オリオン村

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ダビデの星の暗号

2015-04-23 20:07:13 | 読書録

ダビデの星の暗号

角川書店

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仙台遠征に狙ったわけでもありませんが、伊達騒動をテーマに、そして探偵役は芥川龍之介です。
表紙を見る限りではどちらかと言えば野口英世に見えてしまうものの、実在の人物を引っ張り出すところなどはなかなかに面白いと思います。
しかし相当前ではありますが読んだことがあるはずが内容をサッパリと覚えておらず、それは読み進めても変わらず、印象に残っていないことが作品の評価なのかもしれません。
せっかくの素材を活かしきれていない、中途半端な出来となっています。

龍之介の周辺の人物を登場させて、それなりのページを割いて紹介をしているにも関わらず、しかし肩すかしのような位置づけでしかありません。
なぜ龍之介なのか、といったところの隙間を埋めるだけでしかなく、それこそ野口英世でも充分でした。
また伊達綱宗が若くして隠居をさせられた理由は何なのか、その考察は興味深かったものの、読後に調べてみれば独自の解釈というわけではないようです。
そうなればタイトルにもなっているダビデ、暗号、のキーワードが文字どおりに鍵を握るはずが、言葉を選ばなければチープに過ぎます。
明日以降に伊達騒動の関係者にかかる史跡を巡るエネルギーには不足で、また「樅ノ木は残った」を読んでみたくなった、そんな触媒でしかない井沢元彦でした。


2015年4月23日 読破 ★★★☆☆(3点)


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