goo blog サービス終了のお知らせ 

オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

2015年通信簿 33 南昌輝

2015-12-06 01:35:10 | 千葉ロッテ

33 南昌輝 投手 26歳 年俸1800万円

【2015年成績】 E 20試合 6勝5敗1S 防御率3.97 102回 85被安打 7被本塁打 49与四球 3与死球 61奪三振

なぜにここまで厚遇をされるのか、理解ができない南です。
ストレートは130キロ台半ばから後半、武器になる変化球があるわけでもなく、コントロールはバラバラで、浦和で規定投球回に達するほど投手が足りなかったとも思えません。
年に何回も足を運ぶことができない二軍戦に南が先発となるとガッカリどころの騒ぎではなく、勘弁をしてくれといったところです。
一時期はかなり期待をしていましたが、いつまで経っても変わらないそのスタイルに、もう完全に見切ってしまっています。

来季はこれでもか、と言うぐらいに右腕が増えますので、さすがに今のままでは南の居場所は無くなるでしょう。
立正大では瞬間最大風速ではありながらも150キロのストレートを投げていたわけで、故障の怖さを思い知らされた気分です。
手術を選択しなかったのが結果的に正解だったのかどうか、いずれにせよ故障癖のある投手に対するドラフト戦略に影響を及ぼしたであろうことは想像に難くありません。
コントロールを矯正するためにスピードを犠牲にしたわけではなく、投げたくてももう投げられない、おそらくはそういうことなのでしょう。
それでも気持ちが前に向かっていればよいのですが、11暴投は投手だけの責任ではないにせよ、全体的に逃げの姿勢が面白くありません。
フェニックスリーグでもイニングの半分に近い与四死球と、改善の兆しは見られませんでした。
なぜ南が残って上野が戦力外なのか、来季にそれが正しかったと証明ができるピッチングを見せてくれるのか、船橋でも鎌ヶ谷でもなく、QVCマリンで答えを出してください。

2011年通信簿
2012年通信簿
2013年通信簿
2014年通信簿


【オリオン村査定】 1800万円 → 戦力外通告


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします。

コメント (18)

竹千代を盗め

2015-12-06 00:37:17 | 読書録

竹千代を盗め

講談社

このアイテムの詳細を見る

そのタイトルから徳川家康が子どものころに今川氏に人質に出された際に戸田氏の手により織田信秀に売り渡された、そのあたりのエピソードかと思っていました。
しかし竹千代は竹千代でも家康の嫡男の竹千代、つまりは後の松平信康、そしてその母の瀬名姫、妹の亀姫、この三人を盗み出すのに奮闘をする忍びが題材となっています。
桶狭間の戦いを機に岡崎城で自立の道を歩んでいる家康、当時はまだ元康ですが、しかし竹千代らは駿河で人質となっていたために、思うように勢力を広げられません。
そのために何としてでも竹千代らを取り戻す、とは酒井忠次、石川数正ら三河家臣団の暗躍であり、その命により駿河に忍び入る忍びの苦衷が描かれています。

以前に読んだ作品もそうでしたが、そこに華々しさはありません。
むしろ命じられる側、にある者の苦労、悲哀がテーマでもあり、思いがけないぐらいに人が死んでいく、のもそれが理由なのでしょう。
いわゆる忍者、のイメージとはかけ離れた金勘定、経営者としての頭目が新鮮ではありましたが、実際のところ上に立つ者はそういった能力が無ければやっていけません。
そういう意味ではリアルであり、上からは無理難題を押しつけられ、下からは不平不満を叩きつけられる姿には思わず笑ってしまいました。
それだけに中途半端な謎かけが余計だったかなと、荒唐無稽な忍びの術ではなく頭を使った忍びの技、をもっと極めた方がよかったように思います。


2015年12月4日 読破 ★★★☆☆(3点)


ブログランキング・にほんブログ村へ
明日への活力にクリック応援をお願いします。