今日は映画館まで「アンダルシア」を観に行ったのですが、観やすい席が埋まっていたために断念をしました。
どうにも前売り券を買うと思い立って観たいと思ってもうまい具合にはいきませんし、レイトショーですと前売り券を買わない方が安かったりもします。
このあたりはTOHOシネマズに改善を願いたく、前売り券を買ってもvitで予約ができるようにしてもらいたいものです。
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アマルフィ 女神の報酬 |
仕方がないので買ったままで放置をしていた前作にあたるブルーレイの「アマルフィ」を観たのですが、これが結果的には正解でした。
主人公が同じだけだろうと前作を観ないままに最新作を観ようとしていたのですが、多少ですが人間関係が繋がっているようですから今日に「アンダルシア」を観ていたら後悔をしたかもしれず、同じ意味では「パイレーツ・オブ・カリビアン」の最新作も観ない方がよいのかもしれません。
そうなると「X-MEN」の最新作も観られませんし、早いところタンスの肥やしになっているDVDやブルーレイを観た方がよさそうです。
ストーリーとしてはローマで誘拐をされた邦人の女の子の捜索をするうちに別の事件が浮かび上がってくるという、割とよくある作りになっています。
ジョン・トラボルタの「パリより愛をこめて」も似たような感じでしたし、この手の映画の王道なのかもしれません。
ただ最後の最後まで裏が読めませんでしたし、ちょっと無理矢理感がないわけではなかったものの、なかなか面白かったです。
これであればテレビで放映をされた「外交官 黒田康作」にも興味が出てきましたし、しかしこれを観ていると「アンダルシア」の上映が終わってしまいそうなので、こちらはサブストーリーだとでも思ってまたの機会にすることにします。
それにしても織田裕二が笑いません。
好きな俳優ですのでテレビも映画もかなり観ているのですが、どちらかと言えば黒田康作のようなタイプが多いような気がします。
もちろん青島俊作のような役柄もありますが、以前はテレビなどでコミカルな演技も多かった織田裕二が、今は渋いニヒルな立ち位置になりつつあるように思えます。
それはそれで魅力的ではあるのですが、なんとなく無理をしているのではないかなとも感じられます。
いずれにせよ今や日本を代表する映画俳優ですから、今後のますますの活躍を期待します。
フジテレビの制作だけあって俳優陣は豪華ですし、こけおどし的なところはありながらもほぼ全てがイタリアでのロケとのことで、36.5億の興行収入は2009年の邦画では8番目に位置しますので、まずまずのヒット作と言ってよい作品です。
欲を言えば佐藤浩市に英語をしっかりと使って欲しかったと言いますか、あのシーンでの日本語は興ざめでした。
またエンドロールで電話の声が中井貴一だと知ったときにはちょっと驚き、また無駄に金を使っているなと思った「アマルフィ」でした。
2011年7月2日 鑑賞 ★★★★☆(4点)