植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

樹ブロック:量産化計画

2011年11月27日 09時43分09秒 | ゲームシステム
 3つのルール共に思った以上に白熱します。特にパラソルは面白いです。で、次に問題となったのがこのブロックの量産化です。現在ですと原材料は、東急ハンズで買うことになります。1セットを作るのにびっくりする金額になってしまい、ゲームマーケットとかに出そうと思うとちょっと(かなり)高めです。
 
 かなり悪戦苦闘したのですが、知り合いや連れがネットで、作ってくれそうな会社を探し出してくれて、数社に見積もりを取ったところ、安くなりそうな道が開けました。
 ようは黒檀が高いのです。黒檀は黒くって重くってかなり気に入っていたのですが、これの原価が全体のなんと70%ぐらいを占めています。そこでこれを赤樫に変えました。色は赤茶、重さは樫なんでこちらも重い木なのでこれを採用です。トップの画像の上から黒檀、赤樫、ホオノキ、ヒノキです。ホオノキ、ヒノキが結構色合いが似ていますが、ギリギリ判別できる範囲。これが最も安いので使うしかないです。

 このコストダウンにより、まだ高いっちゃ高いですが、マシな金額ですのでこれなら好きな人なら買ってくれるかなーっと。
 ちなみに↓が赤樫多量発注した結果です。こんだけあっても十数個のセットしか作れません。
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士大夫

2011年11月26日 18時36分12秒 | 三国志
 三国志に士大夫と言う言葉が出てきます。「大夫」とは周の時代の小領主で、「士」はその領主に仕えた家臣です。つまり庶民では無く貴族と騎士のようなものです。三国志の時代はまだ貴族制ではないので、豪族と言った方が適切かもしれません。
 この士大夫ですが、漢代になるとその多くが政治家として中央や地方で活躍することになります。その1つは、元々裕福で教養のある親の元で子が育てられるので、庶民よりも勉強する機会に恵まれていたり、1度政治家を輩出すればそのコネで次も政治家になれる可能性が高くなるからです。特に漢では「郷挙里選」と言う、有力者が有能な若者を推薦することで始めて、中央に仕官できると言う制度ですので、有力者に顔が利くと言うのは重要でした。そうして政治家の子供は政治家となり、代々政治家を排出する家が出てきます。
 三国志で「士大夫」と言えば「代々政治家を輩出している家柄」と考えるのが良いでしょう。この代々と言うのは、微妙なところで、父親が初めて政治家になった場合、その子は士大夫であるかと言うと、本人は「やっと士大夫の仲間入りできた」と思っても、他の名門士大夫はそうは思わなかったりと、あいまいだったと思います。では実際の三国志の登場人物がどうだったか当てはめてみるとこうなります。


士大夫◎: 袁紹、袁術、周瑜

 四世三公の家柄の袁家、あと楊家も四世三公ですね。周家も二世三公なんで実は名門中の名門です。ここら辺は士大夫の家柄を飛び越えて、名家ですね。


士大夫○: 曹操、劉備、陸遜、程普、諸葛亮、荀イク、陳宮、公孫サン、劉巴、馬謖…

 殆どの政治家や群雄がやっぱり士大夫です。曹操は父が宦官の曹騰の養子となりましたが、元もとの夏侯家もそこそこの家柄です。劉備も父親は役人ですし、叔父も役人ですのでたとえ草鞋を売っていたにしても士大夫の家柄です。陸遜は江東の四姓の家柄ですし、武将の程普ですら親は役人で本人も最初は役人になっています。勿論、諸葛亮、荀イクと言った面々も一族こぞって役人の家柄です。あの名士嫌いの公孫サンですら、嫡男では無いものの太守の子です。
 士大夫でない張飛が交友を持とうとしてきたのを兵隊野郎と言って拒絶した劉巴は勿論 士大夫です。ここら辺、士大夫と士大夫で無いと言う確執があったと思われます。


