植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

ローマの力その6「属州ヌミディア」

2016年08月27日 07時50分42秒 | ゲームシステム
ローマの力で選んで遊ぶことの出来る属州の紹介その2です。ヌミディアは、今のアルジェリアの東、チュニジアと接する地域です。
ローマやカルタゴが支配する以前から、この地には勇猛なベルベル系の部族ヌミディア人が済んでおり、ポエニ戦争ではローマとカルタゴ側両方に騎兵を提供し活躍しています。
その後、ヌミディア人の王によって部族は統一され王国が樹立しますが、ローマの内乱の中、属国化をへて紀元前48年には属州として編入されます。
中心地は、キルタ(現コンスタンティーヌ)。ヌミディア王国の首都であり、後に州都となります。
ベルベル人は蛮族・バーバリアンの語源になっており、ローマ人にとっては未開の地でした。ヌミディア近くの遺跡ドゥッガでは奴隷市場の後も残っており、奴隷の重要な供給地だったことから、唯一奴隷を得ることの出来る集落があるのが最大の特徴です。

【初期行政】
ヌミディアの初期施設は奴隷との関連を中心にセレクトしてあります。まず集落に置いてある奴隷を回収して、資材をえる[納屋]。【行政】アクションで【収穫】が行えるので使い勝手が良いです。次にその奴隷を売ることも出来る[市場]。[市場]は麦をオリーブか葡萄に変えることと、麦2つを奴隷に変えることが出来、それぞれ逆の交換も出来る為、余った奴隷を麦2つにすることが出来ます。後は奴隷を民に変える[神殿]と、同じ資材3つを金に変える[港]です。

【オススメの戦略】
普通のマップなら必ず、【討伐】アクションを選び、その特権で奴隷を獲得することが必須ですが、奴隷を収穫でき為、無理に【討伐】を行わなくても良いのが特徴です。比較的奴隷を置く所持しやすく、またその奴隷を活用しやすい為、やりやすいのですが、奴隷のままでは得点にならない為、どこかで奴隷を民に変えていくか、奴隷を使って資材を稼いで金や行政カードを得ていくことで得点を貯める必要があります。



ファイブスタークラブ
最上級のローマ遺跡・ティムガットと☆美都市コンスタンチーヌ&望郷のカスバ☆アルジェリア3大世界遺産の旅


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~属州統治~ ローマの力 【紹介動画】

2016年08月21日 13時00分13秒 | ゲームシステム

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ローマの力その5「属州キュプロス」

2016年08月15日 23時05分20秒 | ゲームシステム
ローマの力で選んで遊ぶことの出来る属州の紹介です。まずはキュプロス。この形から判る通り、今のキプロス島です。
東岸のサラミスでは、紀元前450年にアテネを中心としたデロス同盟艦隊とアケメネス朝ペルシア艦隊によって海戦が行われました。
マケドニア帝国時代には、当時の二大都市アテネとエジプトのアレキサンドリアを繋ぐ中継地として栄えます。
その後、紀元前58年、共和政ローマ時代に小カトによって支配され属州化されます。

【初期行政】
キプロスの名前の語源は「銅」に由来します。当時は地中海最大の銅の産出地だったので、奴隷を2つ使用することで金に変換できる[鉱山]を入れています。
さらにキリストの愛弟子 聖パウロが最初に宣教活動を行ったのがこのキプロス島ですので、葡萄2つで奴隷を民に変えられる[聖堂]を入れています。
[市場]や[直売所]は、小さな島の小さな町をイメージして入れました。中継貿易を行っていたと言うよりも、あくまで中継点だったんだと思い[港]は入れませんでした。

【オススメの戦略】
金を得られる[鉱山]は、奴隷を2つ使用すればコスト無しで得られるのはとても有効で後半にとても役立つ一方、奴隷や民がまだ少ない序盤は金を得るのにかなり苦戦します。その為、【贈賄】でコストに金が必要なカードを得るのに苦労します。
また、奴隷を民に変える[聖堂]は、葡萄2つで良い為、とても効率的ですが、キュプロスの集落は葡萄が得られ難くしていますのでこちらも苦労します。葡萄を1つ得られる集落を使い、もう1つは[直売所]で得て、民を作っていくのが基本戦略かもしれません。



