シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

THE FORGER~天才贋作画家 最後のミッション

2017-08-23 | シネマ は行

ブログ記事のタイトルを書いた瞬間、随分とまぁ大そうな副題をつけたもんだと苦笑しましたが、まぁ、一応最低限内容には合っている副題です。

あと9か月で出所が決まっている贋作詐欺師レイジョントラヴォルタが敵のボスに検事を買収してもらって無理やり出所してきた。あと少しなのになぜ?と思うのだが、実は15歳の息子ウィルタイシェリダンがガンに冒され余命いくばくもないので共に時間を過ごしたいとボスに借りを作ってまで出てきたのだった。

そのボスにお金を返すためモネの贋作を製作し、美術館の本物と交換してくるよう脅されるレイ。息子と貴重な時間を過ごしつつ、最後の大仕事に出る。

まぁこのジョントラボルタが天才贋作画家に見えないこと、見えないこと。でもワタクシはジョントラのファンなので、いーんですっ!の精神でなんとか見ました(笑)モネの贋作作る過程も結構雑だったしな。この仕事部分と息子との絆部分を描かなくちゃいけなかったのでその辺は仕方なかったのかな。

死にゆく息子の最後の願いを叶えてやろうとするところは素直に泣けますね。特に麻薬中毒で別れたお母さんと会わせてあげるところね。お母さんも精一杯頑張ってニューヨークで成功しているという嘘を吐くんですが、お母さんと別れてから「嘘を吐いてくれてありがとう」とお父さんに言うウィルに泣けます。

このウィルを演じるタイシェリダンくんは「X-MEN:アポカリプス」でサイクロップスの若い頃を演じていましたね。めちゃカッコいいとかじゃないけど、なんかキュートな感じでこれからの活躍に期待しています。

最後の大仕事のシーンはオチは分かるし、なんだか都合良くうまくいったなって感じはしますが、どうしてもレイが悪いヤツとは思えなかったし、息子のこともあるから単純に応援してしまいました。

ジョントラボルタに関しては、彼が実生活で16歳の息子さんを亡くしているだけに、よくこの役を引き受けることができたなぁと思って、その分なんだか妙に感情移入してしまいました。



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