士大夫×: 孫堅、関羽、張飛、王平、魯粛、糜竺

 士大夫でない者は、塩の密売をして役人に追われた関羽、演義では肉屋の息子となっている張飛、自称 孫武の子孫と言う孫堅などは家柄が不明ですので、士大夫とはみなされていなかったでしょう。王平も文字の読み書きが出来ないなどから士大夫の家柄ではないでしょう。関羽は士大夫達に対抗意識を燃やして、春秋左氏伝を暗記するなどして学を付けようとしました。張飛はへりくだって仲良くしようとしましたし、王平は士大夫出身の馬謖に見下され、馬謖は意見を聞かないなど、何れも士大夫との関係はかなり苦労しています。
 士大夫でない者の大半が武将と言うケースが多いのですが、政治家も何名か居ます。その代表が魯粛です。魯粛は商いで財を成した為、親が政治家だった訳ではありませんので、魯粛は政治家であっても士大夫の家柄ではありません。その為、バリバリの士大夫だった張昭なんかには、「得体の知れない人物」とみなされていました。糜竺は小作人を抱える豪農とか庄屋と言ったところでしょうか、一方糜竺と対を成す孫乾は役人の家柄です。
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樹ブロック:メトロポール・パラソル

2011年11月23日 18時42分47秒 | ゲームシステム
 サイコロを振って出た目のブロックを積み上げます。出た目のブロックが無い場合(例えば1の目や6の目)だけ、1マスだけ外側にはみ出るように積まないといけません。
 これを弟が遊びに来たときに、連れも含めて3人で遊びました。前半はサイコロの目が2~5なら対応するブロックがあるので、このはみ出る置き方はあまりしないで済みます。しかし、なんか私だけ1の目とか6の目とかばかり出す…(泣) それでも他の2人が中央に置いてくれるので全体的に安定して積み上がっていきます。しかし段々とブロックが使われだすと、2マスのブロックが無くなり、2の目でもはみ出して置かなければならなくなり、次第に辛くなってきます。ブロック全体もゆがみだし、中心点から外側に傾ぎだします。弟がブロックを置こうとした際、僅か数ミリですが、その加重から全体がさらに外側に傾ぎだし、まるで花の蕾が開くようにブロックがパ~っと開きます。これを目撃すると焦ります! その位置には置けないと判断して慎重に置ける位置を探します。
 本来このゲームは、ブロックを置けずに崩した人が負けとなるゲームですが、積み上げていくと協調性が芽生え、参加者全員でなんとか崩さないようにしようとし出します。そこがまた楽しいです。後半になると、毎回毎回1マス外側に置かねばならなくなります。外に置くためには全体を安定させるために中央に重石としてブロックを置かないといけません。しかし、その為にはサイコロの目がブロックがある4の目や5の目を出さないといけないので、サイコロを振る際にも祈ってしまいます。
 そして、後数個ですべてのブロックを置く事が出来る状態まで来て私の番! サイコロを振って目は4! 4マスのブロックがあるので、ここぞとばかりに中央に置きます。し、しかし! 中央に置いたその振動だけで外側のブロックが崩れてゲームオーバーになってしまいました。
 残念です。あと数個だったのに! もうちょっと丁寧に置けばよかった。。。
 
 そんなこんなでこのゲームは途中から、参加者総立ちでブロックを置き合う白熱したゲームになりました。
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ラミーキューブ 4人プレイ<ゲームレビュー>

2011年11月20日 22時18分30秒 | ゲームシステム
 今日、自身のコンベンションで初の4人でのプレイです。

 し、しかし!! なんと1回目のゲームで、引いたタイルが全然悪くって最初の30点が作れず、なんど山から引いても30点が作れず、そしてラックがいっぱいになったのに30点が作れず、そうこうしているうちに他の人が上がってしまった。

 私は1枚もタイルを出していなーーーい!!(トップ画像)

 むちゃくちゃ引き悪いです。


 その後のゲームでもまたまた引きが悪く、また出せないまま数ターンが経過します。私全然ゲームに参加していないよ!

 「全然、面白く無ーい!(~_~;)」
 と心の叫びを上げます。私が散々面白いからやって見てと絶賛していたのですが、こうも出せないとこんな叫びも出てしまいます。(まあ、ゲームは面白くは無くっても、そんな状況が楽しくて楽しくて仕方無いのですが…)
 やっと、出せると思って、場にタイルを出したら・・・27点・・・足りない!


 さらに数ターン待つことなんとか、出せる状況になります。どうも私が全然出せなかったので、他の人も私が持っている為にこれ以上出さなくなっていた様です。こんだけタイルがあれば、初出しで、そのまま1撃で上がれるのでは???



