皆さんの同級生にはテレビに出るような人とか、有名人の人はいますか?
むかし、そんな会話をしたら友人が、「う~ん、○○さんくらいかなぁ。」と当時よくテレビに出ていたレポーターの名前をあげたので、
「すごいじゃん! 十分すごいじゃん。たいしたことなさそうにいうけど十分すごい人じゃん。」と騒いだことがありました。
その後、同窓会などに出ているとけっこう同級生(友人までいかないあくまで同級生)に有名人がいることが判明しました。
筆頭株は「Dr.コトー診療所」の漫画家の山田貴敏くんかなぁ。
私はあの作品を目にする前からちょくちょくビックコミックスピリッツに描いてるのは知ってました。(読む漫画までオヤジかよって? はい、さいでがんす。)
で、名前も一緒なのは気がついていたけれど、まさかね・・って。
だって、漫画家なんてたいていペンネームにするだろうし、ってのもあるし。
でも、本人だったんですねー、これが。
彼は小さいころ、一番仲良しだった友達の家の隣に住んでいたので、その友達の家に遊びに行くと家の前とかでばったり会ったりしたこともありました。
山田くんは同窓会には気軽に来てくれるので、去年だったかおととしだったか会ったとき、そのときの話をしたら、
「あー! 思い出した。君だけはいつも明るく挨拶してくれたね。」って言ってくれたので、なんだかちょっと嬉しかったです。
で、そのあと、「岐阜のためになることなら協力する」という彼の言葉を受けて、破格の安さで岐阜に来てもらって講演を頼んだことがありました。
その後の打ち上げで、彼が「僕が知っているところへ行こう。」とぞろぞろとみなを引き連れて行ったクラブがすごいところだった。
このご時世で1本10万円以上するようなボトルばかりが並ぶナイトクラブ。
女性はすべて若くてきれいで、でもしつけが良くて。
ママはこれまた若い子に負けずにめちゃめちゃきれい。
皆さん、バリバリにセットしたヘアスタイルで衣装も宝塚っすか?って感じのもの。
こんなドラマのような世界に舞い込んだら、お金も非現実的な蝶となって飛んでいってもかまわないわ~という男の人の気持ちもちょっとわかりました。
なにせ、グラスを手にとって一口飲んで、コースターに戻すたびに、グラスの外についた水滴を自分のハンカチでぬぐってくれるんですよ。
ここまでサービスするか~って感じ。
そのほかにも青田くんて世界的に有名になってニューヨークを拠点にしているカメラマンもいるらしい。(彼のことは同じ学校にいた、ってくらいでまったく人物のなりをしらないので)
カメラマンで有名人といえば、篠山紀信ぐらいしか知らない私は半信半疑でへぇ~と言っていましたが、先日「おねえマンズ」で誰かが変身する、ってコーナーで、最後にきれいに生まれ変わったその人を超一流の腕で写真に撮ってもらいました、って出てきたのが、「あ、青田君だ・・」だったので、ほんとにカメラマンをやっているようですね、日本でも。
でも、不思議なのは総じて学生時代おとなしめだった子のほうが有名人になるんだね。
なんでだろう? 発信しきれずにもやもや持っているものが多かったんだろうか。
反対に目だってた子は、それで十分満足しちゃったからなのかな。
とまぁ、ここまでは長い前置きだったんですが。
大学時代の友人からいきなりこんなメールがきました。
「篤姫の田渕久美子って国文にいたんやってねぇ。覚えある?」
?????????
もう私はちんぷんかんぷん。
そもそも友人のメールの意味がわからない。
てっきり私は、ドラマの篤姫に何かの役どころで出ていた人かと思い、
「ぜんぜん話が見えないんだけど、何の役で出てた人? 田渕久美子って名前にも悪いけど全く覚えがないよ。」と頓珍漢なメールを返したのでした。
すると、
「いま、時の人の脚本家だよ。」との返事が。
どうも篤姫の脚本家は私たちの同級生らしいのです。
ひえぇ。そうだったんだ。のんきに見てたわぁ。「家定死んでから面白くないよぉ。もっかい出せよぉ。」なんて言いながら。
すごい人が同級生にいたんだぁ。
「島根の子やからね。東京でやっていくにはそれなりに苦労もしたと思うよ。」と友人。
それで、私のなかでピーン!とつながるものがありました。
知ってる、知ってる! その子!
