予告編を見て面白そうだったので見てきました。
アメリカ政府は世界崩壊の危機に際し、刑務所にいる悪人どもを集めて減刑をエサに、それぞれの首に爆薬を仕掛け言いなりにさせ「スーサイドスクワッド」を形成する。
CGがカッコいい場面がいくつかありました。炎人間エルディアブロジェイヘルナンデスが炎で「BYE」って綴るところや、ジューンムーンカーラデルヴィーユが魔女エンチャントレスを呼び出して2人が手をつないだと思ったらくるっとエンチャントレスに変身するところのCGはとても気に入りました。
全体的にはちょっと期待し過ぎたかなーという感じ。予告編も良かったし、結構評判も良さそうだったんだけど、ワタクシ的にはいまいちでした。悪党どもの集まりというわりにあまりキャラの立った悪党がいなかった。スーサイドスクワッドの発案者アマンダウォーラーヴィオラデイヴィスがそれぞれを紹介していくシーンは良かったんだけど、その後ずっとそれぞれの特徴を生かした攻撃ってのがほとんどない。
いくら首に爆弾が仕掛けられてるからってなんだか全員やたらと従順だし、悪党同士なのにそれぞれ全然ケンカとかしないんだね。急に集められてなんだか急に仲間意識みたいなもの持ってるけど、なんで?って感じだし、共通の敵って魔女じゃなくてむしろアメリカ政府とかバットマンとかいいもんヒーローなんだからあれじゃ普通に魔女に協力しちゃうと思うけど。アマンダウォーラーとリックフラッグ大佐ジョエルキナマンが持ってた爆弾のスイッチなんてあれほどの面子なら簡単に出し抜いて奪えそうな雰囲気だったけどな。
世界崩壊の危機と書いたけど、その魔女もなんだかやたらと弱かった。結局彼女のパワーって何なのかよく分からんかったし、弟は爆弾で死んじゃったしな。魔女の弟だから魔王なのかなんか知らんけど、普通に爆弾で死んだよ。魔女もハーレイクインマーゴットロビーの企みに気付かずあっさり心臓取られちゃうし。
一番宣伝されてるハーレイクインはまぁ確かに可愛かったけど、もうちょっとぶっ飛んでる感欲しかったし、見せ場もあんまりなかったね。彼女を目当てに行ったけど、そこまで満足できるほどのキャラには仕上がってなかった。ジョーカージャレットレトは巷ではカッコ良かったと言われているみたいなんだけど、ワタクシは今回のジョーカーは見た目がイマイチだったな。あの銀歯は何?ジャレットレトは好きなんだけどなー。
スーサイドスクワッドからフラッグ大佐を守るという役でカタナという日本人暗殺者が登場していました。伝統的にアメリカ映画に登場する日本人キャラというのはひどいもんですが、今回もご多分に漏れず演じる福原かれんがひどかった。普段の彼女を見たことがないので彼女の日本語力を知らないのですが、日本語が喋れない人なのか、単純に演技が下手くそなのか…?まぁ夫の魂が宿った日本刀に話しかけるっていうシーン自体が無茶ぶりと言えばそうなのかもしれませんが。
「バットマンvsスーパーマン」を見ていないのでベンアフレックが演じるバットマンを初めて見たのですが、なんだか、、、おっさん?って感じ。バットマンてマスクをつけた時下アゴしか見えなくなりますよね。その時の顔がめちゃくちゃおっさんっぽかった。体もなんか妙に太くて、それも鍛えられてる太さっていう雰囲気じゃなくて。ベンアフレックも好きな役者なんだけど、なんだか残念。
んー、CG以外全然良いこと書いてませんね。こういう作品は難しいこと考えずに楽しんじゃえばいい。細かいツッコミは入れないで。って思って見ることができるタイプなんですが、頭空っぽにして楽しめるワクワク感も感じることができなかったなー。設定もキャラももっともっと面白くすることができた気がするのでとても惜しい気持ちで映画館を後にしました。
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