 「我が1撃は無敵なりーーー!!」と言ってタイルを出します。

 タイルを出します。

 タイルを出します。

 タイルを出します。

 ・・・

 ・・・あれ? 最後、2枚出せないぞ!? と悩んで遂にはあきらめかけていたら、友人らが「ここまできたら1撃で決めてくれないと」と言って、サポートしてくれてなんとか出し切ることが出来ました。
 本当は、時間制限もオーバーしたでしょうし、サポートも受けたので、反則なんですが(~_~;)



 その後、何度かやりましたが、これだけ最後の方まで出せないのは特殊としても、それでも2人や3人で遊ぶのとは違って、誰かがバっと出すと、その人が出し切ったり、次の人が出し切ったりと、一挙に場が進んで自分の手番まで回って来ないことが多いです。4人の場合は厳密に時間制限を設けた方が良いのかもしれません。
 まあ、それでもむちゃむちゃ楽しい時間を過ごせました。

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樹ブロック:グライヴィッツタワー

2011年11月19日 11時12分23秒 | 樹ブロック
 セルフコンで合間に遊びました。こういったゲームは合間合間に遊べるのがGoodです。難しいの覚悟で重たい黒檀を選んだ弟と、セルフコンで一緒に遊んでくれるMさんと3人でゲームです。最初は黙々と積み上げます。気をつけないといけないのは、積み上げる際にバランスが悪くなりそうな特に5マスのブロックから使っていくことです。
 最初は3×3をフルに使って積み上げていくのですが、ちょっと仕掛けようと思ってL字型にいきなり2段高くなるように置いてみます。このグライヴィッツタワーは必ず、一番高い位置かそれよりも高くなるように積まなければならないので、他の2人も2段高くなるように積むしかなくこれによって積まれた3×2の6マスのみが今後置けるところになり、置かれなかった3マスはこれ以上置けなくなります。
 置ける範囲が狭くなると、その中でバランスをとって行くのが難しくなります。そうこうしていくうちに2×2のエリアしかなくなり、そろそろ置けなくなってきます。Mさんが「次に自分に番が回ってくることはないだろう」と豪語するぐらい、厳しくなりますが、なんとかMさんまで回し、さらなる苦労を味あわせます。しかし、Mさんはとんでもないことをしてくれます。ブロックを何とか積み上げたのですが、手を引く際に引っ掛けてしまい、タワーそのものが大きく揺れます! しかしなんと!タワーはギリギリのところで崩れず、全体的に大きく傾いだ状態でなんとか持ちこたえます。そうなると次の手番の弟は至難となり、傾いだ上に置くものの頭頂部が崩れゲームオーバーでした。
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樹ブロック

2011年11月15日 22時26分40秒 | 樹ブロック
 作成したブロックで、3つのゲームを作成してみました。せっかく木材で作ったので、3つの遊び方の名前は木造の建物の名前から取ってみました。
 
 
●グライヴィッツタワー
 1935年にポーランドのグリヴィツェ(ドイツ語グライヴィッツ)に建設された世界で最も高い木造のラジオ塔で、現存する唯一の木造ラジオ塔です。現在もローカルFM局の中継に使用されています。
 このラジオ塔は1939年にドイツ軍が秘密裏に制圧し、ポーランド住民にドイツへのストライキを呼びかけたことで、これを口実に第二次世界大戦が勃発したと言う歴史的事件の場所でもあります。
 
 これをイメージして、普通に高く高く積み上げて行く単純なルールです。勿論まったくルール無しで積み上げていくと面白くないので、必ず少しは高くしていくことと、接地面を1マスで積み上げるのは無しと言うルールにしました。通常高く積む場合は、ブロックとブロックの接地面が1マスになりかねないので、あえてそれを無しにしてみました。


●メトロポール・パラソル
 スペインのセビリアで2011年春に完成した世界最大の木造建築物です。2005年に着工し103億円をかけて製作された。地下は博物館、地上階はショッピングセンターとなっています。
 
 これをイメージして、傘のように3×3のマス目から少しずつはみ出すことを強制するルールにしてみました。つまり積み重ねれば積み重ねるほど、ブロックは不安定な逆三角形の形状になっていきます。そのバランスの悪さと格闘するルールです。
 

