オリオン村(跡地)

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2018年通信簿 53 江村直也

2019-01-05 00:31:29 | 千葉ロッテ

 

53 江村直也 捕手 26歳 年俸920万円

【2018年成績】 35試合 16打数 0得点 1安打 打率.063 0二塁打 0三塁打 0本塁打 0打点 0盗塁 1四死球 5三振 得点圏打率.000

開幕一軍から二軍に一度も落ちることが無かったシーズンはおそらく初めてであろう江村は、しかしそれでいてキャリアハイにはほど遠い出場数で、もちろん試合に出ることが第一ではありますが捕手は試合に出ずともできること、やらなければならない仕事がありますから皆勤への評価はあってよいとは思いますが、しかし手放しには喜べません。
江村でなければ、との居場所を見つけられたとはとても思えない一年は一歩間違えば塀内、早坂の道を転がり落ちることにもなってしまいます。
来季は田村ではなく江村、なんて発言もあったように明るいキャラクターはベンチのヤジ将軍的な存在なのでしょうがプレーで特徴を出さなければ代わりはいくらでもいる、ほどに潤沢ではない捕手陣ではあっても年齢の近い選手が多いだけに、来季は正真正銘の第二捕手の座を手にすることが目標です。

その第二捕手ですが田村が全試合出場、全試合マスクであることからして存在価値がかなり落ちていて、万が一のリスクヘッジでしかない状況は来季も変わらないでしょう。
ただそれでもさすがにヤバいと思ったのか最終盤には吉田とともにスタメンマスクを任される試合がありましたので、田村の牙城を崩す、とまではいかずともリスク分散をベンチが考えるぐらいの存在になるのは江村にとってはもちろんですが、チームにとっても大きなプラスになります。
もっともどこをアピールするのか、できるのかがピンとこないのが寂しい現状で、ドラフト前には強肩強打との評もありましたがやや改善傾向にしても肩の弱さは否めず、またバットを持っているのかと疑いたくもなる貧打に拍車がかかって足を引っ張る材料ばかりで、かと言ってリードにも江村の色が見られません。
どんとこい、のような内をガンガン攻める、投手の持ち味を引き出すようなリードをしてくれれば差別化もできるのですが、田村と似たり寄ったりとなれば江村でなければとはなりませんし、そもそも吉田もそうですが安全志向に右へ倣えとなればベンチがそれを望んでもいないのでしょう。
そうなれば第二捕手は二番手ではなく出番がなくてもいい閑職、むしろ二軍で出場機会を得た方がよいのかもしれないとすら思えてしまいます。
そうは言っても一軍を目指さないわけにはいきませんから、春季キャンプではいの一番にインフルエンザに罹患をしてその後の流行の元凶とされてしまいましたし、秋季キャンプでは走塁練習で右大腿二頭筋筋損傷で全治4週間と情けない故障もありましたので、しょうも無いことで離脱をしないよう気をつけてください。
青柳、福澤、猪久保時代にどことなく気になる存在だった猪久保、に似たタイプで一生懸命さが好ましい江村だけに、このまま終わって欲しくはありません。

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9 コメント

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Unknown (江村ファン)
2019-01-05 00:36:33
江村は打力を生かしてファーストコンバートでもいいかもしれませんね。
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江村 (海猫)
2019-01-05 03:11:29
政権交代で2番手に、ですが吉田や柿沼などもいますしこの2番手が出場機会的にも江村にとってどんな一年だったかと思います、田村のリード、俺ならこう攻める、俺なら投手をこう活かすと様々な考えや反省をし昨年は種まきの1年で今年は田村を脅かす存在になってくれたらと思います
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難しい (頑張れ福浦)
2019-01-05 04:33:47
田村が出てくるまでは、里崎の後がま第一候補は、江村だったはずです。
伊東監督とマンツーマンで、試合前に一生懸命練習していたのを思い出します。
今、江村が田村からレギュラーを奪い取る気迫があるのだろうか?
また、何をアピールすれば奪い取れるのか、難しいですね、性格は見るからに真面目で明るくて、他人から好かれそうなタイプで好きな選手の一人ですがやはり、田村からレギュラーを奪い取るには、死に物狂いでバッティングを磨くしか無いんじゃないですか、その気迫を見せて下さい。
頑張れ江村!
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Unknown (デリック・メイ)
2019-01-05 08:58:03
飼い殺しの年でしたね。
監督の贔屓起用を見るに、弟子入りしてウエイトトレを共に行っていた江村にも贔屓して一軍に帯同させていたのでは?っと思えてしまいます。
その贔屓が江村を苦しめた1年だったと思います。
試合にろくに出さず、出ても1打席チャンスが与えられるかどうか...
ディフェンス面も酷いものでしたし、やはり試合勘がなくなってしまったのかな...っと。
守備イニングが70程度しかなく、江村にとっては地獄のような1年だったのではないでしょうか?
アマ時代から打撃は非常に固く、指名理由は鬼肩を含めたディフェンス面を評価してだったはずなんですがね。
ディフェンス面での低迷を見るに、吉田や柿沼に第2捕手の座を奪われるのはそう遠くない未来な気がします。
数年前2軍で打撃絶好調だったので期待していたんですが、未だに打撃の固さが気になります。
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Unknown (名古屋マリン)
2019-01-05 09:02:12
立場としてはかなり厳しいですよね。
正直、田村より上回っている能力はないと言っても過言ではないわけで、固定主義の井口監督の下ではかなり出番が限られると思います。
チャンスがあるとするならば、田村が故障等で不在の時に存在感を見せ、田村が戻ってきてもレギュラーに居座るといったケースでしょうか。
いずれにしても、打撃、肩ともに更にレベルアップしてもらって、来るべき時を虎視眈々と狙っていてほしいなと思います。
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まずは打てるかどうかでアピール (大垣のロッテファン)
2019-01-05 09:14:54
大阪桐蔭の3番だか5番打者でしたよね。田村しかりプロ(ロッテ)に入ってからは二人とも極貧打ですね。江村は一度渡辺俊介にサインに5回ぐらい首を振られてましたね。リードにも問題があるのかもしれませんね。
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遠征帰りに (うみうみ)
2019-01-05 10:11:06
仙台からの帰りの新幹線でよく、田村と江村が楽しそうに会話しながら、東京駅でよく見かけますが、江村が本気なら少しは距離置いて見ればと、チームメイトでもライバルなんだから、ロッテは大分闘争心が足りない、今のままでは今季も田村が怪我しない限りスタメンでの出番は無いかと、諦めた時点で野球人生は終わりますよ。
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キャリアの損失 (オブ)
2019-01-05 12:34:31
井口監督のある意味の冷たさと視野の狭さを象徴する起用でした。「二番手」ではなく、便宜上、田村選手が怪我をしたときだけのための要員で戦力として期待していないことが透けて見えました。技術面で難があるのですから戦力として見ておれば入れ替えた筈です。まだ2軍で試合に出ていた方が彼のキャリアにとってはよかったと思いますね。
捕手陣もしかりで田村選手任せで競争を煽って底上げの意図を全く感じません。鳥越、清水、的場コーチがいてこれですからね。これやったら極端な話6人も要らないですよ。
優れたデータや助言があっても結論を出すのはトップ(監督)なので組織が機能するかどうかはトップの器量次第と実感します。
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お返事 (オリオン)
2019-01-06 02:01:27
>江村ファンさん
え、打力を活かしてですか・・・
ファーストを任せられるぐらいの打撃力があれば、捕手として勝負ができそうな。

