長野の入団拒否が正式に決まりました。
球団も交渉を打ち切るとのことで、それが正しい判断であると思います。
長野がロッテ拒否を正式表明 06年に続き2度目 (12/5 スポーツニッポン)
ロッテからドラフト2位指名を受けたホンダの長野久義外野手が5日、埼玉県狭山市のホンダ野球部合宿所でロッテと交渉し、入団を拒否する意向を正式表明した。
巨人入りを希望している長野は2年前にも同様に日本ハムへの入団を拒否した経緯がある。
長野はロッテに最高標準額の契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1500万円を提示されるなど複数回の交渉で入団を要請されてきた。
だが、巨人入りへの意思は固く、既に入団拒否を伝えていた。
長野は福岡・筑陽学園高から日大に進み、東都大学リーグでは2季連続の首位打者。
巧打と好守が持ち味で、昨年のワールドカップでは日本代表の中軸も務めた。
▼ホンダ・長野久義外野手の話 ロッテには必要とされていると感じたが、社会人でもう1年という気持ちが強かった。2週間ぐらい前に安藤監督から熊本行きのチケットをもらって、阿蘇の大自然の中で原点に戻って決めた。巨人入りをこだわる理由?小さいころから好きだったので。
▼ロッテ・山下徳人スカウトの話 交渉はこれで打ち切りになると思うが、1月31日まで門戸を開いて待っていると伝えた。条件面は変えていない。それ以上の条件はない。
▼ホンダ・安藤強監督の話 巨人が夢であることとホンダでやり残したことがある。2年前の4巡目指名から(評価は)アップしているのに、自由枠制度がなかったのは長野には不運だった。日本ハムを断ってホンダに入ってきたので、道筋を付けてあげないといけない。また鍛えて来年のドラフトでは1位で送り出したい。
長野は相談した人の多くがロッテ入りを薦めた中で、何のために相談したのかはさておき、自分で決断したと言っているのですから仕方がありません。
まあHondaの監督を筆頭に一部の周囲の声に負けたと球団は判断していると思われ、だからこそ昨日は監督に席を外させての直接交渉を要請したわけで、それでも翻意させられなかったのですから調査が甘かったと反省してもらいましょう。
スッパリと諦めることは正解で、既に手遅れの感が強いですが、今からでも中村公らの補強に走るなどの挽回策を施してもらいたいものです。
また願わくば来年のドラフトで巨人がきっちりと1巡目で指名をすること、これがロッテにとっても長野にとっても納得のいく落としどころだと思います。
ロッテドラ1・柳田、K-1転向!今オフ戦力外21歳、父は元ボクサー (12/5 スポーツ報知)
ロッテの05年高校生ドラフト1巡目で、今オフに戦力外通告を受けた柳田将利投手(21)が、プロ格闘家に転身する意向を持っていることが4日、分かった。
かねてより格闘技に強い興味を示していた柳田には、新しい日本人スターが欲しい「K-1」が興味津々。
近日中に本格的な交渉に入る予定だ。
かつての“ボビーの恋人”が、第2の人生をリングに求める。
K-1側は既に水面下で意思を調査。
来季のトライアウト受験を目指し、大阪の実家に戻ってトレーニングを続けている柳田は、「魔裟斗さんがすごく好き。話があるのならばぜひ聞いてみたい」と強い関心を示している。
ポテンシャルは折り紙付きだ。
父・平三郎さんは元プロボクサーで、DNAには格闘センスがすり込まれている。
3年間で1軍出場はなかったものの、青森山田高時代は通算36本塁打をマークし、9月に打者転向するまで、一時は二刀流が検討されるなど、運動能力は一級品。
176センチ、93キロの体格に、不敵な面構えといったキャラクター面も格闘技向きだ。
