ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

インフルエンザ2日目

2009-01-19 09:53:30 | 健康・病気

正確に言うと、明らかに罹患して発症してからは3日目ということですが、タミフルを飲み始めて2日目の今日。

昨日から熱は下がったんですが、その下がり方が恐ろしい。

私は平熱が36度3分なんですが、なんと一時は35度4分になりました。

35度台っていう体温は私にはありえないこと。つまり、異常に下がっちゃってるってわけです。

なんだか、未開の原住民が生まれて初めて胃腸薬を飲んだときのように全身がしゅわしゅわ~っと涼やかなサイダー状態。

人間、その人の平熱から1度下げることが自由にできるような薬でもあれば、一時的に何でもさわやか~にやりこなせちゃうんじゃないの、って気になるくらい。

でも、その間、免疫は落ちてることになるんだろうなあ。

薬がきれたあと、かえってすごい脱力感に襲われたりして。

今も薬で熱が一時的に下がっているだけで、これが本当の私の姿ではない・・と頭でわかっているからなのか何か自分の体であって自分の体でないような恐ろしさを感じます。

そんな体温でありながらまだ時々悪寒はするしで妙な気分だし。

でも熱が下がるととたんに筋肉痛が消えました。

これが何よりありがたかった。

体を動かすことが億劫でなくなれば、大概のことはオッケーになります。(ちょっとまだ動きは鈍いけどね。)

昨日はトイレとベッドの往復がやっとだったけれど、今日は時々起き出してはこうしてパソコンに向かったり、テレビをみたり、簡単な料理だったらつくる気力も生まれました。

昨日は、膝から下が何をやっても暖かくならなくて、血が通ってないかのようだったんですけれど、今日になって熱が下がるととたんに逆に膝から下に熱が戻りました。

不思議~。

普段から私は手先とか足先とかは非常に暖かいほうなんです。冬でもふとんから足先は出して寝るくらい。

その私が昨日は靴下はいて寝ても冷たいままでしたからね。

このままどうなっちゃうんだろう、やっぱり運動とかしてないから血の巡りが良くないのかなぁ、これはインフルエンザとは関係なくこんな体質になっちゃったのかなぁ、と思っていたのですが、感覚が戻ってよかった、よかった。


今回、自分でも一番びっくりしたのは、味覚。

昨日、おとといとさすがに熱にうかれてあまり食欲がなかったのですが、それでもほんのり甘いものならおなかに入れられる、という感じでした。

これって少量の甘みでもすぐにエネルギーに変えられるってことから体が甘さを求めてたのかナァ。

それと、すごく塩っけとか醤油がらさ、という味の濃いものに敏感になりました。

ダーリンが「うどんでも作ってやろうか?」と言ってくれたのですが、そのうどんの汁の味を想像しただけで、吐き気を催すほどなんです。(それがたとえ関西風の薄味のものだったとしても)

そして、「ドライ納豆」というおつまみが食卓の上にあったんですが、それを買ってきてたまにつまんでいたときにはほんのり塩がまぶしてあるだけだな、と思っていたのが、一粒つまんでみたら、その唐辛子辛さにびっくりしてしまったんです。

あれ?これ唐辛子なんか入ってたっけ?と思ってケースの裏面の原材料を見てみたら、確かに書いてありました。一番最後に。

確か、原材料は書いてある順番に含有量の多さの順のはずだから、一番最後に書いてあるってことはほんの微量のはずなんだけど、それをおそろしくストレートに舌が感じてしまうんです。

絶食しているわけでもなければ、たかが1日のことで、これだけ味覚って敏感になってしまうの?!とびっくりでした。

逆に言えば、普段いかにいろんな化学調味料などで舌がバカになっているか、ってことですよねぇ。

まだまだ食欲はわきませんし、(ていうかすいてる、って感覚は出てきたのに、それ以上に胃腸が薬のせいかインフルエンザのウィルスのせいかでやられていてムカムカ気持ちが悪いほうが勝っちゃってるって感じ)そのせいかなんだか貧血のようにふらふらして、そんなふらふらするときに無重力感に襲われてまた気持ち悪くなる、って感じがちょっと続いてます。


このように色々なことに気づかされた今回のインフルエンザでした。

今が大事な時だって、自分でもわかってる。

タミフルで無理やり熱だけを抑えているだけで、ここで無理をすればまたぶりかえしてしまうかもしれないし、あまりまだ動いちゃいけないってこと。

だけど、人間って熱さえ出なかったらその原因となっている病気を体から追い出せているわけでなくても大概のことはできちゃうようになるんだね。

熱は免疫が働いている証拠でもあるし、体にこういうことは今はしちゃいけないと教えてくれるサインでもあるのだから、そのサインを見逃しがちになってしまわないように気をつけなくちゃ、と思いました。

今朝、ちょうどテレビのニュースで町田の病院でのインフルエンザ集団感染を取り上げていて、それで初めて知ったのですが、インフルエンザのワクチンって打っていても65歳以上だと半数が効かなくて当たり前なんですってね。

厚生省の調査によると、ワクチンを接種していて「45%が発症しない、80%が死亡しない」というものがそもそもワクチンなんだそうで・・

これ、逆に言うと、半数はワクチンを打っていてもインフルエンザにかかるし、20%は死ぬってことです。

しかも、インフルエンザA型、B型って言うから簡単に2つの型しかないんだ、と思ってたらなんとA型には144種類もあるんですって!

