シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

2012

2009-11-26 | シネマ な行

こういう大作は苦手なもので、見に行くリストにはなかったのですが、前売券があたったので行ってまいりました。しっかし、ハリウッドは何回地球を滅亡の危機に陥れたら気が済むんですかねー。それでも、公開週末の全米の興行成績はNo.1取っちゃうんだからね。やっぱアメリカ人はこういうの大好きなのか?

マヤの伝説で2012年に地球が滅びることになっているそうで。先ごろ、NASAは「そんなことはありません」なんて公式に発表してて、笑っちゃったんだけど、NASAがそんなこと真剣に発表するってことは真剣に心配している人たちがいるってことよね。ミレニアムも嘘だったじゃんとか思わないのかな?

ま、それはいいとして、映画としては、こういうのはもうCGとザ・家族愛を楽しもうって感じですよね。CGの技術っていうのはもうものすごい進歩してるからやっぱ迫力ありました。一般人の中でいち早く異変に気付いたジャクソンジョンキューザックが一家を連れて車や飛行機で逃げまくるシークエンスはかなりスゴかった。あれはもう映画館より、どっかの遊園地でアトラクションにしたほうがいいよね。大量の人がばかばか死んでいくんだけど、自分たちだけは絶対助かるってやつね。そこんとこがどうしても安心感を持って見ちゃうのがどうしようもないんだけど。

ストーリーはまぁあんまり気にしないほうがいいでしょうな。突っ込みたいところもあり過ぎるけど、そう言っちゃうとなぁ…っていうタイプの映画だし、あえて何も言わないでおきますよ。登場人物の中ではワタクシならちょっとイカれたラジオのDJチャーリーウディハレルソンのように華々しく散りたいなぁ。あんなふうに災害の初期に死ねたらいいかも。もちろん、愛する人と手に手を取ってっていうのが最高だけどね、チャーリーみたいに一人ぼっちじゃなくて。

ストーリーは気にしないでって書いたけど、やっぱり元妻アマンダピートの恋人が死んじゃって、また家族でやり直そうぜっていうのは、恐ろしいほどに都合良過ぎだよねぇ。こっちのほうがある意味怖い。こういう展開のせいで最後の感動もちょっと薄れたな。え、いいの?みたいな。やっぱ家族愛ってディザスタームービーの基本だからさ、この設定はちょっと無理があったような。そういう意味では主人公一家より、周りの人の家族愛のほうが泣けたかな。科学者のキウェテルイジョフォーとお父さんとか大統領ダニーグローヴァーとその娘タンディニュートンとかね。

ジェットコースターに乗る気分で行かれるといいかもしれません。



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