最近、我が家のダーリンはゴルフにはまっています。
ゴルフ自体は昔からやっていたようですが、はっきりいってスコアはお話にならないレベルです。
かといって、一緒に打ちっぱなしの練習場に行って彼のスイングを見ると私にも「そこそこ良いフォームしてるんでねぇの?」と思え、なにがいけなくてスコアがまとまらないのかよくわかりませんでした。
その彼が、アイアンのセットを買い換えました。
するととたんにとても当たるようになり、「やっぱりゴルフは道具だぁ!」とのたまわり、毎日練習場に通うくらいのゴルフ好きになってしまいました。
して、昨日のこと。
「EKKOちゃん、プレゼント買ってきたよ~!」と差し出してくれたのが、ユーティリティクラブ。
ロフト28度と22度のものを2本。
アイアンで言うと、4番アイアン、5番アイアンくらいに相当する飛距離が出るらしいです。
ダーリンは私が以前に「ウッドは当たるけど、ロングアイアンが当たらないし、5番ウッドとアイアンをつなぐ飛距離のものがない。」とこぼしたのを覚えていてくれたんですね。
こういうちょっとしたプレゼント(今回のものは値段にしたら、ちょっとした、ではすまなかっただろうけど・・)はとても嬉しいものです。
ダーリンは、こういうちょっとしたプレゼントをよくくれます。
この前は、「はい、Ekkoちゃん、オーラソーマと仕事の名刺入れは分けたほうがいいでしょ。」と名刺入れをくれました。
その前は、「はい、こういうの好きかな、と思って。」とダウンベストをくれました。「ファッションセンターしまむらの安物だけどさ。」とテレながら。
そのまた前は・・ もう忘れました。
なんだかちょこちょこくれるんです。
でも、私は誕生日とかの記念日ギフト以外に、そういえばダーリンに何もあげたことないなぁ。・・・ちょっと反省。
誕生日とかクリスマスとか結婚記念日とかのプレゼントももちろん嬉しいですが、そういうわかっている日にもらうプレゼントではなく、不意うちだから嬉しさも倍増、と言う部分もありますが、どうして私がこういうちょっとしたプレゼントが嬉しいのか、といいますと、いつもその人の心の中に居たんだな、と実感できるからです。
つまり、なんにも私にプレゼントしよう、その品を探しに行こう、とそんな気はなく、街をぶらぶらしている。
そんなとき、ゴルフショップを見かけ、自分も最近興味深いので、ちょっとのぞいてみようかな、とお店に入る。
そこで、自分のクラブだけでなく、女性用のクラブのコーナーも見る。(まず、この時点でうれしいよね。)
そして、そういえばあいつ、こういうのが欲しいって言ってたな・・と思いを馳せる。
なんだか、あいつにちょうど良さそうじゃないか、よし、買ってやろう。
まあ、こういうプロセスなわけですよね。
そこには、なにかモノに投影した私がいる。
これが嬉しいわけです。
私は、ダーリンに限らず、友人や家族にこういったプレゼントをするのもされるのも大好き。
この前も仕事を通じて友人になったずいぶん年下の方から、ラベンダー畑がいっぱいある高原に旅行に行ってきたの、と言ってマニキュアをいただきました。
(そういえば、今ってほとんどマニキュアって死語になったのね。ネイルだもんねぇ。でも足の場合はいまだにペディキュアって言うくせに。)
「坪内さん、香りが好きだっていってたから、これ、塗って乾く瞬間にラベンダーの香りがするんだって。」と言いながら。
へぇ~!
そんなマニキュア(死語だろうと私は使うよっ!)があったんだぁ!
たぶん、その方はいろんな人にお土産買わなくちゃ、とコーナーをウィンドウショッピングしている最中に「なになに? 乾くときに香るマニキュア? これは、きっと坪内さんが好きだわ!」と思い、お土産を買っていくまでもない私にもちょいプレゼントをしよう、と思い立ってくれたのでしょう。
そこには、その瞬間、その人の心の中に私が居たわけです。
こんな嬉しいことってないでしょー!!
もうひとつ。
ちょこっとプレゼントの良さとして、5000円とか1万円以上とかしそうなプレゼントをあげようとするともらうほうも「どうして?」って構えちゃうし、「こんなに高価なものをいただいたなら、覚えておいて、同等のものをいつかはお返ししなくちゃ。」と思うかもしれないけれど、ほんのちょっとした心遣いって程度の500円とか1000円とかいうものだと、もらうほうも気が楽。
素直に、「ありがとう~!」って堂々といただけちゃう。
これもちょこっとプレゼントのいいところですよね。
あ・・ ちなみにこの金銭感覚はあくまで私のものです。
はぁ~? 1万円ぽっちなんてちょこっとプレゼントじゃないのぉ? そんなもの堂々ともらうわよ、と言う方はそれはそれでその基準の世界で生きていってもらえばいいと思います・・
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