うんですけどね。
それから、今後日本の人口が減少していけば、私は大昔の地中海のように、都市国家みたいなものが点々と国土に散在し、残りは人が住まない原野、みたいな状態になるんじゃないか、と想像しているのですが、現代でさえ年寄りばかりで10年後には地図から消えてしまいそうな過疎地の事を、国としてどうしたいと考えているんでしょう? 少なくとも郵政民営化の方は、過疎地対策として、「過疎地は採算が合わないので切り捨てる」という絵が透けて見えますけど(もちろんそんなことは言わないでしょうけど)、反対派の人は、まだ都会の人から巻き上げた税金を、過疎地に大量ばらまきする積もりでいるんでしょうか?
こういった地方では言いにくいことを、大所高所から堂々論議するのが国会の役目だと私などは
思うのですが、ついぞそう言う話になったという事を聞きません。
そう言えば、今日お昼のニュースで、野党第一党党首が郵政民営化法案をアメリカへの土産と宣っておられましたが、これは一体どういう根拠からの発言なんでしょう? どうも野党は相変わらず反対のための反対を錦の御旗に掲げているようにしか見えないのですが。大体アメリカへの土産でも構わないではないですか。日本の食を支えているのはアメリカの農業なんですから、それに替わる食料生産地を確保する見込みがない限り、アメリカに逆らうなんて基本的にできるわけないと思うのです。アメリカ以外に頼れる食糧供給国の目処があるなら、あるいは外に頼らず自給できる方策があるなら、まずそれを示して欲しいです。厚労省の農薬規制や北海道の遺伝子組替禁止条例など、この国の人は自分で自分の食い扶持を削り取ることしか考えていないようにも思えるのですが、そうした現状を踏まえて、将来の食の確保をどうするのか、与党にも野党にもまず態度で示して頂くのが先決、と私は考えます。少なくともそう言う視点で見ると、野党第一党党首のように中華人民共和国に喜んで行く政治家は、とても信用できそうにありません。

コメント
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