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オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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清水も踏ん張れず最悪の3連敗

2008-09-11 21:23:56 | 千葉ロッテ

よつばとひめくりカレンダーは、占いの意味合いが強いことが昨日今日でよくわかりました。
昨日はうずくまる荻野、そして今日はひっくり返った清水が描かれていました。

と、段々と壊れていく自分が自覚できるのは哀しいものです。
2戦目まではそれでも競っている感じの戦いぶりでしたが、今日はまさに文字通りの完敗です。
投手力、打撃力、そしてベンチ力、全てにおいてオリックスには敵いませんでした。

立ち上がりの清水はなかなか出来がよかった、私にはそう感じられました。
ストレートに伸びがあり、今日は完投はおろか完封すらいけるのではないかと思ったぐらいです。
しかしそのストレートが高めに入ったところをローズにバックスクリーンに運ばれたところから、歯車が少しずつ狂い始めました。
オリックス打線で打たれてはいけないのはローズとカブレラの両外国人に天敵の後藤ですが、そのローズに打たれたことで慎重になりすぎたように思います。
カブレラに打たれたのは落ちないフォークでしたし、後藤に打たれたのもストライクゾーンに落ちたフォークでした。
序盤は伸びのあるストレートを中心に組み立てていた橋本のリードでしたが、ローズに打たれたことで変化球の割合が多くなり、しかしその変化球のコントロールが甘かったのが今日の清水にとっては致命傷でした。
そして変化球がイマイチと見るや再びストレート中心の配球となり、そのストレートをローズにまたしてもスタンドに運ばれたところで、今日の清水は完全に終わりました。
ローズへの1球のコントロールミスが試合を決めてしまった、好調だったがゆえの落とし穴にはまったと言ってよいのではないかと思います。

打線も立ち上がりに不安定だった岸田を捉えきれませんでした。
西岡の先頭打者ホームランでいきなり先制し、次の福浦もクリーンヒットを放っての無死一塁、何で橋本に送らせなかったのでしょうか。
このオリックスとの2試合の負けっぷりを考えれば、流れを完全に自分に引き寄せるためには確実に点を重ねていくことがいかに重要であるかを、こんな単純明快なことがわからないロッテベンチだとは思いませんし、思いたくもありません。
しかし例によってロッテベンチが選択したのは強攻策、橋本は三振に終わり、ズレータは併殺網にあっさりと引っかかりました。
あそこで岸田を潰しきれなかったこと、送ったからといって得点に繋がったかどうかはわかりませんが、そういった野球をしなかったことで相手に安心感を与えてしまったこと、これが今日の試合の流れを決めてしまったように感じられてなりません。
結果的に2回以降は3安打でチャンスらしいチャンスもなく、まさに赤子の手を捻るかのように岸田にあしらわれてしまったロッテ打線にとっての数少ないチャンスだった初回を、ああいった無策で潰してしまったことが非常に悔しいです。
そして相変わらずの軽率な守備、淡泊なバッティング、いつまでこういった雑な野球を続けるのか、暗澹たる気持ちになってしまいます。

それでも日本ハムとソフトバンクがおつき合いで負けてくれているため、まだ3位の座は目の前にぶら下がっています。
2つの席を4球団で争う展開から1つの席を3球団で争う展開に変わってしまいましたが、まだまだ諦めるわけにはいきません。
幸いなことにようやく福浦とオーティズも帰ってきましたし、どこが悪かったのか不思議に思えるようなプレーも見せてくれました。
ベンチでお地蔵さんと化していた松本も久々の登板で8打者を完璧に抑え、負け試合での好投とは言えピッチング内容には見るべきものがありました。

明日の休養日に鋭気を養って、来るべき最終決戦となる12連戦を戦い抜いて欲しいと思います。
この12連戦を負け越すようですと完全に今季は終わりますし、最低8勝4敗は必要です。
2軍での起用を見れば唐川や大嶺が1軍に戻ってくることは間違いないでしょうし、彼らの力なくしてCS出場はありえません。
今季の戦いを後悔することなく終われるよう、ベテラン、中堅、若手ともども、最後の奮起に期待します。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 5

0

オリックス 0

1

2 0 3 0 0 0 X 6 10 0


◆9月11日(木) オリックス-千葉ロッテ22回戦(オリックス13勝9敗、18時、スカイマーク、20,812人)
▽勝 岸田 9試合4勝
▽敗 清水 22試合10勝9敗
▽本塁打 西岡11号(岸田)、ローズ35号(清水)、36号(清水)、カブレラ34号(清水)

▽バッテリー
千葉ロッテ 清水、松本―橋本
オリックス 岸田、菊地原、香月―日高

 

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星野の情けない言い訳

2008-09-11 03:09:53 | 独り言

星野が自らのブログでWBC監督を引き受けないことを表明したようです。
そもそも公式には監督要請されていない中でのこの発言は、星野一流の都合のいい言い回しに過ぎないでしょう。

北京五輪での惨敗を受けて「批判は甘んじて受ける」と言ったのも、その言葉が「潔い」と受け止めてもらうための戦略であったに過ぎないことは、案に相違して日本国中に批判の渦が巻き起こったのに対して「批判するのは時間が止まった人」との開き直りの態度を見れば明らかです。
そしてWBC監督の要請があったと自ら漏らして世間の反応を確かめ、さらに親しいナベツネを使って自分しかいないとの発言までしてもらいながらも、それでも世間の風が冷たいと見るや「自分は引き受けない」と監督を受けないのは自らの意思であるとの表明ですから哀れにもなります。

