オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

鈴木がキター!

2019-06-02 00:23:33 | 千葉ロッテ

 

今週はもどかしい逆転負けが続いていただけに、いきなり負けフラグが立ったような試合を4時間超えの延長戦の末に手にした白星には格別なものがあります。
チームの魂、鈴木が左中間を破る文句なし、見事なサヨナラヒットでグラウンドにいる選手たちだけではなく、スタンドのロッテファンも総立ちで狂喜乱舞でした。
カウントが悪くなりましたし前日に4安打の荻野を申告敬遠で歩かせたのは塁を埋めて守りやすくするという意図もあったのでしょうが、ワンサイドゲームになりかねなかった流れを引き戻すツーランなど振れていた鈴木との勝負は結果的には西武にとって裏目、ロッテとしてはよくぞ歩かせてくれたといったところでしょう。
ちなみにバックネット裏ならではの情報ですが打たれた平井はこの一週間で4試合に3回2/3、71球を投げていたことで今日は上がりの予定を「競っていたら投げさせる」と辻監督の意向でのベンチ入りで、本人も昨日に「明日は上がり」と言っていたようですから6月に入ったところで既に28試合、ちょっと気の毒ではあります。

そんな鈴木がもちろんMVPであることに異論はありませんが、ブランドンもお立ち台に呼んであげたいぐらいに勝利に貢献をした3回1/3のノーヒットピッチングでした。
ボルシンガーが立ち上がりの悪さから抜けきれずにこれでもか、と浮きまくったストレート、カーブを痛打されて三回途中でのKOにはスクランブル登板に近い形だったでしょうが、しかしストレートこそ140キロ台そこそこでしたがクロスファイヤー気味に左打者には逃げていく、右打者には食い込んでいく軌道がなかなかにえぐく6奪三振とパーフェクトに近い内容で、むしろ左打者よりも右打者の方が打ちづらそうにしていましたので松永の離脱で陳冠宇がそこに、その陳冠宇の代わりとしてのロングリリーフもできる役割を期待したいです。
残念ながら東條がひっくり返されたことで7年ぶりの勝利とはなりませんでしたが、今日ぐらいを投げられれば放っておいても白星は転がり込んでくるでしょう。
その東條が七回にコールをされたときには驚きましたし、残念ながら先日とは違ってスライダーがボールからボールになってベンチの期待に応えることはできませんでしたが、個人的には右の中後への懸念があるもののここまで結果を残したことで次のステップに進むための起用だったのであれば賛成、のスタンスです。
打線はまた清田を三番に戻して昨日は何だったんだ、との突っ込みはさておき、一方的な試合になりそうなところを失点の直後のアーチで踏み止まり、お約束になりつつある戸川のエラーに付け込むなどしての粘り腰が白星を呼び込みましたので、相手にダメージを与えるいい勝ち方だったと思います。
ここのところは守りで投手の足を引っ張っていましたが中村奨がブランドンを、三木が酒居を助けるファインプレーもありましたし、土は付けられませんでしたが榎田にイヤなイメージを与えられたのは大きいかなと、相性がいいらしい井上がファールで投げるところをなくした上での豪快な一発は見事でした。
ただやはり下位打線が弱すぎで、1割台の岡に代わって0割台の菅野の代打なんてのには笑うしかなく、柿沼がいるのに七回に江村をそのまま打たせたのは加藤では右の代打になりえないとの判断もあったと思われますから、そのあたりの整備も急がないと代打のケースが増えるであろう交流戦でも苦労をすることになりそうです。


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

西武

3 0 2 0 0 0 2 0 0 0 7 10 2

千葉ロッテ

2 0 2 0 2 0 1 0 0 1X 8 12 0

◆6月1日(土) 千葉ロッテ−西武10回戦(西武6勝3敗1分、14時、ZOZOマリン、25,112人)
▽勝 唐川 19試合3勝3敗
▽敗 平井 28試合1勝1敗
▽本塁打 鈴木6号(榎田)、外崎9号(ボルシンガー)、井上9号(榎田)

▽バッテリー
千葉ロッテ ボルシンガー、ブランドン、東條、酒居、益田、唐川—吉田、江村
西武 榎田、マーティン、小川、森脇、斉藤大、ヒース、増田、平井—岡田

コメント (18)