今日も旅する!! ファイブスタークラブ世界探検隊
ヴィーナス生誕の地 ラヴアイランド・キプロスへ


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ローマの力その4「難易度 中級者向け」

2016年08月07日 07時44分01秒 | ローマの力
「ローマの力」は自分の手番に 5つのアクションから1つを選んで実施します(※)。その際、他のプレイヤーも同じ行動を行うので、自分にとっては都合が良い行動だけど他のプレイヤーにとっては今は都合が悪いものを選んでいくのがコツとなります。
例えば、後に資材を得る為に、手元の民を盤面の集落に置くアクション【生産】ですが、もしも自分だけが手元に民があり、他のプレイヤーの手元に「民」が無いタイミングなら、自分だけが【生産】の恩恵を受けることになります。
この様に他のプレイヤーの状況を見据えてアクションを選択していくのがこのゲームのコツになってきます。

さらに先々を見据えることも必要になります。【生産】で盤面に「民」を全て置いてしまったら、手元に民を必要とする【討伐】アクションは出来なくなります。

いつどのアクションを行うのか、そして相手がどのアクションを選択してくるのかを読みながら、適切に選び処理をしていくことでゲームを有利に進めれます。

これが上手く回ると、とても気持ちよいです。「民」や「奴隷」が手元とボードを行き来しながら、無駄なく活用され、得点を生み出してくれます。逆に上手くいかないと、無駄なアクションが増えてしまい、停滞している感が出てしまいます。
最初は中々上手くいかないかもしれませんが、是非、何度かチャレンジすればコツが掴めると思いますので、繰り返し遊んで頂きたいです。

逆にボード、カード、数種類のコマを使っており、少し仰々しい体裁をしていますが、手番では5つからアクションを選ぶだけなので、かなりサクサクと進められ、2人だと40分、3人でも60分程度で終わる体裁となっています。

こんなゲームなので、このゲームは中級者向けゲームと位置づけています。

※選んだプレイヤーのみ特権の効果を得ます。
 また、2番手のプレイヤーは残った 4つのアクションから選ぶことになります。
 プエルトリコ、サンファンで採用されているバリアブルフェイズシステムと言います。

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【イベント】2016年8月14日(日) ボードゲーム会 <結果>

2016年08月05日 18時14分25秒 | ゲームシステム
場所が取れなかった都合で、今月はお盆の時期の開催になります。
前回から2週間しかたっていないので早々ですが、代わりに次回9月が月末なんで、
その間が空くなー。
しかし、そろそろ東京ボードゲームコレクションの準備をしていかないと。

日  付: 2016年 8月 14日(日)
時  間: 10:00 ~ 17:00 (開場は9:15-9:45) ※日中からの途中参加もOK
場  所: 川崎市 多摩市民館 第5会議室  ※東京都多摩市ではありません!
      <地図
会  費: 300円~500円 ※会場費、参加人数で割る都合
参加方法: chiyakazuha@mail.goo.ne.jp
      こちらまでメールをください。
      ※スパムメール対策を行っている都合、件名に「遊び場所」か
       「asobi」(半角)としてください
詳細案内: http://www.ac.cyberhome.ne.jp/~usa_neko/1800_v2/sheet11.htm

こちらのブログ(過去記事参照)で紹介しているゲームのほとんどは、ゲーム会で遊んだものです。
こういった作品を、こじんまりと遊んでいる次第です。遊んでみたいと言う方は是非、ご連絡お待ちしております。

■今後の開催予定■
 9月25日(日)
 10月16日(日)
 11月27日(日)

<結果>
トップの画像は、シンガリハットさんのめじろおし。幾つものゲームが遊べるのが最大のウリなのですが、
今回は合間に1つのルールで遊ぶだけでした。
遊んだルールは「めじろあつめ」は簡単なルールながらもちゃんとジレンマがあり、短時間でサクサク遊ぶのには良いですね。


人が集まるまで、弟と航海の時代 2人用ルールで遊びます。


午前中は、ファウナで終わり。5人で2時間。いろいろ出てくる動物に対してあれだこれだと推測しながら、
当てているのはとっても楽しいです。


午後、ローマの力を遊んで貰いました。とても白熱した統治合戦となり楽しかったです。
市販品になんら見劣りしない面白さと言って頂いたのがちょっと嬉しかったです。
かなりジレンマに陥り、ゆっくり目に進んだので3人で1時間ちょっと。


裏では、うちの旧作 海パラダイスが遊ばれていました。


最後に、ブルゴーニュカードゲーム。弟が建物カードだけ9枚も揃えていました。

今日は、本当に時間が無かった。ボードゲームは楽しくていくら時間があっても足りない・・・


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