おれがなんでまた“火中の栗”を拾うようなことをするのか。

栗を火中に放り込んだのが自分であることの自覚がない星野が、WBC監督にならないことでホッとしている野球ファンは多いでしょう。
冷静に戦力の見極めもできず、臨機応変の采配もできない星野に、全日本の監督という重責を担わせたこと自体がそもそも間違いだったのです。
名選手、名監督ではなく、単なる名優であったに過ぎない星野の、その野望は終わりを告げたと言ってよいでしょう。

ONは体調に問題がある中で、メジャーリーガーなどを含めた選手たちを率いる監督の候補は数少ないと思われ、監督選びは困難を極めるでしょう。
しかし私情をはさみまくる星野よりもマシな人材であれば、いくらでもいるはずです。
北京五輪の敗北を受けて必勝を期待されるWBCだけに尻込みする人が多いとは思われますが、納得性のある選手選びや采配さえしてくれれば、その結果を監督だけに求めるほど日本のプロ野球ファンは狭量ではないと思います。
是非とも自分がと積極的に手を挙げてくれる人がいることを、心から願っています。

 

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うずくまったのは荻野

2008-09-11 00:44:39 | 千葉ロッテ

 

3失点で「たすけて」の言葉をつぶやいたのは久保ではなく荻野、そんな結末でした。
何のことだか分からない方は、1つ前の記事のチェックをお願いします。
それにしてもチームがこれだけ好調なのに地元で観客が入らないオリックス、終わっています。

立ち上がりからイヤな予感のした久保のピッチングでしたが、その悪い予感が当たってしまったKO劇でした。
まさに「中継ぎ仕様」で145キロ以上のストレートをビュンビュンと投げ込む久保のスタミナ切れを心配した方は、きっと多かったと思います。
先発に復帰してから好投が続いていた久保のピッチングは、140キロ台のストレートをコーナーに決め、また持ち味の多彩な変化球で的を絞らせないものでした。
しかし今日の久保は力でねじ伏せるようなピッチングに終始し、コントロールが甘くなったところを痛打されました。
このリードはどう考えても久保の発案とは思えず、里崎の判断ミスだと考えます。
単に試合を落とした以上に、久保に自分を見失わせてしまったという意味で痛すぎる敗戦でした。

開いた傷口に小宮山と高木のベテランコンビが塩を揉み込み、線香花火の最後の輝きも落ちるところまできてしまいました。
伊藤、シコースキーと踏んばったものの川崎は不運な当たりもあって失点し、最後に荻野の大炎上です。
ストライクが入らないときの荻野はこんなもので、これは前々から指摘している通りの結果になっただけと割り切っています。
タイプ的に適さないポジションで頑張ってくれている荻野に言えることは、もっと自信を持って欲しい、これぐらいでしょうか。
逃げのピッチングにしか見えなかった今日の結果は、今まで築き上げてきたものを一気に崩しかねないぐらいのインパクトがあります。
里崎とよく話し合って欲しいですし、気持ちの重しを取り除くようなケアが必要だと思われます。

打線は効果的にホームランが出たことで試合にはなりましたが、調子が上がってきたと見るのは早計だと思います。
西岡のボール打ちに代表されるように各打者が思い思いにバットを振っているに過ぎず、そこに狙い球や方向などの指示があったようには見えませんでした。
よって明日になればパタッと当たりが止まるなんてことも充分に考えられます。
バントなどの小技が出来ないこともそうですが、ストレート狙いなのかカーブ狙いなのかがはっきりせずに中山を打ちあぐねたような、そんな展開に明日はならないよう願っています。

ところでオーティズは今日も欠場、故障説が濃厚となってきました。
福浦も出場せず、ベンチに試合に使えない選手が2人もいるわけですから苦戦するわけです。
特に福浦は試合に出なくなってから久しく、最初から状態を見極めて抹消していれば代わりの選手が試合で活躍できたかもしれません。
このあたりの判断の職域が立花コーチなのかどうかは不明ですが、何にせよコーチなどのスタッフ部門が機能していないのが今年のロッテの特徴のように感じます。

4球団の争いから脱落しないためには、明日の清水のエースとしての意地のピッチングに賭けるしかありません。
打線の援護などは期待せずに、また中継ぎ陣の好投を期待するには今日は投げすぎましたので、完投する気合いで臨んで欲しいと思います。
ひめくりカレンダーはイヤな結末を暗示するかのようなイラストですが、そんなことは気にせずに清水の好投に期待しています。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 2 0 5 1 2 0 0 10 12

1

オリックス 0

1

1 2 3 0 0 1 3X 11 17 0


◆9月10日(水) オリックス-千葉ロッテ21回戦(オリックス12勝9敗、18時、京セラドーム、12,307人)
▽勝 山口 29試合4勝2敗
▽敗 荻野 49試合5勝5敗24S
▽本塁打 里崎14号(中山)、下山10号(久保)、大松21号(本柳)、早川5号(本柳)

▽バッテリー
千葉ロッテ 久保、小宮山、高木、伊藤、シコースキー、川崎、荻野―里崎
オリックス 中山、本柳、川越、清水、山口―日高

 


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