>海猫さん
この一年をどういった心持ちで過ごしたか、ですかね。
わーい、ずっと一軍だ~なんてのだったら、来季はずっと二軍でもおかしくはないかしら。
最終盤のスタメンマスクで「おっ」と思えるようなプレーが見られなかったので不安が先走ります・・・

>頑張れ福浦さん
高卒三年目で64試合に出場しましたからね、そしてそれが未だにキャリアハイなわけで。
本来であればそこからレギュラーに向けて、ってステップのはずが、その年のオフに吉田を2位で獲ったことからして球団もベンチも満足をしていない、むしろ見切りを付けていたのかも。
田村ではなく江村、なんてことを言うぐらいですから先輩として負けていられないとの思いはあるのでしょうが、じゃあそれに向けて何をやろうとしているのかと。
今季の惰性でそのまま上を狙えるなんて思ってないですよね、江村くん。

>デリック・メイさん
江村って井口監督に近いんでしたっけ。
ただでさえ経験がモノを言うポジションで、一年を一軍で過ごしながらこの出場機会が吉凶どちらに出るか。
プレーをせずとも目で学ぶことも多いでしょうから得るものがあった江村であって欲しいのですが、その結果を試す、披露する場がそもそもあるのかどうか。
今季は吉田の冷遇っぷりが酷かったですが、それがいつ我が身に降りかかってくるかの危機感を持ってやってもらいたく。

>名古屋マリンさん
田村に万が一があったときにはシーズン終了の可能性が高く、そうなるとまた荻野のときの岡のような動きに繋がるような気がします。
まあ捕手はどこも出せる人材がないことで結果的には江村や吉田に出番が回ってくるにしても、もう井口監督には田村しか見えていないような気が・・・
田村の遅刻で二軍落ちをさせたところまではいい感じだったのになぁ。

>大垣のロッテファンさん
強肩強打との評でしたが、まあ5巡目ですので頑張っていると言えば頑張っている江村です。
今季は香月とともに藤原絡みでまず目立つことになるんでしょうね、それじゃダメなんですが。

>うみうみさん
まあプライベートまでギスギスと言いますかライバル心めらめらってのもあれですが、それにしてもチーム内競争みたいなのが感じられないのが実際のところで。
最近はそういうケースがあまりないので目立っていませんが、故障離脱をした選手の背番号を帽子に書いたりするのを右に倣えなんてのがありました。
いや、お前はチャンスだろ、復帰を待っている場合じゃないだろ、と。
ゆとり世代なのかしら。

>オブさん
井口監督が意識をして捨て石、として江村を一軍に置いたのであれば、江村にとってはとんでもないことでも、それはそれで評価してもよいと思います。
あとはそれをどう徹底するか、あるいはどういった戦略の中で江村を人柱にしたのか、です。
例えば真の二番手は吉田、だから二軍できっちりと経験を積ませる、などがあれば納得感もありますが、そんな感じでもなかったですし。
あるいは今年のドラフトは捕手が豊作とも言われていますので、まさか上位で指名をするつもりでそれまでの繋ぎ?
もしそうなら最悪ですね、上位で捕手を獲っている余裕はないはずなので。
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