ケネスブラナーが好きだし、モーツアルトは普段聴くわけじゃないしまったく詳しくないけど、耳慣れている曲なら好きだし、クラッシックと聞いただけで敬遠してしまうタイプでもないし、オペラは見に行ったことはないけど、興味はある。というわけで、この「魔笛」公開に合わせて見に行くつもりがラッキーなことに試写会が当たったので行って参りました。
カメラワークは非常にケネスブラナーっぽかったな。ちょっと酔う人がいるかもって感じのカメラワーク。演出も彼っぽい。でもなんか変な映像のしかけ(特に夜の女王リューボフペトロヴァが歌うところ)はチープ過ぎてキライだった。それも彼っぽいと言えば彼っぽい。
正直なところ、ちょっとよく分からない作品だったオペラを知らないワタクシが悪いのか、モーツアルトが悪いのかケネスブラナーが悪いのか。しかし、200年も愛されてきたオペラを作ったモーツアルトが悪いとは思えない。自分を悪者にしたくないので、ここはケネスブラナーが悪いことにしておこうなんてね。。。
全体的な筋は分かるんですけどね、なんかあの試練が一番分かんなかったなぁ。喋ったら死刑とか言ってるわりにべらべらべらべら喋ってるし。。。というか、そもそもなんであの二人が試練を受けるハメになるのかが全然分からん。恋する相手に拒否されたらすぐに死ぬ死ぬ言うし。。。ん?この辺は原作通り?じゃあ、モーツアルトが悪いんじゃん。というか、台本を書いたエマヌエルシカネーダーが悪い?
まま、悪者探しはこれくらいにしてっと。そういう細かいところは突っ込んじゃいけないお話なんだろうなぁ。そもそもオペラにそういうことを求めるということ自体ナンセンスなんかなー?オペラを知らないのでなんとも言えん
ケネスブラナーのシェイクスピアの見事なアレンジと同等のものを期待していただけに残念に思えた作品でした。ただ、こんなに有名なオペラのこと、誰もが知っている曲も何曲かあって音楽は楽しめました。
オマケ試写会の前に世界口笛大会グランドチャンピオンの方が登場して、劇中に出てくる曲を演奏してくれました。おそらくほとんどの人が「世界口笛大会」なんつーもんがあることさえ初耳で、「口笛大会グランドチャンピオンって…へっ」って感じの会場に迎えられた彼でしたが、演奏のあとは拍手喝采、バカにしてごめんなさいほんとにあなたは素晴らしいてな感じになったのでした。いやー、ほんとに世界には色んな大会があって色んな達人がいるもんですね。
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