超ゴッキゲンなミュージカル映画と思っていたら、結構シリアスな問題も含んだ内容だった。
トレイシーニッキーブロンスキー(ブリタニーマーフィーがデブメイクしてるのかと思ったら違う人だった)が冒頭で歌う「グッドモーニングボルチモア」からいきなりゴキゲンな滑り出し。チビでデブな彼女がTVのダンスショーに出られるようになり、スタアになるお話かと思いきや、その番組の黒人差別と闘うことになろうとは。
彼女と同じような体型のママジョントラボルタ(この映画の原作1988年の「ヘアスプレー」でディヴァインというドラッグクイーンがこの役をやって以来、この役は男優が演るのが伝統なんだって)は、体型を気にしてもう何年もひきこもり。ママはトレイシーが体型のことで傷つくのを恐れて、オーディションに反対したり、自分自身が外に出るのも拒否するくせに、いつもミイラ取りがミイラになっちゃう感じで、トレイシーのエージェント役になったり、トレイシーを黒人地区に迎えに行ったはずが、一緒にそこで楽しんじゃったり、デモをするトレイシーを止めに行ったのに、デモに参加しちゃったり。イヤヨイヤヨといいながら結局輪の中心に入っちゃう。ラストだってママが主役みたいな感じだったもんね。もう、トラちゃんノリノリで楽しんでるよねーデブメイクなんだけど、完全にトラボルタ。もともとトラボルタが好きなワタクシはこれでますます彼が好きになっちゃいましたよ。
そんなデブ母ちゃんを愛しまくっちゃってるパパクリストファーウォーケンもいいしなぁ。クリストファーウォーケンって怖い顔したおじさんなのに、結構ふざけた役も多いんですよね。トラちゃんとのキスシーンは寸止めで、観客には優しい演出だったかな
TVショーのプロデューサーで黒人差別主義者を演じるのはなんとミシェールファイファー。あぁ、なんてキレイなんでしょう。そして、怖い。悪役がピッタリ。「真夏の夜の夢」のときも魔女を演じててちょっと遊びっぽい感じだったけど、今回ほどおちゃらけた役の彼女は初めて見たなぁ。おまけに歌もうまいし。コメディセンスもすごくあるんですね。
TVショーの「ニグロデー」の司会をするのはクイーンラティファ。彼女って年齢不詳なんだけど、1970年生まれなんですね。ってことはまだ37歳?それで、高校生のおかん役やっても全然違和感ないなぁ。老けてるとかじゃないんだけどね。やっぱ貫禄かなぁ。彼女も大好きなんですよー。「Big Blond Beautiful」って歌うとこなんてほんとに彼女そのものですよね。(blondっていうのは黒人のアイデンティティとしてはどうなの?っていう疑問もあったんですが)
とにかく、キャスティングが本当に最高なんですよ。TVショーの司会のコーニーを演じるジェームズマースデンもTVショーのアイドル、リンクを演じるザックエフロンも本当に60年代からやって来た若者のようで素敵だったし。親友役ペニーのアマンダバインズもただの“親友”かと思ったら歌もうまいし、お話にもキーパーソンとなって絡んでくる。(と思ったら、彼女アメリカではかなりの有名人なんですね)
そして、黒人差別と闘うヒロインも、「黒人」とか「白人」とかそういうことじゃなく、「ありのままの自分たちを愛そう」っていう感じで、だからこそ人種差別なんかバカらしいっていうメッセージがストレートに伝わります。それでも、話のテンポなどは決してヘヴィなものではなく、笑いも随所にちりばめられて、それが、アメリカンな笑いじゃなくてワタクシたちもかなり笑えるものだし、とにかく歌とダンスが超超ゴッキゲンで、「シカゴ」も「プロデューサーズ」も「レント」良かったけど、ミュージカル映画の中ではダントツに好き
トレイシーニッキーブロンスキー(ブリタニーマーフィーがデブメイクしてるのかと思ったら違う人だった)が冒頭で歌う「グッドモーニングボルチモア」からいきなりゴキゲンな滑り出し。チビでデブな彼女がTVのダンスショーに出られるようになり、スタアになるお話かと思いきや、その番組の黒人差別と闘うことになろうとは。
彼女と同じような体型のママジョントラボルタ(この映画の原作1988年の「ヘアスプレー」でディヴァインというドラッグクイーンがこの役をやって以来、この役は男優が演るのが伝統なんだって)は、体型を気にしてもう何年もひきこもり。ママはトレイシーが体型のことで傷つくのを恐れて、オーディションに反対したり、自分自身が外に出るのも拒否するくせに、いつもミイラ取りがミイラになっちゃう感じで、トレイシーのエージェント役になったり、トレイシーを黒人地区に迎えに行ったはずが、一緒にそこで楽しんじゃったり、デモをするトレイシーを止めに行ったのに、デモに参加しちゃったり。イヤヨイヤヨといいながら結局輪の中心に入っちゃう。ラストだってママが主役みたいな感じだったもんね。もう、トラちゃんノリノリで楽しんでるよねーデブメイクなんだけど、完全にトラボルタ。もともとトラボルタが好きなワタクシはこれでますます彼が好きになっちゃいましたよ。
