植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

新しく簡単な戦争ゲームを作ってみた。《リプレイ5 ~P4の誤算~》

2013年10月16日 21時28分33秒 | ゲームシステム
 友人が「新しく簡単な戦争ゲームを作ってみた。」を遊んだ際にマメに棋譜を取ってくれて、さらにそこからゲーム状況のリプレイを起こしてくれました。原文はmixiなので、友人の許可を得てこちらに転載します。
 新簡戦を遊ぶどどうなるかが良く判るかと思いますので、是非参考にしてください。

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さて。
きょうは自作リプレイの5回目、1ターン目・P4の手番です。


ドキッ!誤算だらけの対人攻撃!ポロリもあるよ! ~1ターン目:P4の手番~


P3のターン終了後の状況:

プレイヤーNo(残り支配コマ):支配地域(合計支配地域ポイント)/兵力コマ

P1(2):北陸・東北(2)/北陸1
P2(2):九州・中国(2)/中国1
P3(1):水域西・水域東・南畿(1)/南畿1
P4(3):畿内(3)
P5(3):東海(2)
P6(3):関東(2)
兵力残/7


P4の位置は畿内で、すでに周囲の中立地域は他のプレイヤーが抑えてしまい、隣接地域に中立地域は存在しません。
隣接地域は、北陸がP1、東海がP5、中国がP2、水域西・水域東・南畿と3ヵ所をP3が抑えているので、P4は迷わずP3への攻撃を選択します。
P3も、そうくるだろうと予測していて、すでに防御コマとサイコロを持って待ち構えています。

P4「私に読み勝つことができるかな?」

P3「ふっ、こしゃくな。返り討ちにしてくれるわ!」

P4は、南畿に3個、水域西と水域東に1個ずつ攻撃コマを置きました。それに対し、P3は読みあい勝負をあっさり避けます。
広大な水域を抱えたままだと集中砲火を受ける可能性があるため、あえて水域を放棄して、南畿に全力防御を行いました。・・・あんた海賊王になるとか言ってませんでしたっけ?w


画像:P4の手番。攻撃コマと防御コマが置かれた直後の状況。
置かれた攻撃・防御コマは、南畿に攻撃コマ3個・防御コマ5個、水域西に攻撃コマ1個、水域東に攻撃コマ1個


P4は、まず水域東から戦闘を解決します。
攻撃コマは「1」。防御コマはないのですが、陸地>水域への攻撃で、国境修正があるため、同点です。
P4は、あわよくば3勝を狙い気合を入れて、P3は割とどうでもいい地域なのでへろへろっとサイコロを振ります。
攻撃側の目は「3」、防御側の目は「4」。合計4vs5で、国境修正の+1が効いて、辛くも防御側が勝利します。P4の第一の誤算です。

気を取り直して、次は水域西の戦闘を解決します。
攻撃コマは「2」。防御コマはないのですが、陸地>水域への攻撃で、国境修正があるものの、それでも攻撃側が1点有利です。
P4は、今度こそ!とサイコロを振るのですが・・・。
攻撃側の目は「1」、防御側の目は「5」。ここにきて、痛恨のダイス運のなさが炸裂。まさかの敗北を喫します。これが第二の誤算。

最後に残った南畿の戦闘を解決するのですが、ここはP3が全力防御をしている地域で望み薄です。
攻撃コマは「3・0・0」。防御コマは「2・1・1・1・1」。さらに南畿には兵力コマが置いてあるため、さらに防御側には+1の修正がつきます。3対7と、4点防御側が有利です。
ここでのP4の目論見としては、P3が兵力コマの防御力を生かし他への防御を厚くすることを狙って、あえてブラフに見えるように南畿にコマを3つ置いたのですが、この目論見は不発。せっかくの「3」の攻撃コマを封殺される形になりました。これが第三の誤算。
さすがにこの状況で奇跡の目など望むべくもなく、攻撃側の目も防御側の目も、同じ3。順当にP3が南畿の防衛に成功。負けてもいいと考えていた水域での勝利と合わせて、P3の完封勝利です。

P4は、おかしい・・・何が間違ってたんだ・・・と意気消沈し、手に持った兵力コマをポロリと落としつつ、唯一の拠点である畿内に兵力コマを置いて次のP5に手番を渡したのでありました。


P4のターン終了後の状況:

プレイヤーNo(残り支配コマ):支配地域(合計支配地域ポイント)/兵力コマ

P1(2):北陸・東北(2)/北陸1
P2(2):九州・中国(2)/中国1
P3(1):水域西・水域東・南畿(1)/南畿1
P4(3):畿内(3)/畿内1
P5(3):東海(2)
P6(3):関東(2)
兵力残/6

※支配コマや兵力コマが不足したらゲーム終了。支配コマが不足した場合は、支配コマを使い切ったプレイヤーの勝利。兵力コマが不足した場合は、その時点での合計支配ポイントで勝敗を決める。


ついに対人攻撃のはじまりです。
これまでは攻撃側の思惑のみを書いてきましたが、これからは攻撃側と防御側の両者の思惑が入り乱れる展開になります。乞うご期待!
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