私たちの大学はほかの大学とちょっと違っていて、文学部と芸術学部を混ぜて2で割ったような文芸学部というものがありました。
私はそれに所属し、「シナリオ論」という単位をとっていました。
それに彼女もたしか、出ていたはず。
ある日の授業で、先生が
「はい、次の文章を読んで、それを自分なりにシナリオにしてみろ。」といいました。
まだ、シナリオの構築の仕方も何も技術なんて学んでいないころに、です。
「それでも、シナリオを書けるセンスがあるかどうかはわかるから。」と先生。
提出したものを読んで先生、ひとこと。
「このなかで合格点を出せるのは1人しかおらんな。田渕だ。」
と彼女を指摘したのです。
彼女のなにがほかの全員と違っていたか、というと、元の文章のなかに「彼の頭の中をそのときいろいろな出来事が走馬灯のように駆け巡った。」という箇所があったのですが、この「いろいろな出来事」を自分なりにエピソードをこしらえて「いろいろ」なんだから最低2つは盛り込まなくてはいけない、というのが先生の指摘で、彼女のシナリオにはこの「いろいろ」が3つあったのです。
私を含め、その他おおぜいの学生は2つどころかこの部分はまったくスルーしてしまい、シナリオ化していませんでした。
このとき、私は「すごいな~!」と思ったので、よく覚えているのです。
満場のなかで指摘された彼女が照れくさそうにはにかんだ様子までよく覚えています。
ひょっとして、このときの出来事が彼女を脚本家になろう、とさせたのでは?
考えられないことではないと思います。
だとすれば・・ 今をときめく脚本家がその道に進もう、と決意をした瞬間に私は立ち会えたことになる! きゃあ~っ! 感激!
人があるとき、あるものを目指す、と決断するのってほんの些細なことによるものが多いと思いませんか?
それからの道のりは果てがなく、コツコツと努力しても報われず、もうやめてしまおうかなんて何度も挫折を味わいながらも、最初に決意したたったひとつのささいなきっかけのときに味わった昂揚感であったり、自分が目覚めたかのようなパノラマ感を思うとよし、もう一度がんばってみよう、と思える。
1秒で出会ったものに一生をかける・・
これってバランスシートにかけるとすごく割りに合わないような気がしますが、でも間違いなく私が出会ったこれは、私にとって一生をかけるにふさわしいものなんだ、と信じさせてくれるものがあるんですね。
私の友人もそんなことを思っていたのでしょう。
最後に、
「出会うときがその人にとっては始めるとき。あとはずーっと続けることが大切だよね。休みながらでもいいし、細々のときがあってもいいし。気に入ったら切らないことやね。大切にすることよね。」とメールに書いてありました。
この彼女とは、大学を卒業して以来、四国と岐阜ということもあり、一度も会ってはいません。だから、もうかれこれ30年になるわけですね。
でも、私が辛いときや迷ったとき、長々とした手紙を書き、一番気持ちを打ち明けたのも彼女です。だから、あまり離れている、という気もしません。
こうした友人とのつながりも物理的に(土地)離れているから、もう友達は続けられない、と切ることはないように、私もオーラソーマとは本家イギリスやアザイアクトとはずいぶん物理的にも気持ち的にも距離を感じるけれど、それでも離れることはないでしょう。
さて、先月お知らせしたとおり、以前もおこないました岐阜市北方にありますイタリアンレストラン「ヴァレンシア」さんにて、オーラソーマのセッションを行います。
毎月 最終火曜日ですので、今月は26日(火)です。
詳細は、「オーラソーマヒーリングサロン 些々羅」に載せました。お時間の許す限り、是非のぞいてみてくださいね。
オーラソーマヒーリングサロン「些々羅」では、メールにてコンサルテーションのご予約を受け付けております。受付営業時間は月~土(AM10:00~PM4:30)です。
刻々と予約状況が変わるため、まずはメールにてご希望の日時をお聞かせください。
場所は、名鉄岐阜駅から徒歩5,6分のところです。(駐車場1台分有)
メルアドは
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に入っていただいて、「プロフィール」の欄を見ていただくと、載っています。
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