●マッシヴ・ホルツ
 マッシブ・ホルツとはドイツ語で木の塊の意味で、クロスラミナパネルと呼ばれる構造材を用いることで、木造でも高層建造物の建築を可能にしました。1996年にKLHマッシブ・ホルツ社が開発し、2008年にはこの方法を用いて、ロンドンで9階建ての木造ビル(1階部分のみコンクリート)が建設されました。
  
 これをイメージして、3×3のマス目に隙間を空けずに置いていくルールにしました。3×3がすべて埋まっていくので、安定して積み上げていけます。恐らく崩れることは無いでしょう。では勝敗をどのように決しようかと考えて設けたルールが、必ず一番低い段を1マスは埋めることにしました。これによって一番低い段を埋めるためにはそこにおけるブロックの形が限られてきます。相手の手持ちのブロックを見ながら、相手が置けないような形を作っていくと言うバランスゲームではなくパズルゲームにしてみました。
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ゲームマーケット2011年秋不参加

2011年11月12日 21時28分45秒 | ゲームシステム
 今年からゲームマーケットは春・秋の年2回になりまして、秋が11月27日です。さすがに連続は辛かったので、今回は不参加です。ただ出来れば、買う側として参加したいと思っています。
 春は出展者参加だったので、他のサークルがどんなのを売っていたのかとか、面白いゲームも探す時間が無かったので、秋は様子見と面白そうなゲームを探す時間にしたいと思います。その報告は、27日以降にしたいと思います。


 さて、次に2012年春のゲームマーケット予告です(先だなー(苦笑))

 まず、今から準備しているのは、まだブログでは掲載し始めたばかりですが、木材のブロックゲーム。少しめどが立ってきたので先行的に少し出せればと思います。仕上がり感やゲームした状況などは追々ブログにアップしていきます。

 あとはサクサク三国志。かなり売れ残ったので売り切るつもりで(笑)
 その売り切り対策としては、1つは追加版。サクサク三国志って194年の時代設定で作っているのですが、董卓がブイブイ言っていた189年のものを追加で出そうと思います。あとは、ミニプレイが出来る地図とルールです。このミニプレイは、ゲームマーケットでデモ机を借りた場合は、簡単にゲームを紹介できる必要性に迫られる(さすがに2時間もゲームマーケットでプレイできないので)ので作っておこうと思います。こちらも出来次第、ブログにアップしていきます。

 最後に、植民地戦争。今まで何年も売っていたので、もう売れないと思っていたのですが、根強い人気です。前回、僅か13部、デンマーク・スウェーデンの宗主国を追加で売り出したら直ぐに完売し、その後も欲しがる人が多かったので、せめてデンマーク・スウェーデンの宗主国は多めに用意していこうと思います。

 まだ半年も先の話ですが、現在はこんな計画中です。
 
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テオドール・エードラー・フォン・レルヒ

2011年11月08日 21時53分16秒 | 国:ドイツ・オーストリア
 新潟の湯沢に毎年スキーに行きます。去年から、「レルヒ♪レルヒ♪レルヒさ~ん♪」とへんな明るい曲と共に、イベントを行っているなーって思っていたのですが、レルヒさんことテオドール・エードラー・フォン・レルヒは、オーストリア・ハンガリー帝国の軍人でした。で、写真はこんな感じです。

 この人、ハンガリー人とあるので人種言語はマジャールなんでしょうが、生まれ育ったプレスブルグは今ではスロバキアの首都です。さすがに他民族国家だっただけあり複雑です。

 で、何故、スキーのイベントキャラクターになっているかと言うと、レルヒは日露戦争直後に交換将校として来日します。オーストリア側の目的は大国ロシアに勝った日本の視察でした。そして来日すると日本側は八甲田山の遭難事故があったことから、レルヒのスキー技術に着目して、スキーの指導をお願いしたそうです。で、新潟で歩兵隊にスキーの指導を行い、それがスキーの草分けとなったそうです。それが1910年のことで、100年を記念して2010年と今年2011年に各種イベントを行っているそうです。

レルヒさんのうた
http://www.youtube.com/watch?v=N-N2zy4CM5w
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ブロック製作

