オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

2018年通信簿 52 益田直也

2019-01-04 03:24:09 | 千葉ロッテ

 

52 益田直也 投手 29歳 年俸1億1000万円

【2018年成績】 70試合 2勝6敗3S 防御率3.08 64回1/3 44被安打 6被本塁打 27与四球 3与死球 61奪三振 被打率.192

昨季に大きく数字を落としてプロ入りから続いていた50試合登板も切れてしまった益田ですが、今季は一転してルーキーイヤー以来の70試合で防御率は3点台ちょろ、被打率も3割超えから2割を切るところまで戻しましたから復活のシーズンと言ってよいのかもしれません。
ただその被打率であれば防御率は2点台前半でもおかしくないですし6敗が多すぎるのはここぞでの勝負弱さがあったような、全幅の信頼とまではいきませんでした。
よほどのことがなければ来季も早々にFA権を取得する益田に複数年契約の話題がなかったことも気になりますし、過負荷で疲弊している中継ぎ陣の中では踏ん張ってくれた益田の去就が騒がれるオフになるのか、本人としても自らの価値を上げるためにも全てにおいて文句なしの数字を残したい来季となります。

春季キャンプの初日に左膝炎症で別メニューは階段を踏み外したのではないか、なんて都市伝説をぶち上げたりもしましたが、その遅れを取り戻して無事に開幕一軍となった益田はしかし開幕戦の延長十二回に二死無走者から連続四球を絡めての失点で負け投手と散々なスタートとなりました。
そして調整登板っぽい二戦目もあっさりと失点でどうなることかと思いましたが、そこからは交流戦明けぐらいにやや疲れが見えましたがトータルではまさに鉄腕、無駄遣いにも思える三連投がざらだったりもして、よくここまで投げてくれたと感謝の言葉もありません。
ホールド記録は藪田の113を抜いてチーム記録の128はNPB歴代12位、7年目にして400試合登板もクリアをしてまさにチームのぶっとい柱と言ってよいでしょう。
やや太ったようにも見えましたがどうやら胸板がかなり厚くなったような、気になるとすればボールがきているように見えて以前ほどにえげつなさが無くなったようにも思えて、ピンチにもう一つ押し切れずに痛打を浴びたことが黒星を重ねた理由の一つではないかと、またそろそろ肩肘が心配だったりもします。
昨季はかなりストレートの比率が高かったですが今季は半分ぐらいか、変化球ではシンカーの割合が減ってきていますし本人もそろそろ何かを変えなければいけないと考えているのであれば来季もまた違ったピッチングスタイルを見せてくれるのかもしれず、内に代わる守護神の声がかかるかもしれませんので充実の30代に向けて頑張ってください。

2012年通信簿 2017年通信簿
2013年通信簿
2014年通信簿
2015年通信簿
2016年通信簿


【オリオン村査定】 1億1000万円 → 1億3200万円 (△20%)



一日一クリック応援をお願いします

コメント (8)    この記事についてブログを書く
« 2018年通信簿 51 エドガー・... | トップ | 2018年通信簿 53 江村直也 »

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
鉄腕 (頑張れ福浦)
2019-01-04 06:29:49
そのまま潰れて消えていくかと思っていましたが、強いですね。
デビューした時の、完璧な投球をいま、求めるのは酷なんで、登板する場面を徹底させて無駄な起用を無くして末永く活躍して欲しいです。
返信する
さりげなく (ノア)
2019-01-04 08:49:17
プロ7年間で412登板、不調だった去年を除いて6年間は50登板以上という鉄腕っぷり…
そのポジションの特性上、やらかし方が派手なこともあり過小評価されがちな選手ですが、もっと評価されるべき選手だと思います。
この年のマリーンズのドラフトは大地世代か益田世代なのか、来季は同期2人で切磋琢磨してチームを引っ張っていって欲しいです。
返信する
欠かせない存在 (デリック・メイ)
2019-01-04 09:21:10
勤続疲労で中継ぎ陣が低迷していく中、益田は再び盛り返してきた印象です。
とはいえ、無理な使われ方を何度か目にしたので彼の野球人生が少し心配ですね。
ドラフトでも即戦力は東妻しか指名しておらず、個人的には大社の即戦力中継ぎを2枚指名して欲しかったのが本音。
今年も内ともども酷使される未来がちらついており、大谷に続いてこの2人まで潰されたらと思うとぞっとします。