K-1は一時の人気に陰りが見えるだけに、柳田は魅力的な素材だ。
現状ではヘビー級が有力だが、大減量して魔裟斗らがいるミドル級、また、総合格闘技部門のDREAMという選択肢もある。
将来的には、プロ格闘家転向を表明した北京五輪柔道金メダリスト・石井慧(国士大)とのビッグマッチの可能性も十分ある。
プロ野球から格闘家への転身では、ロッテの先輩でもある立川隆史の例があるが、柳田は21歳の若さで、伸びしろも大きいはずだ。
「ケンカ屋と聞いているし、期待している。6日のK-1ワールドGPでは、リングサイド最前列の席を用意しておく」とK-1の谷川貞治イベント・プロデューサー。
柳田の動向に注目が集まる。
◆柳田 将利(やなぎだ・まさとし)1987年9月2日、大阪・藤井寺市生まれ。21歳。青森山田高時代はMAX149キロの剛球と、通算36本塁打の長打力を兼備し、05年の高校生ドラフト1巡目でロッテに入団。両ひざの故障などもあり、3年間で1軍出場はなし。今年9月には野手転向が発表されたが、10月1日に戦力外通告を受けた。176センチ、93キロ。左投左打。独身。
怪我が大きな理由でプロ野球界から去った柳田が、さらに激しい格闘技にチャレンジとは驚きと言うよりも呆れの方が強いです。
ガセネタであって欲しい、野球を諦めないで欲しいというのは勝手な思いですが、寂しいという気持ちが正直なところです。
長野の入団拒否よりもガッカリした、そんな柳田のニュースでした。
ロッテ来季スタッフ発表 1軍は残留 (12/5 スポーツニッポン)
ロッテは5日、来季のコーチ陣を発表した。
1軍は顔触れが変わらなかった。
新スタッフは次の通り。
【1軍】監督 ボビー・バレンタイン(58)=南カリフォルニア大、背番号2
▽ヘッド兼外野守備走塁 西村徳文(48)=宮崎・福島高、78
▽投手 井上祐二(45)=都城高、79
▽打撃 高橋慶彦(51)=城西高、87
▽バッテリー 袴田英利(53)=法大、85
▽同 吉鶴憲治(37)=鹿児島商工高、77
▽ブルペン 成本年秀(40)=京産大、81
▽打撃兼内野守備兼ベンチ フランク・ランペン(49)=セークレッドハート大、83
▽バント 諸積兼司(39)=法大、73
▽ヘッドコンディショニング 立花龍司(44)=大商大、89
【2軍】監督 レン・サカタ(55)=ゴンザガ大、80
▽投手 荘勝雄(49)=輔仁大、88
▽投手補佐 和田孝志(38)=東洋大、82
▽同 山崎健(36)=関東一高、84
▽打撃兼外野守備走塁 高沢秀昭(50)=苫小牧工高、75
▽バッテリー 定詰雅彦(42)=広陵高、74
▽内野守備走塁 上川誠二(48)=箕島高、72
▽外野守備走塁 代田建紀(34)=城西大、71
1軍スタッフが全員が留任なのは既報の通りですし、バレンタイン監督は優勝でもしない限りは来季限りでしょうから、もう暫くは井上らに我慢するしかありません。
2軍では和田と山崎というロッテお決まりのOBコーチが新たに参画しましたが、投手が多いチーム事情を考えれば悪くはないと思います。
ただ新任だけに指導力があるのか、3人体制で指導法がバラバラで選手が混乱しないのか、などの懸念はありますので、そこはサカタ監督の手綱捌きに期待をしましょう。
大嶺も長野に関して大人のコメントを残していましたし、唐川も来季に向けて前向きな発言をしていますし、金額はさておき清水もバイアウト条項を含まない2年契約でようやく決着しそうですし、今後は前向きなニュースが多く流れてくれればと思います。
まずは多くのロッテファンが待ち望んでいる来季に向けた野手の補強に関する朗報を首を長くして待つとともに、今年も入団発表会のチケットが当たることを願っています。