植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

新しく簡単な戦争ゲームを作ってみた。《リプレイ9 ~奥義、鬼畜防御!~》

2013年10月20日 06時37分34秒 | ゲームシステム
 友人が「新しく簡単な戦争ゲームを作ってみた。」を遊んだ際にマメに棋譜を取ってくれて、さらにそこからゲーム状況のリプレイを起こしてくれました。原文はmixiなので、友人の許可を得てこちらに転載します。
 新簡戦を遊ぶどどうなるかが良く判るかと思いますので、是非参考にしてください。

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さて。
きょうは自作リプレイの9回目、2ターン目・P2の手番です。


鬼畜防御炸裂! ~2ターン目:P2の手番~

P1のターン終了後の状況:

プレイヤーNo(残り支配コマ):支配地域(合計支配地域ポイント)/兵力コマ/同盟状況

P1(0):北陸・東北・水域東(3)/北陸2/P3と同盟
P2(2):九州・中国(2)/中国1
P3(1):水域西・南畿(2)/南畿1/P1と同盟
P4(2):畿内(4)/畿内1/P6と同盟
P5(3):東海(2)/東海1
P6(2):関東(3)/関東1/P4と同盟
兵力残/3


P2の位置は九州・中国です。攻撃可能な地域は、P1・P3連合が水域東・水域西、P4・P6連合が畿内を抑えています。
この状況では、同時に攻撃できる場所が2ヵ所のみで、P2の支配コマの残りが3個なので、ゲームに勝つことができません。
なので、P2はP5に同盟の打診をしました。

P2「他の人が同盟を組んでいるから、こっちも同盟を組んで対抗するでごわす」
(長期戦になりそうだから、じっくり構えるでごわす)

P5「そうですね。よろしくお願いします。」
(水域東も失っちゃったし、現状では組める相手がP2しか残ってないから、仕方ないかな。組んで自分の手番が回ってくればチャンスもあるかもだし。)

この同盟により、攻撃可能な地域が、中立地域が甲信、P1・P3連合が水域東・水域西・北陸・南畿、P4・P6連合が畿内・関東に増えて、さらに同盟により支配コマが1個減ったため、2つ支配地域を増やせればP2の勝利となります。


そしてP2は、当然のようにP1・P3連合を攻撃目標に選択。4か所に攻撃コマを分散して置きました。
(P2:4か所に置ければ、相手の防御コマも分散できるから、攻撃も成功しやすくなるでごわす)

それに対して、P1とP3は防御コマの配分を相談するのですが・・・。

P3「防御コマの配分、どうしましょうか?」
P1「お任せしますよ~。」
P3「あ、いいんですか?」(ニヤリ)

ここで、P3が鬼畜の所業に出ます。自分の勝利のためにP1を見捨てて、自分の防御に全部の防御コマを使う暴挙に出ます。あっさり北陸と水域東を捨てて、水域西と南畿にガンガンと防御コマを重ねていきます。

(P3:ここで自陣さえ守っておけば、次の手番で2つ支配地域を取って勝てる!P1の支配地域など、1つくらいは失っても問題なし!いや、1つくらい失ってくれたほうが、自分の手番で攻める地域が増えるから一石二鳥!)

・・・まさにゲスの極み!


画像:P2の手番。攻撃コマと防御コマが置かれた直後の状況。
置かれた攻撃・防御コマは、南畿に攻撃コマ1個・防御コマ3個、水域西に攻撃コマ1個・防御コマ2個、北陸に攻撃コマ2個、水域東に攻撃コマ1個
さらに、P2とP5が同盟を組んで、支配コマの交換を行っています。


まず水域東、さらに水域西と解決していきます。攻撃コマは共に「0」。防御コマは水域西に「2・1」。
P2が2ヵ所をブラフにすることで、防御コマ3点ぶんを釣り出すことに成功しました。
さらに南畿の戦闘を解決します。攻撃コマは「1」。防御コマは「1・1・1」の3点。さらに南畿には兵力コマが1個あるため、合計で1対4で防御側が3点有利です。
ここで、攻撃側のP2はサイコロの目で「5」を出したのですが、防御側のP3が振ったサイコロの目は「3」。合計6対7で、鬼畜防御が効いてP3が辛くも防衛に成功しました。

そして最後に北陸の戦闘を解決します。攻撃コマは「3・2」!対する防御側は兵力コマこそ2個あるものの、防御コマはなし。合計で5対2で攻撃側が3点有利です。
注:この置き方から、P2は「支配コマの残りが1個だから、2つ支配地域を増やせば勝ち」ということを失念していたことが伺えます。もし、北陸強攻ではなく支配地域を増やす方向で考えて攻撃コマを置いていたら・・・?そう考えると、このP2の置き方は最善手ではなかったのではないか、と思われます。そして最善手を逃した人には、それにふさわしい運命が待っているのはよくある話で・・・。

ここで、P1が振ったサイコロの目は「6」!
P1「ホント、目が偏るねぇ(笑)」
全員「またかよっ!」

そして、3点有利の圧倒的有利な状況で気が緩んだのか、それともP1のダイス目のプレッシャーに負けたのか、疑問手に対する判決が下ったのか、はたまたただの偶然か・・・、攻撃側のP2が振った目はまさかの「1」!
合計6vs8で、防御側がまさかの大逆転勝利!


結局、P2は北陸強攻策が完全に裏目に出て、全く支配地域を増やす事ができず、中国地方に兵力コマを重ねてP3に手番を回したのでした。


P2のターン終了後の状況:

プレイヤーNo(残り支配コマ):支配地域(合計支配地域ポイント)/兵力コマ/同盟状況

P1(0):北陸・東北・水域東(3)/北陸2/P3と同盟
P2(1):九州・中国(3)/中国2/P5と同盟
P3(1):水域西・南畿(2)/南畿1/P1と同盟
P4(2):畿内(4)/畿内1/P6と同盟
P5(2):東海(3)/東海1/P2と同盟
P6(2):関東(3)/関東1/P4と同盟
兵力残/2


ここでP3の鬼畜防御が炸裂し、P3の勝利か?と思われたのですが、思わぬ落とし穴が・・・。そして次回に続く。

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