2011年11月06日 09時58分34秒 | 樹ブロック
 まずはテトリス型のブロックを作成してみました。素材は何にしようかと東急ハンズを物色したところ、プラスティックでは妥当なものが無く、木材を使うことになりました。作る際、ブロックは何色かに色分けしたい希望があったのですが、ちょうど同じ大きさでヒノキ、ホオノキ、そして黒檀がありました。ヒノキもホオノキも原木のままで色の違いが判るのでこのまま採用です。しかし、黒檀は非常に高価です。
 少し値が張りましたが、この3種類を多量に購入してボンドでくっつけてブロックを作成しました。また、ちょうど良い土台もありましたので購入して、1段目だけをボンドでくっつけました。この1段目は微妙に高さを変えており(←ここが味噌)、これが積み上げた際に大きなゆがみを生みます。
 
 作ってみると木で作って正解です。木そのままの風合いが気持ちよいです。それに黒檀。その性質からして、ヒノキやホオノキと比べて倍の重さがあります。このずっしりとした重さがこれまたGoodです。この重さの違いも活かしたいなー

 ちなみにホオノキは 36個で157円(1個当たり4.4円)、ヒノキは 50個で315円(1個当たり6.3円)、黒檀は 12個で252円(21円)です。黒檀がダンチに高いです。

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ラミーキューブ

2011年11月03日 08時54分44秒 | 雑談
 前に紹介したラミーキューブですが、連れと一緒にかなりハマっています。
 中毒性があると言われるのも良く判ります。本来は4人で遊ぶものですが、2人でも十分楽しいです。2人の場合はジョーカが強すぎるので1枚は使わないぐらいがちょうどよさ気です。

 この間、弟を呼んで3人で遊びましたが、かなり楽しんでいた感じ。
 次はセルフコンで4人で遊びたいな~。

<ルールはこちらを参照ください。>
http://www.masudaya.com/product/rummy1.html

 このラミーキューブですが、まずタイルと言う麻雀で言うところの牌をじゃらじゃらするのが楽しいです。積み上げて4人で遊びぶところまでは一緒です。但し、麻雀の役とか覚えないといけないルールは少なく、単純に同じ数字(異なる色)を3枚以上か、同色で続きの数字(例えば7・8・9)を揃えて出して、全て出し切ったら終わりと言うルールです。

 そしてもっともこのゲームを楽しくしているのが、アレンジです。1度出した後は、場に出ている他の人が出したタイルも使って、手持ちのタイルを出すことが出来ます。場に 2・3・4と出ているなら、同じ色の 1とか5をそこに繋げることで出せます。
 さらに、場に出ているタイルは、組み換え可能で、同色 1・2・3が 3色出ているなら、組み替えて1・1・1、2・2・2、3・3・3に変更も出来ます。そうすることで異なる色の1なんかがあれば1・1・1に繋げて出すことが出来る訳です。
 この組み換えを考えるのがこのゲームの味噌。組み替え失敗(組み替えた挙句、出せないとか、タイルが余るとか)するとペナルティーなので、頭の中で何度もシュミレーションしたりします。この時の頭の使い方は、なんか普段使わない脳細胞を使っている感じで、楽しいです。
 そして本当なら組み替えることで、タイルを出すことが出来たのに、それに気が付かずに勝機を逸したことも何度もあります。奥が深いです。

 このゲームは、相手との関係も結構あります。自分が出したタイルが相手にも利用される訳ですから。

 なんで、それを逆手にとって、このタイルを出すと相手がそれに続けてくれたら、さらに自分も出せるなんてことを狙ったりできます。例えば 4・5・6 と持っていて、とんで 同色の 8を持っている場合は出します。そして、他の人が 7を出してくれることを狙ったりします。
 このように1枚をアレンジで繋げる場合、不用意に出すと相手にも出されてしまうことがあります。しかし、出せるのに出さないでいると、先に同じタイルを出されてしまったり、アレンジされて出せなくなったりもしますので、タイルを出すべきか出さないべきかの判断は結構悩みます。
 さらに、誰かが上がってしまうと、持っているタイルの合計点がマイナスになるので、後半はなるべくタイルの枚数を少なくしておかないといけません。

 とまあ、こんな感じでいろいろと考えながら遊ぶゲームです。ちなみにあまりネットでは書いていないのですが、4人の場合は4回遊ぶのを1セットとして、そのポイント合計を競うと言うのが良いみたいです。
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