そのなかから過去2,3年の間に流行して、今年もこれがくるんじゃないかな、と思われるものを厚生省が選び出してその型をワクチンにしているんだって。

これには驚きました。

だって、144分の1ですよ。

こんなの、万馬券当てるよりむずかしいじゃないですか。それで、半数をちゃんと発症せずに当ててるんだったらほめてあげなきゃ。

天気予報は外れると文句ばかり言われるけれど、当たっても当たり前と思われるだけで誰もほめてくれない、と気象予報士がボヤいていたことがありましたが、いくら厚生省のやることだって言ったってほめるとこはほめてやらないと人間やる気なくすよ。この背景の数字を知ったら、きっとみんな驚いて感心してくれると思うけどなぁ。

私の小さい頃、熱を出すとすぐにペニシリンを打たれてました。

子供の頃だから風邪をひいた、となればそれは高熱まで出てしまう風邪になるし、いちいちインフルエンザなのかどうかも確かめもしないし、とにかく熱が高いとなればペニシリン、という時代でした。

その頃に比べると、今は報道でもまるでインフルエンザにかかると死を宣告されたにも等しい、と言わんばかりの論調があるので、ちょっと大げさすぎるんじゃないの、と思ったりもします。

それは、抵抗力のない幼いこどもや老人は死にいたる場合もあるかもしれないけれど、それはインフルエンザにかかった場合だけでなく、高熱を出すような危険のある病気になれば、常に同じ危険性があることじゃないの?

感染力の強さを憂慮しなくてはならないことと死者の数は別物でしょうに。

例えば病気でなく、事故にあっても怪我の程度によっては熱が出たりしますよね。

その怪我がもとで、とかじゃなく、その怪我による熱で死んでしまう、ってこともあるんじゃないのかな。それと同じことだと思うんだけど。インフルエンザも。

その私の小さい頃に比べると、お医者さんの考え方や在り方もずいぶん変わってきてるんだな、と今回思いました。

まず、タダの風邪だった頃。

薬疹を起こして皮膚科に行き、「アセトアミノフェン」による薬疹だ、と言われたとき、「そもそも市販の風邪薬なんて飲まないほうがいいですよ。薬疹を起こす、起こさないに関わらず。」と言われました。

だったら、なんのために市販の風邪薬って売ってるの?

そんなにいけないものをあんなに宣伝して売るってどういうこと?

「そもそも体にとっていけないものが侵入してきたからそれに対して戦うことによって体からいろんなサインが出てくるわけですから、それを全部出し切ってあげさせなきゃ。」

市販の風邪薬のなかには「早めの○○」とか「効いたよね、早めの○○」っていううたい文句のものまであるんですけど・・・

これ、どう解釈したらいいの?

それから、その後どうも咳の調子がかんばしくないので、内科に行ったとき。

「熱が出たら、出させてやったほうがいいんですよ。ヘンに止めるとかえって体の免疫力が落ちますよ。明日、休めるんですか? 休めない? あぁ、そりゃいけませんねぇ。大概の風邪なんて、ゆっくり体を休めて睡眠をとればまず治っちゃうんですけどね。」

ありがたくもごもっともではあるけれど、この発言はある意味、医者としての本分を放棄してやしないか。

しかし、こんなに短い間に複数の人から「市販の薬は飲まないほうがいい」という発言を受けることになったのは、それなりにそれが今の私にとって肝に銘じておいたほうがいいことだからでしょう。

元気になったら、市販の薬や医療のあり方についてもう少し調べてみたいような気持ちになりました。

なんだか正月からずっと風邪つづきでとんだ2009年の幕開けになってますけど、これも私にここいらでちょっと一休みしなさいよ、というサインかもしれません。

なにせ、思い返してみれば去年からずっと走り続けてきたような気がするので。

「気がする」と言う程度にしか言えないのは、走っていたときでさえ、100m走なのか、400m走なのか、マラソンなのか自分でもよくわからないからです。

すくなくとも100mではないなぁ。あんな無酸素状態でがーっとやるほどのことはしていない。ひょっとすると競歩くらいだったりして。

でも、まともに休んでないことは確かです。

だからちょっとまとまってお休みしなさいよ、と天が言ってくれているのかもしれません。

ありがたいことに金曜日の夜に発症して土日とゆっくりでき、今日月曜日もなんとか仕事に行かなくてもかまわないぽっかりと空いたような日でしたので、お休みすることにしました。3日間なにもせず寝ていていい、なんてのはここ数年・・・ひょっとすると数十年なかったことです。

この恵みに感謝しましょう。


まあ、でも皆さん、用心にこしたことはありません。

もう、今から予防接種は遅いのかもしれませんが、ちょっとでも怪しい、と思ったら、すぐに市販の薬で症状押さえだけしようとしないでお医者さんに行かれたほうがいいと思いますよ。



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