電脳筆写『 心超臨界 』

人生は良いカードを手にすることではない
手持ちのカードで良いプレーをすることにあるのだ
ジョッシュ・ビリングス

村上先生は人の持つ無限の可能性を遺伝子の観点から説き明かす――岡部弘さん

2009-01-23 | 03-自己・信念・努力
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『アホは神の望み』人の可能性、遺伝子から説く――デンソー相談役・岡部弘[3]
【「読書日記」09.01.21日経新聞(夕刊)】

村上和雄・筑波大名誉教授の近著『アホは神の望み』(サンマーク出版)を読んだ。先生のご著書は必ず読むようにしているが、そのたびに勇気づけられる気がする。講演がまたすばらしい。世界に冠たる高名な遺伝子学者でありながら、人柄を表す柔和な笑顔と人情味あふれる話しぶりには拝聴するたびごとに感動を覚える。

かつて著名な経営学者ドラッカー氏が述べておられた。「欧米流の企業経営のやり方はいずれゆき詰まる。これを回避できるとすれば、人を大切にする日本的経営しかないだろう」と。いま世界が直面している大変な経済危機はまさにドラッカー氏の予言通りといえる。この危機を乗り越えるためには、人の持つ無限の可能性を信じ、人を育て、人の知恵と努力を結集する日本型ビジネスモデルしかないと思う。

村上先生はこうした人の持つ無限の可能性を遺伝子の活性化という観点から分かりやすく説き明かす。この本でも、まだ働きが分からず「ジャンク(がらくた)」となどと呼ばれている90%の遺伝子にも、重要な働きをするものがあるはずと述べておられる。90%のうち1%でも活性化の度合いが増せば、大きな能力を発揮できるわけだ。皆がこうした強い気持ちで現実に対処できたら、今の暗い世の中を明るい希望に満ちた世の中を明るい希望に満ちた世の中に変えられるに違いない。

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