そんなデブ母ちゃんを愛しまくっちゃってるパパクリストファーウォーケンもいいしなぁ。クリストファーウォーケンって怖い顔したおじさんなのに、結構ふざけた役も多いんですよね。トラちゃんとのキスシーンは寸止めで、観客には優しい演出だったかな
TVショーのプロデューサーで黒人差別主義者を演じるのはなんとミシェールファイファー。あぁ、なんてキレイなんでしょう。そして、怖い。悪役がピッタリ。「真夏の夜の夢」のときも魔女を演じててちょっと遊びっぽい感じだったけど、今回ほどおちゃらけた役の彼女は初めて見たなぁ。おまけに歌もうまいし。コメディセンスもすごくあるんですね。
TVショーの「ニグロデー」の司会をするのはクイーンラティファ。彼女って年齢不詳なんだけど、1970年生まれなんですね。ってことはまだ37歳?それで、高校生のおかん役やっても全然違和感ないなぁ。老けてるとかじゃないんだけどね。やっぱ貫禄かなぁ。彼女も大好きなんですよー。「Big Blond Beautiful」って歌うとこなんてほんとに彼女そのものですよね。(blondっていうのは黒人のアイデンティティとしてはどうなの?っていう疑問もあったんですが)
とにかく、キャスティングが本当に最高なんですよ。TVショーの司会のコーニーを演じるジェームズマースデンもTVショーのアイドル、リンクを演じるザックエフロンも本当に60年代からやって来た若者のようで素敵だったし。親友役ペニーのアマンダバインズもただの“親友”かと思ったら歌もうまいし、お話にもキーパーソンとなって絡んでくる。(と思ったら、彼女アメリカではかなりの有名人なんですね)
そして、黒人差別と闘うヒロインも、「黒人」とか「白人」とかそういうことじゃなく、「ありのままの自分たちを愛そう」っていう感じで、だからこそ人種差別なんかバカらしいっていうメッセージがストレートに伝わります。それでも、話のテンポなどは決してヘヴィなものではなく、笑いも随所にちりばめられて、それが、アメリカンな笑いじゃなくてワタクシたちもかなり笑えるものだし、とにかく歌とダンスが超超ゴッキゲンで、「シカゴ」も「プロデューサーズ」も「レント」良かったけど、ミュージカル映画の中ではダントツに好き
このママ役、ジョン・トラボルタだったんですか。知らなかったのでです。でもそれもとても興味をそそる配役ですね
「ハイスクールミュージカル」未見なので、早くみたです。
久しぶりに楽しい映画を見ました。
最初から、うきうきするようなノリ。映画全編通して、体が自然に動いてしまう、ほんとに楽しい映画でした。
母親役がトラボルタだと知って、最後にサタデイナイトフィーバーばりのダンスを期待したけど、そこまではなかったけど、まあそれはしかたのないことで。。
もう一度サタデイナイトフィーバー見たくなったなあ。この週末ツタヤ半額だから借りてこようかなあ。。
アマンダ・バインズは、ちょっと脳の足りなそうな友だち役を演じていたけど、素顔はすごくかわいい女優さんですね。初めて知りました。まだ21歳。今後が楽しみです。
一応人種差別を題材にした映画だったけど。それも、映画の楽しさをぶちこわさない程度に取り上げているっていう感じで、ノリノリを優先させたって感じでした。
人種差別ってこんなやさしいもんじゃないよなあ。と思いながら、ま、いいかって許せちゃう。ハッピーエンドでしめくったあたり、さすがアメリカ映画、こうでなくっちゃ。
久々の4点映画でした。
ワタクシも、彼女はただの「主人公の親友」役だと思ってたんですけどね、実はそうではないようですね。これからどんな活躍をしてくれるのか楽しみな若い俳優さんたちがたくさん出ていましたね。
デモの場面、感動しましたね。それだけにすぐに逃げちゃったトレイシーには「?」が浮かんだんですが、全体的には大好きな作品です。
>楽しい場面で声を出してつい笑ってしまったのは私だけだったような
いえいえ。もちろん、&ルナさんとはまったく違う館でですが、ワタクシも声を出して笑ってましたよ!ご安心を。