シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

glee/グリー ザ・コンサート 3Dムービー

2011-09-26 | シネマ か行

題名を見ていただけば分かると思いますが、これはアメリカのドラマ「グリー」のキャストたちがドラマのシーズンオフにアメリカ、カナダ、イギリス、アイルランドをツアーして回ったコンサート映像の映画です。なので、グリークでない人にとってはまぁぁぁぁぁったく面白くもなんともない映画と言えるでしょう。

アメリカでは8月の終わりに公開されたこの作品。ワタクシは日本での公開が待ちきれず、アメリカで見た人のレビューなどを読んでいました。すると、なんとグリーファン3人のエピソードが挿入されていて、コンサートの雰囲気がとぎれとぎれになってイマイチ!というレビューをたくさん目にしました。

そういうこともあって、ぶっちゃけちょっと期待薄かなーって思っていたのです。もちろん、グリーキャストたちを映画館のビッグスクリーンで見られることや、いままでYou Tubeの映像でしか見ることができなかったライブ映像を見られることは超超楽しみだったのですが、あんまり期待しすぎてはいけないかもと思っていました。

しかも、アクション映画でもなんでもないのになぜかワタクシの嫌いな3Dだし!「なぜか」って言うか、これってFOXと映画館が結託して儲けたいだけよなーって思っていたんです。どんなアクションものやSFものでも3Dを避けて見ているワタクシですが、今回は3D上映オンリーなので選択肢はありません。が!が!ですよ!コンサートの3D、なかなかイイじゃないですかー。最初にグリーキャストが「Don't Stop Believin'」で登場してきたとき、ちゃんとレイチェルリアミッシェルの後ろにブリタニーヘザーモリスがいて、、、みたいなのが臨場感を持って感じられました。それぞれのソロのときも本当にキャストがそこにいるかのようだし、ウォブラーズの編隊もきちんと見えたし、紙ふぶきもリアルに舞っていました。

確かに、1曲1曲が終わるたびにコンサートに駆け付けたファンのコメントや、小人症のチアリーダーの話とアスペルガーの女の子の話とゲイの男の子の話が代わる代わる挿入されるので、コンサートの盛り上がりをうぉーーーーーって体験できないのがちょっと残念なんだよなー。「グリー」というドラマが見ている人にどれだけ影響を与えたかっていうのを言いたいのは分かるし、ひとつひとつのお話には実際感動もしたんだけど、グリーキャストのコンサート映像を見に来た観客にとってはちょっと時間割き過ぎだなぁという気がしてしまう。これはアメリカのレビューを見ていて知っていたから良かった、と思いました。もし知らずに行っていたらガッカリしすぎで怒りに変わってしまったと思う。コンサートに来たファンのコメントなんかは可愛いものが多かったし、日本ではリアルの世界で普通にグリーファンに遭遇するということができないだけに、「あー、やっぱグリーってこんなに人気があるんやなー」って思えただけでも嬉しかったですけどね。

選曲に関してはそれぞれの好みがあるのでなんとも言えませんが、ソロ中心だったのがワタクシとしては残念でした。ワタクシはソロよりもニューディレクションズ全員で歌っているのが好きなので。だって、グリー部ってそもそも合唱部なんだしねぇ…あとは、キャストの目立ち方に偏りがあってイヤでした。レイチェルやフィンコーリーモンテースが目立ってしまうのは仕方ないけど、クインダイアナアグロンのインタビュー映像もないし、ティナジェナアシュコウィッツなんてどこ?っていうくらいにしか映ってない。

いろいろレビューを見てから行ったのでだいたいの内容は知っていたんですが、ミニウォブラーが登場したのはサプライズで嬉しかった。子供で芸するのとかってあんまり好きじゃないんだけど、彼はめちゃくちゃ可愛い。

日本ではNHKで見ている人はまだシーズン1までなので、映画の曲はほとんど分からないよねぇ…後ろに座っていた高校生がシーズン1しか知らないみたいでグィネスパルトローのことを「真ん中らへんででてきたおばちゃん誰?」って言ってたのがちょっと悲しかったです。高校生にかかれば、グィネスも知らないおばちゃんかぁ…

とか、いろいろ文句言いつつ、最初の曲が鳴ったときには感動してぶわーって勝手に涙が出ちゃいました。コンサート行くといつも最初泣けちゃうんですけど、みなさんは泣けませんか?

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