よつばとひめくりカレンダーは、占いの意味合いが強いことが昨日今日でよくわかりました。
昨日はうずくまる荻野、そして今日はひっくり返った清水が描かれていました。
と、段々と壊れていく自分が自覚できるのは哀しいものです。
2戦目まではそれでも競っている感じの戦いぶりでしたが、今日はまさに文字通りの完敗です。
投手力、打撃力、そしてベンチ力、全てにおいてオリックスには敵いませんでした。
立ち上がりの清水はなかなか出来がよかった、私にはそう感じられました。
ストレートに伸びがあり、今日は完投はおろか完封すらいけるのではないかと思ったぐらいです。
しかしそのストレートが高めに入ったところをローズにバックスクリーンに運ばれたところから、歯車が少しずつ狂い始めました。
オリックス打線で打たれてはいけないのはローズとカブレラの両外国人に天敵の後藤ですが、そのローズに打たれたことで慎重になりすぎたように思います。
カブレラに打たれたのは落ちないフォークでしたし、後藤に打たれたのもストライクゾーンに落ちたフォークでした。
序盤は伸びのあるストレートを中心に組み立てていた橋本のリードでしたが、ローズに打たれたことで変化球の割合が多くなり、しかしその変化球のコントロールが甘かったのが今日の清水にとっては致命傷でした。
そして変化球がイマイチと見るや再びストレート中心の配球となり、そのストレートをローズにまたしてもスタンドに運ばれたところで、今日の清水は完全に終わりました。
ローズへの1球のコントロールミスが試合を決めてしまった、好調だったがゆえの落とし穴にはまったと言ってよいのではないかと思います。
打線も立ち上がりに不安定だった岸田を捉えきれませんでした。
西岡の先頭打者ホームランでいきなり先制し、次の福浦もクリーンヒットを放っての無死一塁、何で橋本に送らせなかったのでしょうか。
このオリックスとの2試合の負けっぷりを考えれば、流れを完全に自分に引き寄せるためには確実に点を重ねていくことがいかに重要であるかを、こんな単純明快なことがわからないロッテベンチだとは思いませんし、思いたくもありません。
しかし例によってロッテベンチが選択したのは強攻策、橋本は三振に終わり、ズレータは併殺網にあっさりと引っかかりました。
あそこで岸田を潰しきれなかったこと、送ったからといって得点に繋がったかどうかはわかりませんが、そういった野球をしなかったことで相手に安心感を与えてしまったこと、これが今日の試合の流れを決めてしまったように感じられてなりません。
結果的に2回以降は3安打でチャンスらしいチャンスもなく、まさに赤子の手を捻るかのように岸田にあしらわれてしまったロッテ打線にとっての数少ないチャンスだった初回を、ああいった無策で潰してしまったことが非常に悔しいです。
そして相変わらずの軽率な守備、淡泊なバッティング、いつまでこういった雑な野球を続けるのか、暗澹たる気持ちになってしまいます。
それでも日本ハムとソフトバンクがおつき合いで負けてくれているため、まだ3位の座は目の前にぶら下がっています。
2つの席を4球団で争う展開から1つの席を3球団で争う展開に変わってしまいましたが、まだまだ諦めるわけにはいきません。
幸いなことにようやく福浦とオーティズも帰ってきましたし、どこが悪かったのか不思議に思えるようなプレーも見せてくれました。
ベンチでお地蔵さんと化していた松本も久々の登板で8打者を完璧に抑え、負け試合での好投とは言えピッチング内容には見るべきものがありました。
明日の休養日に鋭気を養って、来るべき最終決戦となる12連戦を戦い抜いて欲しいと思います。
この12連戦を負け越すようですと完全に今季は終わりますし、最低8勝4敗は必要です。
2軍での起用を見れば唐川や大嶺が1軍に戻ってくることは間違いないでしょうし、彼らの力なくしてCS出場はありえません。
今季の戦いを後悔することなく終われるよう、ベテラン、中堅、若手ともども、最後の奮起に期待します。
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