オリオンさんのご指摘通り、この被打率でこの防御率に黒星ははっきり言っておかしいです。
調べてみると、同点時の得点圏被打率が6-4で.667とおかしな数字をたたき出していたのが原因。
ビハインド、リード時はともに得点圏被打率.200以下に抑えてるんですがねぇ...
ちょっと印象が悪いので、守護神争いに東妻が加わるのも大いに考えられそうです。
返信する
Unknown (名古屋マリン)
2019-01-04 09:29:38
登板70試合のうち、ビハインドが30試合、ホールドorセーブシチュエーションが30試合(うち同点11試合)、4点差以上が10試合とまさに多種多様な局面で投げてくれました。
特に5,6月は神がかりな投球内容でしたが、7月に5試合で3敗する等、調子落ちの時になかなか立ち直れないのが課題でしょうか。
とは言え、7年で400試合超も投げていれば、やむを得ない部分もあるのかもしれませんね。
リリーフ陣の柱と言える選手ですので、今年も怪我なく投げてくれることを願っています。
返信する
傾向と対策 (オブ)
2019-01-04 13:32:44
ルーキーからの継続した試合数には頭が下がります。正に馬車馬のごとくですね。
ただ勤続疲労での故障、能力の低下は致命的という法則はできているので「丈夫」の一言で片付け、甘えない起用が必要です。今年の登板数が響かなければなと危惧しています。
先発への転向もイメージしたこともありましたが、彼は塁に出した時の投球に難があり先発には向かないと思いました。リリーフにしても現状ではセットアッパーやクローザーは荷が重いでしょう。ただ「勝ちを拾う」「上手く負ける」考え方がシーズン通した戦略に必要と思うので6回、7回のもつれた場面で試合を整える役割に期待します。ベンチも経験を基に期待込みで起用するのではなく、冷徹に能力(向き不向き)、体力を見極めた起用を期待します。
返信する
お返事 (オリオン)
2019-01-05 00:28:44
>頑張れ福浦さん
まさに鉄腕ですね、藤田とはまたちょっと違った感じと言いますか、数字的にはもう藤田を超えたも同然。
とは言え無駄遣いだけは勘弁、使い方が酷すぎですな。

>ノアさん
少数精鋭ドラフトの、唯一と言ってもいい成功例ですね。
藤岡貴、中後と上位が沈んで、ってのがロッテらしかったりもします。
世代、って言えば鈴木世代なんだろうなぁ、てか、年齢的には唐川世代になるはずだったのに(涙)

>デリック・メイさん
トータルでは抑えていても、ここぞで、ってやつですか。
そうなると守護神としては内と同じく勝負弱さが出てしまいますし、印象がもう一つなのも頷けます。
真っ向勝負で打たれたって印象もないんですよね、そのあたりはやはりベンチ主導と思われるリードも影響をしているのか。
ホームランラグーンで苦難がさらに続きそうな・・・

>名古屋マリンさん
ビハインドも点差によりますが、ちょっと多すぎますね。
シーズンとして負けている展開が多いってのは分かりますが、であればお試し投手を使うとか、益田のお休みシーズンにするとか、そういった考え方はないのかしら。
勝っている展開でなくてもそれを言ったら出番がなくなるから、って突っ込んでいたら、それって大切な財産をすり減らしているだけなんですが。
それで肝心なところで、ってパターンが見えてくる(怒)

>オブさん
仰せのように、馬車馬のようにこき使われている益田です。
その馬車馬とは違って代えは無いですし、自分の意志で逃げ出すこともできるのに。
松永とともに壊れる前に先発転向を、とは常々の主張でしたが、仰せのように今となっては厳しいかなぁ。
もう少し前なら球種を増やすなり、でも年齢的にもそれはさすがにしんどそう。
起用法としてはルーキーイヤーのようなところにはまればチームとしては理想でしょう、登板数は別として。
返信する
Unknown (コウチポート)
2019-01-05 20:36:35
オリオンさん、こんばんは。

五十嵐・寺原が自由契約で、益田・松永が無傷なんて世界の七不思議ですね!!!
返信する
お返事 (オリオン)
2019-01-06 01:55:33
あのどうにもならない藤川や能見が現役なんですから、それを見ている今岡さんが益田や松永をどうこうするわけがないですよね!
返信する