
ワタクシ、ポタリアンですのでもちろんこの作品は以前から楽しみにしていて、公開日に見に行ってきました。
舞台はニューヨーク。ハリーたちが生まれるずっと前。魔法動物学者のニュートスキャマンダーエディレッドメインがイギリスからニューヨークにやって来る。彼の小さなカバンの中には魔法動物がいっぱい詰まっている。そのカバンが開いちゃったからさぁ大変。ニュートは元闇祓いのアメリカ魔法省で干されているティナゴールドスタインキャサリンウォーターストンと行きがかり上関わったノーマジ(マグルのアメリカでの呼び方。設定が細かい!こういうとこ好き)のジェイコブコワルスキーダンフォグラーと共にカバンから飛び出した魔法動物たちの回収に奔走する。
このニュートスキャマンダーがね、こんなアドベンチャー作品の主人公とは思えないほど挙動不審。人の目を見て話せないし、なんだか妙にしどろもどろ。(過去のリタレストレンジとの関係が原因か?)でも魔法動物の扱いは得意らしい。
登場する魔法動物たちがとても可愛らしい。ワタクシのお気に入りは何と言ってもニフラー。原作「炎のゴブレット」でハグリットの授業に登場するんですよね。キラキラが大好きなモグラっぽい見た目の仔。小さい体にいっくらでもキラキラが入るんですよね。さすが魔法動物。動きもなんかふにょんふひょんしてて可愛い。デミガイズはめちゃ怖い顔してるのにオカミーの赤ちゃんを守っていたのが愛おしかった。ニュートにべったりのボウトラックル・ピケットは情報と引き換えに引き渡されそうになって、ニュートにめっちゃ怒ってすねてたのが可愛かった。大きくなったオカミーをゴキブリとティーポットで捕まえたシーンが今回一番ハリポタらしいシーンだったような気がするな。
今回ニュートスキャマンダーのお話と思っていたら、“ノーマジ”ジェイコブが隠れた主人公でしたね。まさか最後あんな太ったおっさんに泣かされるとは思わんかったわー。あんな美女クイニーゴールドスタイン(キャサリンの妹)アリソンスドルに恋されちゃって憎いねー。クイニーが魔法杖でジェイコブの上に差す傘が素敵だった。これまであんなふうに深くこの魔法界に関わったマグル/ノーマジっていなかったもんね。これからもこのシリーズで活躍してくれるんでしょうか。ぜひ登場してほしいなぁ。
魔法動物たちの騒動の裏でうごめく悪者たちのお話は描き方がちょっと雑だったような気がしますね。そこもまぁ言ってしまえばハリポタ感ありでしたが。抑圧された気持ちが悪となるオブスチュラスに支配されてしまったクリーデンスエズラミラーという若者が簡単に殺されてしまったけど、あれであの子の出番は終わり?もしかして実は生きてるとかなのかなぁ。せっかくニュートが説得しようとしていたのに、、、あそこでニュートの説得が失敗したからニュートって実は特に何もヒーロー的な活躍はしていないのよね。魔法動物集めて回ってたのって自業自得だし。魔法動物も実際にはストーリーに何の関係もない。冷静に考えるとなんだそりゃ?なんだよねー。
舞台がアメリカだけに「セーラム」に触れないわけにはいかなかったんだろうけど、新セーラム慈善会の代表者メアリールーベアボーンサマンサモートンもあっけなく殺されたしなぁ。ま、とにかく大事に思えた人物があっけなく殺されるのはJ.K.ローリングっぽいです。
最後にグリンデルバルドが登場します。ネット上でかなりネタバレしているので書いても大丈夫だと思うんですが、サプライズ的に登場するあの人が誰なのかを知りたくない人はこれ以上読まないでください。
その人物というのは世界中で大人気のジョニーデップなんですが、このブログをずっと読んでくださっている方はご存知かもしれませんが、ワタクシ、彼好きじゃないんですよねー。あ~彼にはこのハリポタの世界に入って来てほしくなかった。このシリーズは5部作になるという噂なんですが、これからハリポタシリーズのヴォルデモート的な存在として彼が登場するのかなぁ。イヤだなぁ。。。ちょっとこのシリーズへのテンション下がる。
とか言いつつ、これからもこのシリーズは見ていきますけどね。本家同様またどんどん暗くなっちゃうのかなぁ。せっかくニュートが主役なのだから、もっと魔法動物たちがストーリーに関連して活躍する世界が見たいですね。
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