オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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老後のプレミアムゴールド

2018-03-03 00:46:12 | 千葉ロッテ

 

今年から番号が刻印ではなく裏面の印刷になったことで、画像修正が不要になったTEAM26の会員証です。
13年目のプラチナ、プレミアムゴールドはシーズンクーポンを購入した特典でもあり、申し込んだのはその前ですが、そこは老後に入っても変わりはありません。
とは言いながらも財布と相談をしつつ特段の理由もなく遠征ができなくなったのは仕方なし、今年は神戸を含まないビジター応援デーですので二年続けた関西遠征は見送り、富山は史跡巡りを絡められなければ回避となるかもしれず、またナゴヤもやはり単体で足を伸ばすにはややハードルが高いです。
その代わりでもないですが毎日が日曜日、を活かして一軍と被らなければ鎌ケ谷には皆勤をしたい、二軍戦は自己最多の9試合を超えられるようお天道様にすがるしかありません。
昨年は古谷、西野、菅原の写真を撮れなかった通信簿に全員の勇姿を載せられるよう、老体に鞭打って一軍、二軍を駆けずり回ります。



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コメント (5)

天地雷動

2018-03-03 00:13:00 | 読書録

天地雷動

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長篠城を巡る攻防で設楽原にて戦国最強とも謳われた騎馬軍団を壊滅させて武田氏滅亡のきっかけを作ってしまった勝頼には愚将との評もありますが、しかしただの武将と考えれば難攻不落の高天神城を攻略するなど武勇に秀でた存在とは当時の資料からも裏付けられています。
あまりに父が偉大すぎて、それを乗り越えようとしたがために滅んでいく様は現代社会の二代目社長にもありますし、そういう意味では歴史から学べるところもあるでしょう。
なぜに何重もの馬防柵の向こうに構える鉄砲隊に無謀な突撃を繰り返したのか、勝頼と家臣団が追いつめられていくストーリーには抗いようのない運命が感じられました。

三河を落とす、そのことが武田氏にとっての命題であったことを経済的な側面で描いたところが目新しくもありました。
また内なる敵として長坂釣閑斎を引っ張りだしたところなどはオーソドックスではありますが、単なる佞臣ではなく筋が通っているように見えてのどんでん返しはなかなかに乙です。
それよりも何よりも二代目の苦悩、父を崇めていた重臣たちを御しきれなかった勝頼の「父上、素晴らしき置き土産ですな。この悍馬どもは父上でなければ乗りこなせぬようにできております。そんな馬を残して、それがしにどうせよと申されるか!」との独白が全てを言い表していたように思います。
山県昌景、内藤昌秀、馬場信房、春日虎綱と一癖も二癖もある老臣を率いるには勝頼は若すぎたのか、またその勝頼だけではなく徳川家康、羽柴秀吉の織田信長にかかる心理描写が真に迫っていて絶妙、そこに信濃先方衆である下条信氏の配下である国人を交えたのが戦国の世の本質を語っているかのようで深く考えさせられる作品でした。


2018年2月24日 読破 ★★★★☆(4点)



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